勃起のメカニズム
勃起の大きな流れは、①刺激→②神経系より勃起命令→③血液の流入→④勃起状態の維持という順序で成り立ちます。
この勃起のパターンには女性の裸を見たり、妄想をする事で勃起をするもの(中枢性勃起)と、マスターベーションやペッティングのように直接刺激を受ける事で勃起をするもの(反射性勃起)の2パターンがあります。
それぞれの刺激があると、男性器に血液を送ろうとする指令が脳から発令されるのですが、男性器に血液が流入すると何故勃起するのか?
それは男性器内にある海綿体というスポンジ状の組織に血液が流れ込み、筋肉の力ではなく男性器内の血液の圧力によって充血し、下方に垂れていた男性器が硬く大きくなることで勃起が起こります。
しかし海綿体に血液が流入しただけでは勃起を維持する事はできません。勃起を維持するためには海綿体に流れ込んだ血液を逃げないようにしなければなりません。
通常は勃起とともに性器の根元にある括約筋が閉じ、海綿体から血液の流出を防ぎます。この括約筋によって男性器の勃起状態は維持されるのです。
このように、正常な勃起を促す為には、
- 視覚・触覚の刺激を感じる「脳」が正常であること。
- 脳で受けた刺激を伝達する「神経」が正常であること。
- 血流を確保する「血管」が正常であること。
- 勃起状態を維持する「海綿体(男性器)」が正常であること。
が必須条件となります。