ED治療薬での死亡例

ED治療薬での死亡例 シンガポールの保健衛生局によると、2008年頃からED治療薬の偽造品(未認可の違法薬物)の販売が横行しており、5ヶ月間に149人の男性と1人の女性が低血糖症で入院し、その内4人は死亡、3人は昏睡状態に陥っているとの報道がなされました。

シンガポール当局によると、その偽造品のパッケージには存在しない工場の名前が書いてあったとのことです。こうした偽造品はどこで作られているのか。調査よると、中国や南米、中東などで偽造工場の存在が確認され、不衛生な環境で製造されている実態が明らかになっています。

医療機関外での購入について

医療機関外での購入について 日本ではバイアグラ・レビトラ・シアリスは医師の処方箋(しょほうせん)による処方薬です。病院以外の不正規ルート(インターネット等)で購入したED治療薬の6割近くが偽造品であり、思わぬ健康被害をもたらす可能性がある事が判明いたしました。不正規ルートで入手したED治療薬の使用には充分な注意が必要です。

また、不正規ルートで購入した医薬品において、副作用等で健康被害が生じた場合、公的救済(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となってしまいますのでその点についても注意が必要です。

法律関係(厚生労働省)

法律関係(厚生労働省)薬事法の第14条第1項(医薬品等の製造販売の承認)及び、第19条の2(外国製造医薬品等の製造販売の承認)においてED治療薬の製造販売が規制されています。

こうした薬事法に違反するものは、主にインターネット経由で「個人輸入」や「個人輸入代行」という形で入手される事が多い為、厚生労働省はそれらに対しても規制・指導に乗り出しています。(下記リンクを参照)