モンスターワイフ化する妻たち

不満気な女性 10月8日、テレビ朝日の「ワイドスクランブル」がセックスレス特集を企画しました。セックスレスで悩む妻達の座談と監修を協力しました。
今回の座談会は夫に誘われてもその気にならない妻達が集まりました。聞いているとあからさまに夫に向って「無理、したくない」と言ったり、「触らないで」と態度で示したりそれはそれはひどい寝室事情です。
エスカレートすると私が定義した“モンスターワイフ”になってしまいます。

セックス拒否をする様々な理由

座談会収録後、妻の方々と語り合いました。もちろん妻達がしたくなくなった理由は様々。夫が自己中心的であったり、いばりちらしていたり。
本来はその都度、お互いのこういうところは直しましょうと話し合うといいのですが、日常の細部を我慢し合って長い時を過ごすと「セックス拒否」という末期的症状となって噴出します。
妻側のセックス拒否は夫のEDを誘引します。(その逆で浮気を誘因するケースもありますが)

心因性EDはQOLや活力の低下を招く

考え込む男性この連載でも書いていますが男性は女性よりもデリケートで傷つきやすいのです。何度も「いやだ。したくない」と手をはねのけていたら男としてのプライドはズタズタ。怒りを通り越してだんだんみじめになってきます。おさらいをすると心因性EDはストレスが引き金になるのでしたね。
ということは妻に何ヶ月も拒否されていると夫は自信を喪失し勃起が不十分になる可能性は大なのです。
もう子供はいるのだからセックスしなくてもいいじゃないという女性の意見は尊重しますが、では夫の性の欲求と勃起問題はどうなるか?EDの症状を自覚すると男性は何かにつけ普段より自信がなくなり決断力がにぶったり、ふんばりがきかなくなると言います。つまりQOLが低下傾向になる。
そしてED気味になると必然的にモーニングエレクションもなくなる。MEも活力のバロメーターと言われています。EDやME不完全を自覚して元気がなくなるより、男らしく家庭をリードしてくれたほうが妻にとっても喜ばしい事です。

お誘いの徹底拒否は避けましょう

妻の無意識な一言で傷付き、それが度重なってEDになりバイタリティがなくなっていくなど本末転倒!
女性の皆様、特にセックスはもう卒業したと思い込んでいる方々は、我が言動を振り返ってみてください。夫もセックスを卒業したと思っていれば問題ないですがもし1%でもセックス現役思考がある男性でしたらEDを発症するのは辛い試練です。
たとえ、女性側が性に関心がなくてもパートナーの性の欲求はどうなんだろう、MEはあるのかなと気にしながら接してください。お誘いの徹底拒否は避けましょう。無理矢理に性交渉に応じるというのではなく、別の形で対応してあげるように。
今後の寝室問題について逃げずに話し合うなどいろいろ方法はあります。

【注釈】 ME:モーニングエレクション(早朝勃起)