パートナーにEDの症状が見られると、自分のせいにする女性が多数見うけられます。
自信を持つために美膣をめざしましょうと前回はお伝えしました。
なぜ自信がなくなるのか?
パートナーの陰茎が勃起しても挿入するとすぐ柔らかくなってしまう。
つまり、自分の膣がゆるかったり、濡れていなかったりで相手が気持ちよくないのでは?という思考です。
そんな女性側EDコンプレックスを改善するために膣ケアが必要なのです。
セックスレス改善からの新たなトラブル
膣のみならず女性はセックスの最中、性器官周辺に様々なトラブルが表われることがあります。
E美さんは39歳です。二番目のお子さまが生まれてからE美さんの方が乗り気がせず、セックスレスになり4年経ちました。
だんな様は30代。いつもマスターベーションでは寂しいから復活しようということになりました。
4年ぶりなので、二人とも食後にワインを一杯ずつ飲み、寝室でAVを流しながら事に臨みました。
正常に勃起、挿入まで進んだのですが、ここで驚く事態に!E美さん、尿意もないのに、ベッドの上で尿を漏らしてしまったのです。
だんな様は「なんだ?潮吹きか?」と驚きました。E美さんは恥ずかしさとショックで行為自体を中断してシーツの洗濯を始めました。
夜中に洗濯機を回しながら不安に襲われ、それ以降またセックスレスに。これはせっかくセックスレス改善しようとしたご夫婦にあらたに降りかかってきた問題です。
骨盤底筋トレーニングで血行も感度も改善
くしゃみをしたり、重いものを持ったり腹筋に力が入ると漏れてしまうのが尿漏れです。
E美さんのようにセックスが引き金で尿が漏れるかたも出てきます。E美さんはこのことで自分の膣、排尿に関する器官に自信がなくなってしまいました。
実はこういう場合も前回の膣トレーニングは効果があるのです。
泌尿器科の関口由紀先生もこうおっしゃっています。
「女性は骨盤が大きいので骨盤底筋が緩みがち。そのうえ、妊娠出産でそれに拍車がかかります。
尿漏れは運動不足でも引き起こされます。前回伝えた骨盤底筋を来るトレーニングを続けると尿道、膣、肛門の締まりもよくなります。
そして、体内の血流もよくなるので、冷え性改善、さらにはセックスの感度が上がるのです。女性に嬉しいことだらけです。」
E美さんには、骨盤底筋を鍛えるようアドバイスし、半年後はまたセックスが復活したと報告がありました。
ポジティブに魅力的な女性であるために
夫のEDが自分のせい、セックスレスは自分のせい、と思いがちになる方はたくさんいますが、自分の体調がよくなり、性器官に自信が戻るとネガティブに考える事はなくなります。
まず、自分が元気できれいでセクシーでいること。その上でパートナーのED問題に一緒に取り組むのがベストです。
妻、彼女が魅力的であり続ける事はED改善の一要素です。
自分の膣に自信がないなど言っていたらEDはいつまでも改善しません。
女性泌尿器科医 関口由紀先生
http://sekiguchiyuki.hatenablog.com/