前回(男性視点で考える挿入可能の勃起問題)に引き続き、週刊ポストのセックス調査企画から考える男性目線のED・セックスレスについてです。

考える男性

永井教授の提言は男性だけでなく女性も参考にすべし

週刊ポスト3/4日号では川崎医科大学附属病院泌尿器科の永井敦先生が解説してくださっています。
永井先生のご講演は何度も拝聴しましたが、熟年男性の本音を理解し、的確にアドバイスをしておられます。ユーモア精神も旺盛ですので、過激な画像でも笑いながら見ることができ、セックスについて真摯な姿勢で向き合う気持ちになれます。

私もかつて質問したことがちょうどこの号に掲載されていました。男性向けのアドバイスではありますが、実は女性にも効く。これは確かですので、女性のかたもアドバイスにしたがってみてください。

Q:まったくのセックスレスですとEDになりやすく、マスターベーションだけでも必要なのではないか?

A:マスターベーションによる刺激で勃起機能を保たせることができます。健康にもいいのです。
射精回数が多いほど、心臓疾患リスクが少ないという研究発表がアメリカであるそうです。

なお、女性の方も、まったくセックスレスという期間が何年も続くと性的感覚がにぶくなると考えられます。愛液も減少するのでは。

よって私は女性側にもセックスレスであろうがなかろうがマスターベーションは継続するように進めています。この結果、「数年ぶりに夫に求められたけどうまくできた」という喜びの声を多数いただいています。

Q:日常でもエッチなことを考えていることはいいことか?

A:性的な刺激を脳に与えれば陰茎海綿体に血液が流れます。血管が拡張されます。

そうです、EDは血管が細くなって勃起できなくなる症状。血流をキープするためにもセクシーなことを考えるのは正解です。

私は女性側にはセクシースイッチをオンにしましょうと提案しています。官能小説を読むもよし、ネットでエッチなコミックを見るもよし。脳がエッチに反応すると、身体も自然に熱くなるはずです。セクシーなことを避けるガチガチにまじめな考えは捨てましょう。

いかがでしょうか。女性にとってもためになる、素敵な回答だと思います。
男性にせよ女性にせよ、マスターベーションもパッタリ無くなり、性的なことを考えたりすることさえもパッタリ止めてしまうのは、EDやセックスレスを招くばかりか、心身の健康にも影響するおそれがあるのですね。

日常生活のなかでも、どこかでセクシースイッチを入れるタイミングをつくっておくと良いかもしれません。参考にしてみてください。