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目の前で奥さんや恋人に泣かれてしまい、オロオロしてしまった経験はありませんか？昔から「男は女の涙に弱い」と言われていますが、実は最近、この「女性の涙」に含まれる化学成分が、文字通り”男を弱くしている”可能性があることがわかったそうです。
女性の涙で性的興奮が抑制
イスラエルのワイツマン基礎科学研究所のゲルシュタイン博士らは、2人の女性（30歳と31歳）に協力してもらい涙を採取しました。そして被験者の24人の男性（平均年齢27歳）にこの涙を嗅がせたところ、この女性の涙によって男性の性的興奮が抑制されることが明らかになったというのです。
さらに被験者男性の脳を磁気共鳴装置（MRI）で調べたところ、性的興奮を感じる視床下部での脳の活動性や血中のテストステロンの濃度が低下していたこともわかったそうです。
テストステロンの濃度低下でEDの危険
男性の血液中にあるテストステロンと言えば、いわゆる「性欲」「性衝動」を起こす作用がある男性ホルモンの一種です。異性を惹きつけるフェロモンを発生させて、ドーパミンという興奮作用のある神経伝達物質を増やします。そして、骨盤神経に作用して勃起を起こすなど、男性がセックスを行うために必要な「興奮」「勃起」などのスイッチを次々とONにする働きがあるのです。
このことからもわかるように、テストステロンの濃度が低下してしまうと、性欲が減退し、更にはEDになってしまう危険もあります。どうやら「女性の涙」は男をオロオロさせるだけではないようです。このような調査結果が出てしまったからには、できるだけ奥さんや恋人に優しく接して、涙を流させないように努める必要がありそうです…。
