せっかくセックスのチャンスが巡ってきたというのに勃起しなかったり、朝立ちの頻度が減ってきたり。そしてそれが更に自信喪失に拍車をかけていく…。「やはり年齢には勝てない」と年齢を理由にセックスを諦めている男性は多いのではないでしょうか?今回はそのような男性に”若いからセックスができる”という考えを捨て、”セックスで若さを保つ”という方向に考えをシフトさせてみましょう!という新しいご提案です。
廃用性萎縮
人間の体は「廃用性萎縮」と言って、”使っていない機能は必要ない”と体が勝手に判断し、使わないところからどんどん機能が衰えていってしまうという性質を持っています。このことからも、若く保ちたい、衰えさせたくない機能は積極的に使うべきだということがおわかり頂けるかと思います。そうは言っても、中高年、特に60代以上となると、いつでもセックスができるわけではないかもしれません。セックスしたい気持ちはあっても、体が、特に下半身が言うことを聞かないこともあるでしょう。そしてそれがストレスとなり、EDの原因にもなりかねません。
朝勃ちの活用
そこで『40代からの心と体に効く[生涯SEX]のすすめ』(扶桑社新書)の著者で、世界一のED治療症例数を持つ竹越昭彦・浜松町第一クリニック院長がすすめるのが、「朝勃ちの活用」です。
「朝勃ちが起こるのは、眠りの浅い、いわばまどろみの中にいる状態。この時を利用すれば、リラックスして、精神的なプレッシャーを感じずにセックスすることが可能です」
意識せずに自然に勃起した状態なら、緊張したり悩んだりせずに、スムーズにセックスに入ることができるというわけです。最初こそは奥さんに驚かれるかもしれませんが、慣れれば「朝セックス」が二人の新習慣になることも考えられます。朝勃ちを活用してセックスをし、ペニスを元気に保てば、機能の衰えを防ぐことができ、朝勃ちもしやすくなるかもしれません。朝セックスを習慣にすることにより、体の機能の若さを保つことができるということです。
朝セックスがこれからの中高年の新習慣として定着すれば、何年か後にはED患者が減少している…ということも起こり得るかもしれません。