久美(仮名)さん(28歳・女性)からの相談
付き合っている彼のEDのことについて相談させてください。
彼は今年35歳で、私は28歳です。付き合って3年半になります。近いうちに結婚したいと考えているのですが、ここ1年くらいは行為がまったく無くて、不安でたまりません。
付き合い始めの頃は頻繁にあり、特に問題もありませんでした。その後、同棲を始めてから回数自体も減りましたし、しても最後までいけないことが増えました。最後にしたときは、ほとんど硬くなりませんでした。やはりEDではないかと思います。
一緒に住んでいるからそばにいるのが当たり前になりすぎて、自分に魅力を感じなくなり、それがEDの原因なのではないかと思うと、とても暗くて悲しい気持ちになります。
一度、どうしても耐えられなくなり、泣きながら気持ちを打ち明けました。彼は優しく「今は忙しいだけ。大丈夫だから」と言ってくれたのですが、私は納得できませんでした。それが相手にも伝わっているのか、以前とは違うギクシャクしたものが消えません。誰にも相談できないので、彼のいないところで一人で泣くしかできず、とてもツライです。
彼も私も子どもが好きで、彼も「いずれは欲しいね」と言ってくれているので、結婚すれば少しは意識が変わるのではないかと思っているのですが、大丈夫でしょうか?回数は多くなくていいのでせめて行為があった頃の状態に戻りたいです。何か私にできることはないでしょうか?
三松真由美 氏からのアドバイス
久美さん、結婚前の女性のお気持ち、ワクワクするかたわら、マリッジブルーなる気持も
入り乱れ、不安になる時期です。2013年にマイナビウーマンがマリッジブルーについて調査しました。女性の3割が経験あるという結果です。一生に一度のパートナーを決める結婚前の時期。
理想のパートナー像を少しでもはずれると、不安になってしまうものです。
久美さんのパートナーは35歳、仕事も責任あるポジションをまかされ、精神的に
辛い時があると思われます。20代の頃とくらべ、体力も落ちてくる世代。深夜残業、徹夜になるとリカバリーが効きにくくなります。
パートナーの仕事の状態はいかがでしょう。体力面、精神面で厳しいことはないか
そっと言葉がけをしてあげてください。彼は「忙しい」とは言っているんですよね。
「彼女には言えない」というかたと「彼女に話したらすっきりした」というかたがいます。
久美さんのパートナーはどちらのタイプかわかりませんが、辛い事でも隠さず話し合えると結婚後も「いらぬ心配」から開放されます。
そして問題はEDですね。1年セックスレスというのは厳しい状況です。お付き合いが3年半、そろそろ恋愛初期の高騰感は薄れてきます。久美さんに魅力がなくなっているわけではありません。男性とはそういうものと認識してあげてください。
すると、EDの原因は何か?やはり、彼が言う通り、激務に追われてそれどころではない、
体力が落ちて、その気にならない。あるいは伝えてないかもしれませんが、会社で嫌な事があったなどが推測できます。このサイトで学習しておられると思いますが若いかたのEDは心理的な要因が影響します。上司に嫌みを言われている、ライバルが昇進している、プロジェクトで失敗したなどなど男性の気持を窮地に追い込む原因は多々あります。
そういうこともEDの原因になり得ると知っておくとよいでしょう。
EDのパートナーに対してNG行為があります。
「病院へ行け」と強要することと、泣く事です。
彼はじゅうぶん久美さんの気持はわかっているはずですから、これからは
彼の前で泣かないようしてください。
今は、久美さんから性行為を誘うのではなく、軽いスキンシップ、キスの継続と、健康管理に努めるのがよいでしょう。彼がこのED問題に向き合う事をそばで見守るのです。
久美さんは子供をつくるためのSEXを求めますか。
それとも、愛の行為として継続したいと思いますか。
ご自分の性のポテンシャルを把握して、もし後者であれば、今なら間に合うので
SEXライフが一致するパートナーを選ぶ選択肢もあります。
彼がEDを治療せず、セックスレスのまま結婚するとしたら、彼には久美さんを愛する意識が欠如していると判断してもいいでしょう。
結婚前にセックスレスだった男性が結婚して改善したという事例はかなり少ないというのが厳しい現実です。彼の年齢ですとEDは治りますので、あとは「彼の問題」なのです。
久美さんの気持は伝えているわけですから、それにどう答えてくれるかで結婚を決めてもいいのではないでしょうか。
たとえ結婚後、子供ができたとしても、久美さんとの性の不一致があるとしたら、
久美さんは悲しい気持をずっと持つことになります。
子供ができたあとのセックスレス問題が妻を苦しめている現状をたくさん聞いています。
参考までに
こちらを読んで見てください。
『新 抱かない男の見分け方』三松真由美