何度も書いていますが、男性がED気味になりますと、自信がなくなり性交渉自体を避ける傾向になります。
そうです、セックスレスの始まりです。
お努め終了、セックスは卒業と考える妻であれば問題ありませんが、そうでない場合(こちらの記事をお読みの方は後者ですね)、女性の性器官にも不具合が生じることがあるようです。
怪我でもセックスレスでもリハビリが必要
足の怪我などで寝たきりになり、やっと動けるようになって歩こうとするとうまく歩けない、リハビリが必要という場合があります。
まさに、私は5年前に足首を捻挫しました。
ギプスで固めていまして、痛みが消えた頃、足の指でグーチョキパーをしようと思うと、指が動きませんでした。
使わない器官は衰える。これはセックスにも置き換える事ができるのではないでしょうか。
セックスがないと膣などの器官は長年閉じたままになります。
よって、久々に再開となった時に濡れが少ない、膣壁が硬くなっていて痛みを生じるという事例が多々あります。
夫だけがEDで悩む訳ではない
夫のEDは妻のFSD(女性性機能障害)の一因になるのかもしれません。
泌尿器科医師の関口由紀先生に、論文を紹介していただきました。
「Sexual dysfunction in women partners of men with erectile
dysfunction.」原文はこちら(英語)が書かれた文です。
訳しますと「カップルにおいて男性側にEDの傾向、可能性がある場合、女性側にも何らかの性障害が見られる」という内容でした。
私が1609名の既婚女性に調査を行った結果でもセックスの頻度が多いほどオーガズムの経験割合が高くなっていました。
自転車やミシンも油が切れればスムーズに動かない
私はよく、自転車とミシン(最近ミシンを使う女性は大減少ですね)を例えに講演しています。
自転車もミシンも長年使わないと油が切れてスムーズに動かない!定期的に動かしておきましょうと。
ミシンはあまりにも過去の遺物ですので、もうひとつ、私の体験談を。
プリンターです。2台あるので、1台中心に1年間使っていました。
使っていた方のインクがたまたま切れたので、お休みしていたプリンターを1年ぶりに動かそうとすると「クリーニングしてください」と何度も何度も表示されて結局印刷できず。
やはり、たまに『お手入れ』しないと不具合が生じるのだと感じました。
パートナーがEDでセックスレスが1年以上続いている方は、ED改善をすすめるのと同時に、ご自分の性器官の『お手入れ』も必要です。
パートナーが病院へ行くのを待っていてセックス復活に8年経ったかたもいるのです。
『お手入れ』に関しましては次回お伝えします。
女性泌尿器科医 関口由紀先生
http://www.luna-clinic.jp/aboutclinic/index.html