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ワイゾロン
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ワイゾロン
商品の写真(医薬品のパッケージ)に関するご注意事項
ワイゾロンは、プレドニン錠と同じ有効成分プレドニゾロンを含む内服用ステロイド剤です。5mgと20mgの2規格があり、高用量時も錠数を減らせます。

ワイゾロン

Atsu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
5mg 5mg
1錠 70
20mg 20mg
1錠 86
正規品保証 正規品保証
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ワイゾロン(ステロイド内服薬:プレドニン ジェネリック)

ワイゾロン(Wysolone)は、プレドニゾロンを有効成分とする内服用のステロイド剤です。抗ヒスタミン薬や点鼻薬では抑えきれない重症の花粉症やアトピー性皮膚炎に対しても、強力な抗炎症作用を発揮します。

日本では「プレドニン錠」として長年使用されてきた実績のある成分であり、ワイゾロンは同一の有効成分を含む海外製のプレドニゾロン製剤として、インドのファイザー(Pfizer Ltd., India)が製造販売しています。全身に対して抗炎症作用や免疫抑制作用を示し、極めて多くの疾患に適応が認められている汎用性の高い医薬品です。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Atsu

薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。

ワイゾロンの概要

  • プレドニゾロンを有効成分とする内服用ステロイド剤
  • 日本では「プレドニン錠」として知られる成分のジェネリック医薬品
  • 重症の花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息などに高い効果を発揮
  • 100種類以上の疾患に適応が認められている
  • ファイザー(Pfizer)が製造販売

ワイゾロンは、合成副腎皮質ホルモン(ステロイド)に分類される医薬品です。外用のステロイド剤では効果が不十分な場合や、塗布できない部位に炎症がある場合、広範囲に症状が及んでいる場合などに有用です。

ステロイド内服薬は効果が強力な分、使用方法に注意が必要です。連用後に急に服用を中止すると離脱症状が生じる可能性があるため、服用を終了する際は徐々に減量することが重要です。

商品名ワイゾロン(Wysolone)
内容量5mg:15錠
20mg:15錠
効果・効能アレルギー性疾患、炎症性疾患、膠原病、リウマチ疾患など
有効成分プレドニゾロン(Prednisolone)5mg / 20mg
副作用脂肪の異常沈着、いらいら感、不眠、消化不良、むくみなど
形状・剤形錠剤
ブランドファイザー(Pfizer)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

プレドニゾロンは1956年に日本で承認されて以来、長い使用実績を持つ合成ステロイド剤です。

ステロイドの分類では「短〜中時間作用型」(生物学的半減期:12〜36時間)に位置づけられ、デキサメタゾンやベタメタゾンなどの長時間作用型と比較すると、視床下部-下垂体-副腎(HPA)軸への抑制が相対的に軽度とされています。

そのため用量調節がしやすく、漸減計画を立てやすいという利点があります。

ただし「穏やか」とはいえ全身性ステロイドであることに変わりはなく、用量・期間に応じた副作用管理が不可欠です。

ワイゾロンはこんな方におすすめ

  • 抗ヒスタミン薬では花粉症の症状が抑えられない方
  • アトピー性皮膚炎が急性増悪して外用薬では対応できない方
  • 喘息発作が重症化して通常の治療で改善しない方
  • 関節リウマチや膠原病の症状を緩和したい方
  • 塗り薬では対応できない広範囲の炎症がある方

ワイゾロンの有効成分について

ワイゾロンの有効成分であるプレドニゾロンは、合成副腎皮質ホルモン(ステロイド)に分類される成分です。天然の副腎皮質ホルモンであるコルチゾールの構造を化学的に修飾したもので、抗炎症作用が強化されています。

プレドニゾロンは、細胞質内のグルココルチコイド受容体と結合し、受容体-ステロイド複合体が核内に移行することで作用を発揮します。この過程により、抗炎症タンパク質(リポコルチン-1など)の転写が促進される一方で、炎症性サイトカイン(IL-1、IL-6、TNF-αなど)やプロスタグランジン合成に関わる酵素(COX-2など)の発現が抑制されます。

さらに、免疫細胞(T細胞・好酸球・マスト細胞など)の活性化や遊走を抑制する作用もあるため、アレルギー反応や自己免疫疾患にも効果を示します。日本では極めて多くの疾患に対する適応が認められており、内科・皮膚科・眼科・耳鼻咽喉科など幅広い診療科で処方されています

ワイゾロンの効果・効能

  • アレルギー性疾患(重症の花粉症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎など)
  • 炎症性疾患(各種の炎症、術後の炎症など)
  • 膠原病(全身性エリテマトーデス、強皮症など)
  • リウマチ疾患(関節リウマチなど)
  • その他(潰瘍性大腸炎、ネフローゼ症候群など)

ワイゾロンには、体の中の炎症を鎮める作用と、免疫反応を抑制する作用があります。これにより、炎症性の疾患、免疫異常で生じる疾患、アレルギー性の疾患に対して幅広く効果を発揮します。

花粉症には重症時に使用

花粉症の治療においては、まず抗ヒスタミン薬(アレグラ、ザイザルなど)や鼻噴霧用ステロイド薬が使用されます。それらで効果が不十分な重症例に限って、ワイゾロンのような内服ステロイドが選択されます。

ワイゾロンの先発品であるプレドニン錠の臨床試験では、アレルギー性鼻炎に対して83.6%の有効率が報告されています。同じプレドニゾロンを含有するワイゾロンにも同等の効果が期待できます。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

「鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版」では、重症・最重症のアレルギー性鼻炎に対し、第2世代抗ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイド薬などの標準治療で効果不十分な場合に、経口ステロイドの短期投与が選択肢として示されています。

花粉症に使用する場合の一般的な用量は、プレドニゾロンとして1日10〜20mg程度を1〜2週間が目安とされ、症状が改善すれば速やかに減量・中止し、抗ヒスタミン薬や点鼻薬に戻すのが原則です。

ステロイド内服薬は即効性がある反面、長期使用では副腎抑制や骨粗鬆症などのリスクが高まるため、漫然と使用を続けないよう注意してください。

ワイゾロンの服用方法・使用方法

下記の用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。

1日の用量プレドニゾロンとして5〜60mg
(5mg錠の場合:1〜12錠/20mg錠の場合:1/4〜3錠)
1日の服用回数1〜4回に分けて服用
服用するタイミング食後が望ましい

ワイゾロンの用量や服用回数は、疾患・年齢・症状によって異なります決して2回分を一度に服用しないでください。

飲み忘れた場合は、気付いた時点ですぐに服用します。ただし、次の服用予定時刻が近い場合は1回分を飛ばしてください。

使用上の注意

  • 急に服用を中止しない:連用後に急に服用を中止すると、発熱・頭痛・関節痛などの離脱症状があらわれることがあります。服用を終了する場合は徐々に減量してください。
  • 長期連用を避ける:効果が見られない場合は漫然と長期間服用しないでください。
  • 感染症に注意:服用中は免疫機能が低下するため、水痘(みずぼうそう)や麻疹(はしか)に感染すると重症化する可能性があります。

ワイゾロンと先発品プレドニン錠の比較

ワイゾロンは、日本で「プレドニン錠」として販売されているプレドニゾロン製剤のジェネリック医薬品です。両者の主な違いを以下にまとめます。

項目ワイゾロンプレドニン錠
分類ジェネリック医薬品先発医薬品
有効成分プレドニゾロン 5mg / 20mgプレドニゾロン 5mg
製造元ファイザー(Pfizer)シオノギファーマ(製造販売元)
入手方法個人輸入医療機関での処方

ワイゾロンはプレドニン錠と同じ有効成分を同用量含んでおり、同等の薬理作用が期待できます。また、20mg錠もラインナップされているため、高用量が必要な場合に錠数を減らせるという利点があります。

ただし、ワイゾロンは日本国内で薬事承認を受けた後発医薬品(ジェネリック)ではなく、海外製の医薬品を個人輸入で入手する形となります。個人輸入品は日本の薬事規制の対象外であり、品質や安全性に関する保証が日本国内の承認薬とは異なる点にご留意ください。

ワイゾロンの警告・禁忌・副作用

警告

ワイゾロンをがん化学療法に使用する場合は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで使用してください。

禁忌(服用できない方)

  • プレドニゾロンに対して過敏症の既往歴がある方
  • デスモプレシン酢酸塩水和物(ミニリンメルト)を使用中の方

慎重投与(注意が必要な方)

以下に該当する方は、服用前に主治医にご相談ください。

  • 感染症にかかっている方
  • 消化性潰瘍のある方
  • 糖尿病の症状がある方
  • 高血圧症の方
  • 骨粗鬆症のある方
  • 緑内障または白内障のある方
  • 精神病の方
  • 妊婦または授乳中の方

副作用

ワイゾロンの服用により、以下の副作用があらわれることがあります。

主な副作用

  • 脂肪の異常沈着(満月様顔貌、野牛肩など)
  • いらいら感、不眠
  • 消化不良、胃痛
  • むくみ
  • 発疹
  • 生理不順

服用開始初期には、いらいら感や不眠、消化不良などの症状が生じやすくなっています。長期服用時には脂肪の異常沈着が生じやすくなります。

重大な副作用

  • 誘発感染症、感染症の増悪
  • 続発性副腎皮質機能不全
  • 消化管潰瘍、消化管穿孔
  • 糖尿病
  • 骨粗鬆症、骨頭無菌性壊死
  • 緑内障、白内障

重大な副作用の症状があらわれた場合は、直ちに服用を中止してください。

ワイゾロンの他の薬との相互作用

併用禁忌

デスモプレシン酢酸塩水和物(ミニリンメルト)。男性の夜間頻尿治療薬です。

  • 併用により低ナトリウム血症が発現するおそれがあります。

併用注意

バルビツール酸誘導体、フェニトイン、リファンピシン

抗てんかん薬や抗結核薬など。

  • ワイゾロンの効果が減弱することがあります。

糖尿病用薬・インスリン製剤

メトホルミン、グリメピリドなど。

  • 糖尿病治療薬の効果が減弱することがあります。

利尿剤(カリウム保持性利尿剤を除く)

フロセミド、アセタゾラミドなど。

  • 低カリウム血症があらわれることがあります。

サリチル酸誘導体

アスピリンなど。

  • ワイゾロンを減量するとサリチル酸中毒を起こすことがあります。

ワイゾロンの注意事項

  • 直射日光を避け、湿気の少ない涼しい場所で保管してください。
  • こどもの手の届かない場所に保管してください。
  • 使用期限を過ぎたものは服用しないでください。
  • 服用中に水痘(みずぼうそう)や麻疹(はしか)の症状が疑われる場合は、直ちに受診してください。
  • 生ワクチンの接種を予定している方は、事前に申告してください。
⚠️薬剤師による補足
Atsu

ステロイド内服薬を一定期間以上(目安としてプレドニゾロン換算で1日5mg以上を2〜3週間以上)使用していると、体内の副腎皮質からのコルチゾール分泌が抑制された状態になっています。

この状態で急に服用を中止すると、体内のコルチゾールが不足し、副腎クリーゼ(急性副腎不全)や離脱症候群を引き起こす危険性があります。

主な離脱症状としては、発熱・頭痛・倦怠感・関節痛・筋肉痛・吐き気・血圧低下などが挙げられます。

服用を終了する際は、数日〜数週間かけて段階的に減量(漸減)する必要があるため、自己判断で中止せず、必ず医師の指示に従ってください。

ワイゾロンのよくある質問

ワイゾロンはどのくらいで効果が出ますか?

ワイゾロンは服用後、比較的早く効果があらわれます。花粉症やアレルギー症状に対しては、服用後数時間〜1日程度で症状の改善を感じられることが多いです。ただし、疾患によって効果の発現時期は異なります。

ワイゾロンは何日間服用できますか?

花粉症などの急性期症状に対しては、1〜2週間程度の短期間使用が一般的です。関節リウマチや膠原病などの慢性疾患では長期服用が必要になる場合もあります。長期服用が必要な場合は、副作用に注意しながら可能な限り少量を維持するよう調整します。

ワイゾロンとプレドニン錠は同じですか?

ワイゾロンはプレドニン錠のジェネリック医薬品です。どちらも同じ有効成分(プレドニゾロン)を含んでおり、同等の効果が期待できます。プレドニン錠は日本のシオノギファーマが製造販売し、ワイゾロンはファイザーが製造販売しています。

ワイゾロン服用中にお酒を飲んでも大丈夫ですか?

ワイゾロン服用中の飲酒は推奨されません。アルコールは胃粘膜を刺激するため、ステロイドの副作用である消化管障害のリスクが高まる可能性があります。服用期間中は飲酒を控えるか、量を控えめにすることをおすすめします。

ワイゾロンに関連する添付文書等の参考資料

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