ジルテック(花粉症・アレルギー治療薬:セチリジン塩酸塩)
ジルテック(Zyrtec)は、有効成分セチリジン塩酸塩を10mg配合した第2世代の抗ヒスタミン薬です。
花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎に伴うかゆみなど、幅広いアレルギー症状に効果を発揮します。服用後約1時間で効果が現れ始め、1日1回の服用で約24時間にわたり症状を抑えることができます。
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また、ジルテックの体験談レポート、口コミ・効果・感想(レビュー)もございますので、こちらもぜひご覧ください。



ジルテックの概要
- セチリジン塩酸塩10mgを配合した第2世代抗ヒスタミン薬
- 花粉症、通年性アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎のかゆみに効果を発揮
- 服用後約1時間で効果が現れ始め、約24時間持続
- 1日1回の服用で長時間アレルギー症状をコントロール
- ユーシービーが製造する、1箱20錠入り
ジルテックの製造元はユーシービー(UCB S.A.)です。ユーシービーはベルギー・ブリュッセルに本社を置くグローバルバイオファーマ企業で、神経学・免疫学領域を中心に医薬品を製造・販売しています。セチリジン塩酸塩は1980年代に開発され、世界各国で広く使用されてきた実績があります。
| 商品名 | ジルテック(Zyrtec) |
|---|---|
| 内容量 | 20錠 |
| 効果・効能 | ・アレルギー性鼻炎(季節性・通年性) ・蕁麻疹 ・皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎・痒疹・皮膚そう痒症) ・アトピー性皮膚炎 |
| 有効成分 | セチリジン塩酸塩 10mg |
| 副作用 | 眠気、倦怠感、口の渇き、吐き気など |
| 形状・剤形 | フィルムコーティング錠 |
| ブランド | ユーシービー(UCB S.A.) |
Atsuジルテックは、第2世代抗ヒスタミン薬のなかでも比較的強い抗ヒスタミン作用を持つ薬です。
日本では1998年に承認され、医療機関で広く処方されてきた実績があり、エビデンスの蓄積も豊富といえます。
花粉症のシーズンだけでなく、ダニやハウスダストによる通年性アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎のかゆみにも効果が期待できるでしょう。
ただし、抗ヒスタミン作用が強い反面、第2世代のなかでは眠気の副作用が比較的出やすい点に注意が必要です。添付文書では「自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること」と記載されているため、就寝前の服用を推奨します。
ジルテックはこんな方におすすめ
- つらい鼻水やくしゃみをしっかり抑えたい方
- 1日1回の服用で長時間効果が続く薬を求めている方
- 花粉症だけでなく、ハウスダストなどによる通年性鼻炎にお悩みの方
- 蕁麻疹やアトピー性皮膚炎のかゆみを和らげたい方
- 他の抗ヒスタミン薬では効果が不十分だった方
ジルテックの有効成分について
ジルテックには、持続性選択H1受容体拮抗薬であるセチリジン塩酸塩が10mg配合されています。セチリジンは、第1世代抗ヒスタミン薬であるヒドロキシジンの活性代謝物として開発された成分です。
アレルギー反応が起こると、体内でヒスタミンという化学物質が放出され、くしゃみ・鼻水・かゆみなどの症状を引き起こします。セチリジンはヒスタミンが結合するH1受容体を選択的にブロックすることで、これらの症状を抑えます。
第2世代抗ヒスタミン薬に分類されるセチリジンは、第1世代に比べて脳への移行が少なく、眠気などの中枢神経系への影響が軽減されています。ただし、同世代のフェキソフェナジンやビラスチンなどと比較すると眠気は出やすい傾向にあるため、その点は認識しておく必要があるでしょう。
Atsuセチリジンは、ヒドロキシジン(第1世代抗ヒスタミン薬)の体内での主要な活性代謝物です。
ヒドロキシジンが肝臓で代謝されて生成される物質であるため、代謝の影響を受けにくく、効果の個人差が比較的小さいという特徴を持っています。
また、セチリジンはヒスタミンH1受容体への選択性が高く、ムスカリン受容体やセロトニン受容体への影響が少ないため、口の渇きや便秘といった抗コリン作用は第1世代に比べて大幅に軽減されているのも利点でしょう。
臨床試験データでは、空腹時の服用後約1時間で血中濃度がピークに達し、約24時間にわたり有効な抗ヒスタミン作用が持続すると報告されています。
ジルテックの効果・効能
- アレルギー性鼻炎(季節性・通年性):くしゃみ、鼻水、鼻づまりの緩和
- 蕁麻疹:皮膚のかゆみ・発疹の抑制
- 皮膚疾患に伴うそう痒:湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症
- アトピー性皮膚炎:かゆみの軽減
ジルテックの効果は服用後約1時間で現れ始め、約24時間持続します。1日1回の服用で、終日にわたりアレルギー症状をコントロールできるのが大きな利点です。
スギ花粉などの季節性アレルギー性鼻炎にはもちろん、ダニやハウスダストが原因の通年性アレルギー性鼻炎にも効果が期待できます。また、皮膚のかゆみを伴うアレルギー疾患にも幅広く使用されています。
ジルテックの服用方法・使用方法
ジルテックは1日1回、就寝前に水またはぬるま湯で1錠を服用します。眠気が出やすいため、就寝前の服用が望ましいです。
| 用法・用量 | 1回1錠を水またはぬるま湯で服用 |
|---|---|
| 1回の用量 | 1錠(セチリジン塩酸塩10mg) |
| 服用タイミング | 1日1回、就寝前 |
| 1日の最大服用量 | 20mg(2錠)まで |
| 食事の影響 | 食事によりTmaxがやや延長するが、吸収量への影響は少ない |
使用上の注意
- 眠気を催すことがあるため、車の運転や危険を伴う機械の操作、高所での作業は避けてください
- 効果が認められない場合は、漫然と長期間にわたり服用しないでください
- 季節性アレルギー性鼻炎(花粉症など)には、アレルゲンが飛散する季節の直前から服用を開始し、シーズン終了時まで続けることが望ましいです
- アルコールとの併用は眠気を増強するおそれがあるため避けてください
Atsuジルテックは眠気が出やすい薬のため、就寝前の服用がよいでしょう。
花粉症に使用する場合は、花粉の飛散が本格化する前(初期療法)から服用を開始すると、シーズン中の症状を軽減できるとされています。
通常は1日1錠(10mg)ですが、年齢や症状によって医師の判断で1日最大20mg(2錠)まで増量できる場合があります。
ただし、腎機能障害のある方は薬の排泄が遅れるため、用量の調整が必要です。クレアチニンクリアランスの値に応じて減量してください。
ジルテックと他の抗ヒスタミン薬の違い
ジルテックは第2世代抗ヒスタミン薬に属しますが、同世代のなかでも効果の強さと眠気の出やすさに特徴があります。
| 薬剤名 | 有効成分 | 抗ヒスタミン効果 | 眠気 |
|---|---|---|---|
| ジルテック | セチリジン | 強い | 出やすい |
| アレグラ | フェキソフェナジン | 中程度 | 非常に少ない |
| ザイザル | レボセチリジン | 強い | やや出やすい |
| クラリチン | ロラタジン | 中程度 | 少ない |
ジルテックの活性本体であるレボセチリジンを取り出したのがザイザルです。ザイザルはジルテックの半量で同等の効果が得られるとされ、眠気もやや軽減されています。
アレグラやクラリチンは眠気が少ない一方で、抗ヒスタミン効果はジルテックに比べると穏やかです。症状が強い場合はジルテック、日中の活動を重視する場合はアレグラやクラリチンが適しているといえるでしょう。
ジルテックの警告・禁忌・副作用
禁忌(服用できない方)
- セチリジン塩酸塩またはピペラジン誘導体(レボセチリジン、ヒドロキシジンを含む)に対して過敏症の既往歴がある方
- 重度の腎機能障害(クレアチニンクリアランス10mL/min未満)のある方
慎重投与
- てんかん等のけいれん性疾患またはこれらの既往歴がある方
- 腎機能障害のある方(クレアチニンクリアランス10〜60mL/min)
- 肝機能障害のある方
- 高齢の方
- 妊婦または妊娠している可能性のある方
- 授乳中の方
副作用
ジルテックで起こる可能性のある主な副作用は以下のとおりです。
- 眠気
- 倦怠感
- 口の渇き
- 吐き気
- 食欲不振
- 頭痛
- めまい
- 動悸
これらの副作用のうち、最も頻度が高いのは眠気です。服用後は自動車の運転や高所での作業を避けてください。症状が長く続く場合や日常生活に支障が出る場合は、医療機関を受診してください。
重篤な副作用
ごくまれに、以下のような重篤な副作用が報告されています。
- ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、血管浮腫、呼吸困難、血圧低下など)
- てんかん、痙攣
- 肝機能障害、黄疸
- 血小板減少
Atsuジルテックの副作用で最も注意すべきは眠気です。
第2世代抗ヒスタミン薬のなかでもセチリジンは脳内H1受容体占拠率が約20〜30%と比較的高く、フェキソフェナジン(数%以下)やロラタジン(数%以下)といった「非鎮静性」の薬に比べると、眠気が生じやすい傾向にあります。
添付文書にも「自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること」と明記されています。日中に運転や危険作業の予定がある方は、就寝前の服用を心がけましょう。
一方、口の渇きや軽度の消化器症状(吐き気など)は、服用を続けるうちに軽減していくケースが多い印象です。ただし、症状が持続したり日常生活に支障が出る場合は、我慢せず医師や薬剤師にご相談ください。
ジルテックの他の薬との相互作用
併用禁忌
ジルテックとの併用が禁止されている薬剤はありません。
併用に注意すること
中枢神経抑制剤
中枢神経を抑制する薬剤と併用すると、眠気やめまいなどの症状が増強されるおそれがあります。
- 睡眠薬、抗不安薬などの中枢神経抑制剤
- アルコール(飲酒)
テオフィリン
テオフィリンとの併用により、セチリジンのクリアランスがわずかに低下することが報告されています。
- テオフィリン(気管支拡張薬)
その他の併用注意薬
以下の薬剤との併用は、相互に作用を強めたり弱めたりする可能性があるため注意が必要です。
- リトナビル:セチリジンの血中濃度が上昇するおそれがあります
- ピルシカイニド塩酸塩水和物:ピルシカイニドの腎排泄が競合し、両方の血中濃度が上昇するおそれがあります
ジルテックの注意事項
- 眠気を催すことがあるため、車の運転等危険を伴う機械の操作には従事しないでください
- 腎機能障害のある方は、クレアチニンクリアランスの値に応じて用量を減量してください
- 妊婦または妊娠している可能性のある方は、医師にご相談ください
- 授乳中の方は服用を避けるか、服用する場合は授乳を中止してください(セチリジンは母乳中に移行します)
- 高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保管してください
- こどもの手の届かない場所に保管してください
ジルテックのよくある質問
ジルテックはどのくらいで効き始めますか?
ジルテックは服用後約40分で効果が現れ始めます。血中濃度のピークに達するのも約40分後で、抗ヒスタミン薬のなかでも比較的即効性のある薬です。
効果は約24時間持続するため、1日1回の服用で終日にわたりアレルギー症状を抑えることができます。
眠気は強いですか?
ジルテックは第2世代抗ヒスタミン薬のなかでは眠気が出やすい部類に属します。添付文書でも「自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事しないこと」と注意喚起されています。
眠気が気になる場合は就寝前に服用することで、日中の眠気を軽減できます。日中の活動を重視する場合は、フェキソフェナジン(アレグラ)など眠気の少ない薬も選択肢となるでしょう。
花粉症にはいつから飲み始めればよいですか?
花粉の飛散が本格化する前から服用を開始する「初期療法」が効果的とされています。スギ花粉であれば、飛散開始の1〜2週間前から服用を開始してください。
初期療法により、花粉シーズン中の症状を軽減し、症状のピークを抑えることが期待できます。飛散が終わるまで服用を続けてください。
ジルテックとザイザルの違いは何ですか?
ザイザルは、ジルテックの有効成分セチリジンのうち、薬理活性を担う光学異性体であるレボセチリジン(R体)のみを取り出した薬です。セチリジンにはR体(レボセチリジン)とS体(デキストロセチリジン)の2種類が含まれていますが、抗ヒスタミン作用を担うのは主にR体です。
ザイザルはジルテックの半量(5mg)で同等の効果が得られるとされ、眠気もやや軽減されるとの報告があります。
蕁麻疹にも使えますか?
ジルテックは蕁麻疹に対しても適応があり、皮膚のかゆみや発疹を抑える効果が期待できます。急性蕁麻疹だけでなく、慢性蕁麻疹にも使用されます。
蕁麻疹の症状が改善しない場合や悪化する場合は、速やかに医療機関を受診してください。
ジルテックの体験談、口コミ・効果・感想(レビュー)
当サイトが独自に取材したジルテックの体験談レポート、口コミ・効果・感想(レビュー)もありますので、こちらもぜひご覧ください。



ジルテックに関連する添付文書等の参考資料
ジルテックの有効成分(セチリジン塩酸塩)に関する参考資料を以下に掲載します。