当サイトにもよくお問い合わせをいただく、ネット通販で販売されている「C100」の刻印の入ったシアリスに似た錠剤。この度、このC100の刻印の入った錠剤から、規制値を超えるバイアグラの成分が検出されたと香川県が発表しました。
見た目はシアリス、成分はバイアグラ
このシアリスに似たC100の錠剤は、香川県内の男性が通信販売(発送元:東京都内)で購入した模様です。県によると、この男性は電話勧誘を受け、映像ソフトと錠剤10錠のセットを購入したとのこと。製品名や製造業者の表示が無く、周囲の人が不審に思って県に相談したそうです。県環境保健研究センターで分析したところ、この錠剤にはシアリスの成分ではなく、バイアグラの主成分が120mgも含まれていたといいます。国内で処方されるバイアグラは50mgまでで、海外の正規品も100mgが上限なので、この錠剤には規制値以上のバイアグラの成分が含まれていたことになります。
重大な副作用に注意
そもそも国内の医療機関で処方されている正規のシアリスは、「5mg」「10mg」「20mg」のみとなっており、日本国内だけではなく、海外でも100mgのシアリスは製造・販売されていません。このC100の錠剤は違法に製造・販売された同治療薬の模造品とみられ、県は服用すると突然死や心筋梗塞など重大な副作用を起こす可能性があるとして注意を呼びかけています。