2012年7月26日、欧州連合(EU)加盟が発表した報告書によると、EU加盟国内で昨年摘発・押収された約1256億円相当の偽造・模造品のうち4分の3が中国発と分かったそうです。
ヨーロッパで昨年摘発された偽造・模造品は前年比15%増の約1億1500万件で過去10年で約10倍に急増したそうです。偽造・模造品の73%が中国本土、7.7%が香港、4.8%がギリシャ、3.3%がインドであることが分かりました。
偽造・模造品の中で最も多いのは薬品
摘発された偽造・模造品の中で最も多かったのは薬品で、全体の4分の1を占めていたそうです。薬品の多くはダイエット薬やバイアグラなどの日用医薬品でした。痛み止め、抗うつ薬、抗生物質なども多かったそうです。
急増する原因とは
これまで主流だった港湾税関での押収に比べ、輸送ルートに変化がみられています。急増の原因は電子取引市場の爆発的な拡大。つまりインターネットから容易に購入できてしまうことです。実際に昨年摘発された偽造品の大部分は郵便局で見つかっているそうです。
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