レビトラの使用期限はどれくらいですか？

レビトラは、錠剤がシートにはいったままの状態であれば、製造から2年くらいが使用期限といわれています。
シートから錠剤を出していない状態で保管されたものなら、半年前に処方されたレビトラでも服用して問題はないと思われます。ただし処方ではなく「製造」から2年というのが使用期限なので、処方されたレビトラの正確な製造時期などが不明瞭な場合は、一度処方を受けたクリニックに使用期限について確認した方が良いかもしれません。

使用期限の確認

通常、レビトラはPTPシートの状態で処方されますが、現在のPTPシートには使用期限が明記されていません。2012年9月頃までに処方されていたレビトラのシートには使用期限の記載はあったのですが、現在では箱にのみ使用期限が明記されているため、レビトラのシートだけでは使用期限を把握することができない状況です。そのため、クリニック等でレビトラの処方を受けた際に、医師に使用期限はいつまでなのかを事前に確認しておくのが良いでしょう。

レビトラの使用期限は約2年とされていますが、シートのまま保管した場合、シートから錠剤を出して保管した場合、割った錠剤を保管した場合など、それぞれの保管状況などによっては、使用期限がさらに短くなってしまうことがあるので注意が必要です。

シートのまま保管した場合

レビトラはPTPシートと呼ばれる、錠剤をプラスチックとアルミで挟んだシートで包装されており、このPTPシートは薬剤が空気に触れることによる吸湿や紫外線などによる変質を防ぐ効果があります。そのため、このPTPシートを未開封のままレビトラを保管すれば2年程度の使用期限が望めます。基本的な保存方法は直射日光を避けて、室温で保存してください。暖房器具やエアコンの近くには置かないようにしてください。レビトラを冷蔵庫に入れて保存する方もいるようですが、その場合は冷蔵庫からレビトラ錠剤を取り出した際に温度差でシート内が湿気を帯びてしまう可能性があるため、冷蔵庫ではなく、直射日光の当たらない暗めの部屋で室温保存というのがベストといえるでしょう。冷蔵庫で保存していたからといって使用期限が少し過ぎても大丈夫と考えるのは非常に危険です。

シートから取り出して保管した場合

PTPシートから錠剤を取り出した状態でレビトラを保管した場合、シート未開封のままの状態と比べると使用期限は短くなります。しかし市販のサプリメントケース等に錠剤を入れ、車内に放置したりポケットに入れて持ち歩いたりせずに、高温多湿と直射日光を避けて保存すれば、それでも1年程度は劣化なく使用することができるといわれています。シートから取り出した状態で保管したレビトラ錠を服用する場合は、取り出す前に消毒薬等で手をしっかり除菌し、水気をふき取った手で使用してください。また、取り出した日時が分かるよう、保管したケースに開封日時を明記しておくと良いでしょう。

割った錠剤を保管した場合

基本的にレビトラを含むED治療薬の錠剤を割った場合は、なるべく早く使い切ってください。
割った残りの錠剤を保管して、いずれ使用するというのは推奨されていません。これは錠剤を半分に割ったことで、レビトラ表面を覆っているオレンジ色のコーティングが切断面の部分で剥がれてしまい、湿気を含みやすくなっているため、一気に成分が劣化してしまうからです。
レビトラの錠剤をピルカッター等で割って服用されている場合で、やむをえず割った残りを保管したい時は、割った錠剤をラップ等で包み、極力空気に触れさせないように密閉された容器で保管してください。しかし密閉された容器で保管をしたとしても、割った場合は夏なら2日程度、冬頃でも1週間前後を目途に使い切るようにしてください。いつ割ったのかを保管容器等に明記し、割った日時がわからないレビトラは予想外の健康被害を蒙る可能性もあるので服用せずに廃棄するようにしましょう。

開封後は早めに服用を

レビトラは同じED治療薬のバイアグラに比べると使用期限は少し短いですが、しっかりとした保存方法をとれば2年程度は服用可能な状態で保管することができます。
PTPシートから開封した状態でも、錠剤を割った状態でも、レビトラはそれなりの期間は保管することが可能ではありますが、やはり開封後は出来る限り早めに使用するのが良いでしょう。開封すれば少なからず成分の劣化は始まりますし、錠剤を割ればなおさらに成分の劣化が進んでいきます。もったいないと思っても、使用期限を過ぎたら廃棄しましょう。また、使用期限内であっても、錠剤が変色していたり、飲んだらいつもと味が違うと感じた場合はすぐに服用を止めてください。
レビトラのしっかりした効果を得るために、なるべくベストの状態で服用するように心がけましょう。