エディさん(48歳・男性)からの質問
ED治療の幹細胞治療って具体的にはどんな治療をするんですか?
回答
幹細胞治療というのは陰茎に直接、薬剤を注射で注入する治療法で、イメージとしてはICI療法と似ています。
ただICI療法はED治療薬を陰茎に注射しますが、幹細胞治療では培養したご自身の幹細胞の液体を陰茎の海綿体に注射する形になります。
注射自体は超微細の針を使用することがほとんどのため、通常の注射のような痛みはほとんど無いといわれていて、1週間に1〜2回程度の注入施術を行い、それを4〜5週間を1クールとして実施する形が主流となっています。
そもそも幹細胞とは強い増殖力と、さまざまな組織になることができる特殊な細胞で、iPS細胞やES細胞などの総称です。
幹細胞を特殊な培養液を使用することで増殖し、その際に多くの成長因子、免疫調整因子、抗炎症性因子、神経再生因子などを分泌することが発見されています。ED治療の際に使用されるのは、幹細胞を培養した培養液から細胞成分を取り除いた液体部分だけを抽出した培養上清液といわれるものが多いようです。培養上清液は損傷した組織の修復や、組織自体を保護する機能も持っており、損傷した臓器を再生させることも研究から実証されています。この液体部分はED治療のみではなく、薄毛へのAGA治療やアンチエイジングを主とした美容施術にも応用・適用されています。
幹細胞治療は、バイアグラなどのED治療薬の効果を得られない人や持病のために治療薬を服用できない人などに適した治療法といわれており、ED1000のような根本的なED改善の治療として期待されています。
ただし幹細胞治療も保険適用外の自費診療となるため、費用は比較的まだ高額と言わざるを得ません。実施しているクリニックによって金額設定も変わってくるため、幹細胞治療をお考えの方はクリニックに直接お問い合わせされるのが良いかと思います。