オイダス(肥満治療薬:ゼニカル ジェネリック)
食事に含まれる脂肪の吸収を抑える有効成分「オルリスタット」を配合した、肥満治療薬「ゼニカル」のジェネリック医薬品です。食事由来の脂肪分を最大約30%カットし、余分な脂質はそのまま便とともに体外へ排出します。
1カプセルに120mgを含有し、食事中〜食後1時間以内の服用で効きはじめ、継続的な体重コントロールを後押しします。日本人向けに製造され、日本語の説明書が付属しているので、初めての方でも服用方法を確認しやすいのが特長です。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Yuu総合病院で院内薬剤師として勤務し、糖尿病病棟の担当や患者さん向けの講座開催を経験しました。その後は調剤薬局にて在宅訪問や無菌調剤にも携わり、幅広い現場での知識と実践を積んでいます。
また、食と健康のつながりを深めるため薬膳アドバイザーの資格も取得しています。
さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。
オイダスの概要
- ゼニカル(先発)と同一有効成分のジェネリック医薬品
- 食事由来の脂肪吸収を最大約30%抑制
- 継続服用におすすめの大容量
- 日本語説明書付属で服用ポイントを確認しやすい
オイダスの製造元はインドの製薬企業であるセンチュリオンラボラトリーズ(Centurion Laboratories)です。
センチュリオンラボラトリーズは2006年に設立し、幅広い医薬品を世界各国に供給しています。医薬品製造において国際的な基準の環境下での生産を徹底しており、安定した品質とコストパフォーマンスの両立を実現しています。
| 商品名 | オイダス |
|---|---|
| 内容量 | 84カプセル |
| 効果・効能 | 肥満症、体重コントロールの補助(食事療法と併用) |
| 有効成分 | ・オルリスタット 120mg |
| 副作用 | 油状便、脂肪便、放屁(排出を伴う)、排便回数の増加、腹部不快、下痢/軟便、頭痛、脂溶性ビタミン不足・欠乏症 など |
| 形状・剤形 | カプセル |
| ブランド | センチュリオンラボラトリーズ(Centurion Laboratories) |
オイダスはこんな方におすすめ
- 食事の脂質摂取が多く、食後の摂取カロリーを効率的に抑えたい方
- 内臓脂肪や皮下脂肪の蓄積が気になる方
- 食事・運動と併用して減量に取り組みたい方
- 海外製オルリスタットの日本語説明書を希望する方
- 継続服用を見据え、容量とコストのバランスを重視する方
Yuuオイダスには、日本語で書かれた服用説明書が同封されています。これは、海外製のジェネリック医薬品としては非常に珍しく、安心して使用できる大きな特徴の一つです。
オイダスを製造しているインドの製薬企業「センチュリオンラボラトリーズ社」は、日本の個人輸入市場向けに正式に供給を行っている製薬会社です。
そのため、日本人利用者が安全に服用できるよう、日本語に翻訳された正規の説明書を付けて販売しています。
こうした対応は、英語表記のまま販売される海外ジェネリックとは大きく異なり、信頼性の高い製品管理体制の一環といえます。
そのため、初めて服用する方でも、ご自分で用法や注意点を確認しながら正しく使用できるのが大きなメリットです。
オイダスの有効成分について
有効成分オルリスタットは、消化管内で脂肪分解酵素リパーゼの活性を阻害し、食事由来の脂質吸収を最大約30%抑制します。体内への全身吸収はわずかで、作用部位は主に消化管内です。
吸収されなかった脂質は24〜48時間でそのまま便として排出されるため、食事管理が難しい方でも減量をサポートできます。
オイダスの効果・効能
- 腹部が太めな方(腹囲(へその高さ):男性 85cm 以上、女性 90cm 以上)の内臓脂肪および腹囲の減少
(ただし、食事・運動など生活習慣の改善に取り組んでいる場合に限る)
オルリスタットは、体重の減量と維持、双方が期待できる薬剤です。食事・運動と併用することでより大きな減量効果が得られ、リバウンド抑制にも役立ちます。とくに食事に脂肪が多い場合に効果が現れやすく、服用開始から2週間前後で体重変化を感じる方もいます。
Yuu腹囲(お腹まわり)は、単に見た目のスリムさを測るためのものではなく、内臓脂肪の蓄積や生活習慣病リスクを反映する大切な健康指標です。
男性では腹囲85cm以上、女性では90cm以上がひとつの目安とされています。
オイダスは、脂肪の吸収を抑えることで内臓脂肪の減少にもつながる薬剤です。そのため、腹囲の測定はオイダスの効果を確認するうえでの大切な評価ポイントとなります。
腹囲はおへその高さを目安に、メジャーを水平に当てて測ります。お腹が前に出ていて、へその位置が下がっている方は、肋骨の一番下と腰骨の一番上の中間点で測ると正確です。
測定の際は、両足を揃えて立ち、軽く息を吐いてお腹の力を抜いた状態で行いましょう。
メジャーを強く締めつけすぎないよう注意してください。また、食後は腹部が一時的に膨らむため、空腹時に測るとより安定した数値が得られます。
オイダスの服用を続けている間は、可能な限り毎回同じ条件で測定し、結果を記録しましょう。腹囲の少しずつの変化を追うことで、薬の効果を客観的に把握し、モチベーション維持にも役立ちます。
オイダスの服用方法・使用方法
| 1回の用量 | 1カプセル(オルリスタットとして120mg) |
|---|---|
| 1日の服用回数 | 3回まで |
| 服用間隔 | 必ず2時間以上空けること |
| 服用するタイミング | 食中または食後1時間以内 |
使用上の注意
- 内臓脂肪(腹囲)を減少させるためには、食事・運動など生活習慣改善とオイダスを併用することが大切です。
- 脂肪の吸収を抑える作用により、便に油が混じる・油の漏れ・脂肪便・油を伴う放屁(おなら)があらわれることがあります。
- 栄養バランスを崩さないよう脂肪・炭水化物・たんぱく質を適度に配分してください。
- 脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収が低下することがあるため、マルチビタミンを服用から2時間以上間隔を空けて摂取するのが望ましいです。
- 糖尿病薬、抗凝固薬などを服用している場合は、医師または薬剤師に相談してください。
Yuuオイダス服用中は便に油が混ざったり、油分がにじむように排泄されたりすることがあります。これは薬の効果によるものであり、特に服用開始初期や脂肪分の多い食事を摂った場合に起こりやすい現象です。
こうした症状は、多くの場合、体が薬に慣れるにつれて徐々に軽減していきます。
そのため、脂っこい食事を控えることで、油の漏れや脂肪便などの不快な症状を軽くすることができます。とくに揚げ物やこってりした料理を避け、食事全体のバランスを整えることが大切です。
万が一、外出中などで油の漏れが気になる場合は、生理用ナプキンや吸収パッドなどを使用すると安心です。
また、服用後に腹部の違和感や下痢、油のにじみが長く続くような場合は、食事内容を見直したうえで、医師や薬剤師に相談してください。
オイダスの警告・禁忌・副作用
警告
- 服用後すぐの以下の症状は重篤な副作用のサインです。直ちに服用を中止し、説明文書を持参のうえ医師または薬剤師に相談してください。
— ショック(アナフィラキシー):皮膚のかゆみ、じんましん、のどのかゆみ、息苦しさ、声のかすれ、動悸、意識の混濁 など
— 肝機能障害:発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚/白目が黄色)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振 など
— 腎結石:激しい腹痛、吐き気・嘔吐、血尿 など(尿路を結石が移動する際に出現しやすい)
- 次の胃腸症状が持続または増強する場合は、服用を中止し医師・薬剤師へ相談してください。
— 胃痛、腹痛、軟便、下痢、急激な便意、排便回数の増減、放屁、腹部膨満・不快感、便または油の漏れ/油を伴う放屁、脂肪便 など
- 3ヶ月以上服用しても効果が認められない場合は、継続可否を判断、6ヶ月以上服用しても効果がない場合は服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
- 他の医薬品を併用中の方は、効果や安全性に影響するおそれがあります。
禁忌
- 本剤または成分にアレルギーを起こしたことがある人
- 18歳未満の人
- 次の医薬品を服用している人
— シクロスポリン製剤(免疫抑制剤)
— 抗HIV薬(エイズ治療薬)
— ワルファリン等の抗凝固薬
- 次の診断を受けた人
— 吸収不良症候群(食事からの栄養吸収障害)
— 胆汁うっ滞
— 病気や薬による肥満(二次性肥満)
- 妊婦または妊娠していると思われる人
- 授乳中の人
- BMIが35以上の人、または BMIが25以上35未満で次のいずれかの診断を受けている人
— 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常 等)/脂質異常症/高血圧/高尿酸血症・痛風
— 冠動脈疾患(心筋梗塞・狭心症)/脳梗塞(脳血栓症・一過性脳虚血発作:TIA)
— 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)
— 月経異常・不妊
— 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)・肥満低換気症候群
— 運動器疾患(変形性関節症〔膝・股関節〕、変形性脊椎症、手指の変形性関節症)
— 肥満関連腎臓病
副作用
- 胃痛、腹痛、軟便、下痢、急激な便意
- 排便回数の増減、放屁(おなら)、腹部膨満感、腹部不快感
- 便や油を伴う放屁(おなら)、便や油の漏れ、脂肪便(油層を含む便)
- 発疹・発赤、かゆみ、乾燥感、水疱、びらん
- 吐き気、食欲不振、胸やけ、胃痛、胃もたれ、激しい腹痛、血便
- 不安
- 排尿困難
- からだのだるさ
脂溶性ビタミンの減少に伴う症状
- ビタミンA欠乏症状
夜間視力の低下、目や皮膚の乾燥、皮膚の硬化・かさつき、繰り返す感染症、発熱、発疹・発赤など。 - ビタミンD欠乏症状
腰・関節・骨の痛み、骨折、筋力低下、筋肉の痛みなど。 - ビタミンE欠乏症状
貧血(ふらつき、息切れ、動悸)、しびれや知覚鈍麻などの神経症状。
ビタミンK欠乏症状
青あざ、鼻血、腹部不快感、黒色便の持続、血便、脱力、疲労感、めまい、生理出血量の増加、血尿など。
重大な副作用
- ショック(アナフィラキシー)
服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁などがあらわれることがあります。
- 肝機能障害
発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振などがみられる場合があります。
- 腎結石
結石が尿管内を移動する際などに、激しい腹痛や吐き気・嘔吐を伴うことがあります。血尿が見られる場合もあります。
オイダスの他の薬との相互作用
併用しないこと
- シクロスポリン製剤(免疫抑制剤)
オイダスが腸管内でシクロスポリンの吸収を阻害し、血中濃度を著しく低下させることがあります。 - 抗HIV薬(エイズ治療薬)エファビレンツ、ロピナビル、リトナビルなど(PI系、NNRTI系)
脂溶性薬剤である一部の抗HIV薬の吸収が阻害されることがあります。 - ワルファリン等の抗凝固薬
オイダスによりビタミンKの吸収が低下します。ビタミンKは凝固因子生成に必要な栄養素であるため、吸収抑制により抗凝固効果が強まる可能性があります。
併用に注意すること
- アミオダロン製剤(抗不整脈薬)
オルリスタットによりアミオダロンの吸収が低下し、血中濃度が下がることがあります。 - レボチロキシン(甲状腺機能低下症治療薬)
オルリスタットがレボチロキシンの吸収を妨げることがあり、甲状腺ホルモン値が低下する可能性があります。服用間隔は4時間以上あけることが推奨されています。 - 抗てんかん薬
オルリスタットが抗てんかん薬の吸収を抑えることがあり、血中濃度が低下する場合があります。 - 抗うつ薬/抗精神病薬(リチウム製剤含む)
腸管吸収の変化により、薬の効き方が不安定になることがあります。 - ベンゾジアゼピン系薬剤(抗不安薬・睡眠薬)
薬物吸収の変動により、鎮静作用が強まったり弱まったりすることがあります。 - 経口避妊薬(ピル)
オルリスタットによる吸収低下や下痢により、避妊効果が弱まる可能性があります。
オイダスのよくある質問
どのくらいで効果が出ますか?
体質や食事内容によりますが、服用開始から2週間前後で体重やウエストに変化を感じる方が多いです。食事や運動を組み合わせることで、より効果的に減量が期待できます。
どのように服用しますか?
1回1カプセルを、食事中または食後1時間以内に服用します。1日最大3回まで服用可能で、服用間隔は2時間以上あけてください。脂肪分が少ない食事の場合は、服用を控えて問題ありません。
ビタミン不足が心配ですが大丈夫ですか?
オイダスは、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収を一部抑える作用があります。そのため長期的に服用する場合は、ビタミン不足を防ぐための工夫が大切です。
通常の食事でバランスを取れていれば大きな問題はありませんが、念のためマルチビタミンをオイダス服用の2時間以上後に摂取するのが推奨されています。
飲み忘れた場合はどうすればいいですか?
食後1時間を過ぎた場合は、その回の服用はしないでください。2回分をまとめて服用することは絶対に避けましょう。次の食事のときに、通常どおり1カプセルを服用してください。