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オカメット
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商品の写真(医薬品のパッケージ)に関するご注意事項
オカメットは、メトホルミン500mgを配合した2型糖尿病治療薬です。割線入りで分割しやすく、低用量からの開始や用量調整に対応できます。

オカメット

Atsu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
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オカメット(メトホルミン/ダイエット・糖尿病薬)

近年、食生活の乱れや運動不足を背景に、2型糖尿病やその予備軍とされる方が増加しています。オカメットは、2型糖尿病の血糖コントロールをサポートするために開発された海外製ジェネリック医薬品です。

主成分のメトホルミンは、世界的に2型糖尿病治療の第一選択薬として長年の使用実績がある薬剤です。低血糖を起こしにくく、体重増加をきたしにくいという特徴から、幅広い方に用いられています。

また、肥満を伴う2型糖尿病の方への有用性が多くの臨床試験で示されており、体重管理を意識される方からも注目を集めています。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Atsu

薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。

オカメットの概要

  • 2型糖尿病の血糖コントロールを目的とした経口薬
  • 有効成分はメトホルミン塩酸塩(ビグアナイド系)
  • インド大手製薬メーカーCipla社製のジェネリック医薬品
  • 日本未承認で、個人輸入による入手が必要
  • 低血糖リスクが低く、体重増加しにくいのが特徴

オカメットは、2型糖尿病の方の血糖コントロールをサポートするために開発された海外製ジェネリック医薬品です。主成分のメトホルミンは、肝臓での糖新生抑制、腸管からの糖吸収抑制、末梢組織(筋肉・脂肪組織)でのインスリン感受性向上といった多面的な作用機序を持ちます。世界中で60年以上にわたる使用実績があり、各国のガイドラインでも2型糖尿病の薬物療法における第一選択薬に位置づけられています。

商品名 オカメット(Okamet)
内容量 20錠
効果・効能 2型糖尿病における血糖コントロールの改善
有効成分 メトホルミン塩酸塩 500mg
副作用 下痢、吐き気、腹痛、腹部膨満感、食欲不振、味覚異常など(重大な副作用として乳酸アシドーシス)
形状・剤形 白色フィルムコーティング錠(割線入り)
ブランドCipla社(インド)

オカメットはこんな方におすすめ

  • 2型糖尿病と診断され、血糖コントロールに悩んでいる方
  • 肥満の改善などダイエット目的での使用を検討している方
  • 国内の処方薬以外でコストを抑えた治療選択肢を探している方
  • 海外のジェネリック医薬品に関心があり、医師の指導のもとで利用を検討している方
  • 個人輸入を考えているが、信頼できるメーカーの製品を選びたい方

オカメットの有効成分について

オカメットの有効成分であるメトホルミン塩酸塩は、ビグアナイド系に分類される経口血糖降下薬です。インスリンの分泌を直接促進するのではなく、以下の3つの経路を通じて血糖値を低下させます。

①肝臓での糖新生(グルコース産生)を抑制する、②腸管からの糖吸収を遅延させる、③末梢組織(筋肉・脂肪組織)でのインスリン感受性を高める、という多面的な作用機序により、食後および空腹時の血糖値上昇を抑えます。

インスリン分泌を直接刺激しないため、単独使用では低血糖を起こしにくく、体重増加もきたしにくいのが大きな特徴です。大規模臨床試験では、肥満を伴う2型糖尿病の方において心血管イベント(心筋梗塞や脳卒中など)のリスクを低減させたとの報告もあり、血糖コントロールにとどまらない有用性が示されています。

また近年、メトホルミンは自由診療クリニックにおいて、肥満改善を目的とした適応外処方(オフラベル使用)が行われるケースもあります。ただし、ダイエット目的での使用はあくまで医師の判断のもとで行うべきものであり、自己判断での服用は推奨されません。

なお、メトホルミンの抗老化作用については研究段階にあり、現在進行中の大規模臨床試験の結果が待たれています。現時点ではアンチエイジング効果を断定できる段階ではないため、過度な期待は控えるべきです。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

メトホルミンは、日本糖尿病学会やADA(米国糖尿病学会)の「Standards of Care」でも、2型糖尿病の薬物療法における第一選択薬として推奨されています。

英国で実施された大規模臨床試験「UKPDS(United Kingdom Prospective Diabetes Study)」では、肥満を伴う2型糖尿病の方においてメトホルミンが心筋梗塞や糖尿病関連死亡のリスクを有意に低減させたことが報告されています。

メトホルミンの主な利点は、①低血糖を起こしにくい、②体重増加をきたしにくい、③心血管保護作用が期待できる、④薬価が比較的安い、の4点です。

ダイエット目的やアンチエイジング目的での使用については、医学的エビデンスが十分に確立されていないため、必ず医師の診察を受けたうえで判断してください。

オカメットの効果・効能

  • 2型糖尿病における血糖コントロールの改善
  • 肝臓での糖新生抑制
  • 腸管での糖吸収抑制
  • 末梢組織でのインスリン感受性向上

オカメットは、2型糖尿病の方の血糖値を安定させるために用いられます。肝臓での糖産生抑制や腸管での糖吸収抑制、筋肉・脂肪細胞でのインスリン感受性向上など多面的な作用により、食後や空腹時の血糖値上昇を防ぎます。肥満を伴う方でも体重増加が起こりにくく、長期的な心血管疾患リスク低減も期待されています。

オカメットの服用方法・使用方法 

1回の用量 1〜2錠
1日の服用回数 2~3回に分けて服用
服用間隔 8~12時間ごと
服用するタイミング 基本的に食直前または食後に服用

使用上の注意

  • 持病で治療中の方や他の薬を服用中の方、薬剤アレルギーの既往がある方は、医師へ要相談
  • 腎機能や肝機能に障害のある方、妊娠中・授乳中の方、1型糖尿病や重篤な感染症・外傷のある方は服用不可
  • 脱水や乳酸アシドーシスのリスクが高まるため、過度のアルコール摂取は避ける
  • 水またはぬるま湯と一緒に服用
  • 基本は食直前または食後の服用とし、胃腸障害予防のため空腹時は避ける
  • 成人は1日500mgから開始し、1日2~3回(食前または食後)に分けて服用
  • 維持量は1日750~1500mg、最大2250mgまで増量可能
  • 飲み忘れた場合は、次の回に通常通り服用し、2回分をまとめて服用しない
  • 服用中に異常を感じた場合は、直ちに服用を中止し、速やかに医師へ要相談
  • 高齢者の服用は医師へ要相談
⚠️薬剤師による補足
Atsu

腎機能が低下している方は、服用前にeGFR(推算糸球体濾過量)を確認してください。

eGFRが30mL/min/1.73m²未満の場合は投与禁忌、30〜45mL/min/1.73m²の場合は慎重投与となります。

インスリンやSU薬(グリメピリド〈アマリール〉、グリベンクラミド〈オイグルコン・ダオニール〉など)との併用時は低血糖リスクが高まります。

低血糖の症状(冷や汗、手指のふるえ、動悸、強い空腹感など)が現れた場合は、ただちにブドウ糖10gまたは砂糖20gを摂取してください。

ヨード造影剤を使用するCT検査などを受ける際は、検査前後でオカメットの服用を一時中止する必要があります。

検査予定がある場合は、事前に担当医にメトホルミンを服用中であることをお伝えください。

オカメットの警告・禁忌・副作用

 警告

オカメット服用中は、まれに重篤な乳酸アシドーシスを発症する可能性があります。特に、以下の方は発症リスクが高いため、投与には細心の注意を払い、場合によっては投与を避ける必要があります。

  • 腎機能障害や肝機能障害がある方
  • 脱水状態の方
  • 過度にアルコールを摂取している方
  • 高齢者の方
  • 重篤な感染症にかかっている方
  • 外傷がある方
  • 手術直後の方

服用中に何らかの異常を感じた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

禁忌

  • オカメットまたはその成分に対してアレルギー症状を起こしたことがある方
  • 乳酸アシドーシスの既往歴がある方
  • 重度の腎機能障害がある方、または透析治療を受けている方
  • 重度の肝機能障害がある方
  • 心血管系や肺機能に高度な障害がある方、またはその他の低酸素血症を伴いやすい状態の方
  • 脱水症、または脱水状態が懸念される方
  • 過度のアルコールを摂取している方
  • 重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病の方
  • 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある方
  • 栄養不良、飢餓状態、衰弱状態、脳下垂体機能不全または副腎機能不全の方
  • 妊婦または妊娠している可能性のある女性、授乳中の方

副作用

  • 下痢
  • 吐き気
  • 腹痛
  • 便秘
  • 発疹
  • かゆみ
  • 食欲不振
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 腹部膨満感
  • 味覚異常
  • ビタミンB12欠乏症

重大な副作用

  • 乳酸アシドーシス(吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、全身のだるさ、筋肉痛、呼吸困難など)
  • 低血糖(脱力感、強い空腹感、発汗、冷や汗、手足のふるえ、けいれん、意識障害など)※他の糖尿病薬併用時にリスク増
  • 肝機能障害・黄疸(AST、ALTなど肝酵素やビリルビンの著しい上昇、黄疸症状)
  • 横紋筋融解症(筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中・尿中ミオグロビン上昇、手足のしびれなど)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

メトホルミンの最も重大な副作用は乳酸アシドーシスです。

発生頻度は10万人年あたり数例とまれですが、発症した場合の死亡率が高いため、初期症状を見逃さないことが重要です。

悪心・嘔吐・腹痛・下痢・全身倦怠感・筋肉痛・過呼吸など、いつもと異なる体調不良を感じた場合は、直ちに服用を中止し、救急医療機関を受診してください。

低血糖が起きた場合の対処手順は以下のとおりです。

①ブドウ糖10g(または砂糖20g)をただちに摂取する、②15分経過しても改善しない場合は同量を再度摂取する、③症状改善後、次の食事まで時間が空く場合は補食(クッキーなど80〜160kcal程度)をとる。

なお、α-グルコシダーゼ阻害薬(ボグリボース、アカルボースなど)を併用している場合は、砂糖では吸収が遅れるため、必ずブドウ糖を使用してください。

人工甘味料入り飲料は血糖を上げないため、低血糖対策には使用できません。

オカメットの他の薬との相互作用

併用しないこと

  • 過度のアルコール

アルコールは乳酸アシドーシス(重篤な代謝性アシドーシス)のリスクを高めるため、オカメット服用中は飲酒を控えてください。

併用に注意すること

  • ヨード造影剤(検査前後は一時的に中止が必要な場合あり)
  • 腎毒性の強い抗生物質
  • 利尿剤
  • 他の糖尿病用薬(SU薬、インスリンなど)
  • サリチル酸剤(アスピリン等)
  • β遮断剤
  • モノアミン酸化酵素阻害剤
  • アドレナリン
  • 副腎皮質ホルモン
  • 甲状腺ホルモン
  • 卵胞ホルモン剤
  • ピラジナミド、イソニアジド
  • ニコチン酸(ナイアシン)
  • フェノチアジン系薬剤
  • シメチジン
  • 一部の抗ウイルス薬(ドルテグラビル、ビクテグラビル等)
  • イメグリミン塩酸塩

オカメットは、他の糖尿病治療薬や利尿剤、腎毒性抗生物質などと併用することで、副作用や薬効に影響が出る場合があります。特にヨード造影剤を用いた検査前後や、腎機能障害がある場合は、服用を一時的に中止する必要があるため、必ず医師や薬剤師にご相談ください。

オカメットの注意事項 

  • 服用開始時や増量時に、下痢・吐き気・腹痛といった消化器症状が現れることがありますが、服用を続けることでこれらの症状の多くは改善されます。症状が重い場合は、医師にご相談ください。
  • 長期服用によりビタミンB12欠乏症が起こることがあるため、定期的な血液検査を受けてください。
  • 他の薬剤やサプリメントと併用する場合は、必ず医師や薬剤師にご相談ください。
  • 服用中に体調の異変を感じた場合は、すぐに服用を中止し、医療機関を受診してください。
  • 運転や危険を伴う作業を行う場合は、低血糖やめまいの可能性があるため十分注意してください。

オカメットのよくある質問 

日本のメトグルコと同じですか?

有効成分や効能・効果は同等ですが、オカメットは海外製ジェネリック医薬品であり、日本国内の承認製剤(メトグルコ)とは流通経路や品質管理体制などが異なります。

副作用が続く場合はどうすればいいですか?

軽度の副作用であれば、食後に服用を続けることで改善することもありますが、症状が強い場合や長引く場合は、必ず医療機関にご相談ください。

運転や機械操作はできますか?

低血糖やめまいの可能性があるため、服用中は運転や危険を伴う作業には十分注意し、必要に応じて休憩を取ってください。

妊娠・授乳中に服用できますか?

妊娠中や授乳中の方は服用できません。添付文書においても「妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと」と明記されています。妊娠中の血糖コントロールが必要な場合は、インスリン療法への切り替えを担当医とご相談ください。

他の薬と併用しても大丈夫ですか?

他の糖尿病治療薬との併用は可能ですが、薬の種類によってリスクが異なります。特にSU薬(グリメピリド、グリベンクラミドなど)やインスリンとの併用では低血糖リスクが高まるため、用量調整が必要です。

また、過度のアルコール摂取は乳酸アシドーシスのリスクを著しく高めるため、服用中は控えてください。併用中の薬がある場合は、必ず医師や薬剤師にご相談ください。

オカメットに関連する添付文書等の参考資料

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