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ヘルペス検査キット(Herpes rapid test)(表面)
ヘルペス検査キット(Herpes rapid test)(裏面)
ヘルペス検査キット(Herpes rapid test)の箱(表面)
ヘルペス検査キット(Herpes rapid test)の箱(裏面)
ヘルペス検査キット(Herpes rapid test)の箱(側面)
ヘルペス検査キット(Herpes rapid test)(表面)
ヘルペス検査キット(Herpes rapid test)(裏面)
ヘルペス検査キット(Herpes rapid test)の箱(表面)
ヘルペス検査キット(Herpes rapid test)の箱(裏面)
ヘルペス検査キット(Herpes rapid test)の箱(側面)
商品の写真(医薬品のパッケージ)に関するご注意事項
指先血液で約15分でHSV-2 IgG抗体を判定できる自宅用イムノクロマト検査キットです。ウインドウピリオドを踏まえた検査推奨時期を薬剤師が解説しています。

ヘルペス検査キット

Atsu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
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ヘルペス検査キット(HSV-2迅速セルフテスト)

ヘルペス検査キットは、指先から採取した少量の血液で単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)のIgG抗体の有無を約15分で判定できる迅速セルフテストです。自宅にいながら匿名でHSV-2への過去の感染の有無をスクリーニングでき、医療機関を受診する前の初期スクリーニングとして活用されています。

イムノクロマト法を採用しており、テスト装置上にラインが表示されることで結果を判定します。キットにはランセット(採血針)、スポイト、アルコールパッド、サンプル希釈液がセットになっており、特別な器具や技術は必要ありません。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Atsu

薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。

ヘルペス検査キットの概要

  • 指先の血液でHSV-2 IgG抗体を約15分で判定できる迅速検査キット
  • 自宅で匿名・プライバシーを守りながら検査可能
  • イムノクロマト法を採用
  • ランセット・スポイト・希釈液・アルコールパッドの一式セット
  • 1箱・2箱・3箱から選択可能

ヘルペス検査キットの製造元はJALイノベーション(JAL Innovation)です。JALイノベーションはシンガポールに拠点を置く体外診断用医薬品の開発・販売を行う企業であり、親会社のOK Biotechは台湾の上場企業として各種迅速検査キットの開発・製造を行っています。

梅毒検査キットやHIV検査キットも同社が製造しています。

商品名ヘルペス検査キット
検査対象単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)IgG抗体
検査方法指先穿刺採血によるイムノクロマト法
結果判定時間約15分
セット内容・テスト装置
・ランセット(採血針)
・スポイト
・アルコールパッド
・サンプル希釈液
内容量1箱/1キット
検査推奨時期感染機会から3か月以上経過後(最短でも1か月以上)
ブランドJALイノベーション(JAL Innovation)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

本キットが検出するのはHSV-2(性器ヘルペスの主な原因)に対するIgG抗体です。

HSV-1(口唇ヘルペスの主な原因)は検査対象に含まれません。

IgG抗体は感染後に産生される抗体であり、「過去のいずれかの時点でHSV-2に感染したこと」を示すマーカーです。

現在症状が出ているかどうかや、ウイルスが活性化しているかどうかを判定するものではない点にご注意ください。

なお、HSV-1とHSV-2は構造が類似しているため、IgG抗体検査では交差反応(HSV-1感染者がHSV-2検査で偽陽性を示すこと)が生じる可能性があります。

このため、陽性結果が出た場合は、医療機関でウエスタンブロット法や型特異的抗体検査などによる確認検査を受けることが重要です。

本キットはあくまでスクリーニング目的の検査であり、確定診断ではありません。

ヘルペス検査キットはこんな方におすすめ

  • 性器ヘルペスへの感染が不安で、まず自宅で確認したい方
  • 過去にヘルペスの症状(水疱・潰瘍)があったが検査を受けていない方
  • パートナーがヘルペスに感染しており、自身の感染の有無を確認したい方
  • プライバシーを守りながら検査を受けたい方

単純ヘルペスウイルスについて

単純ヘルペスウイルス(HSV)には1型(HSV-1)と2型(HSV-2)の2種類があります。HSV-1は主に口唇ヘルペスの原因となり、HSV-2は主に性器ヘルペスの原因となりますが、どちらの型もどちらの部位にも感染する可能性があります。

HSV-2は一度感染すると、腰仙髄神経節(仙骨神経節)に潜伏し、体内から完全に排除することはできません。ストレスや免疫力の低下、疲労などをきっかけに再活性化し、性器周辺に水疱や潰瘍を繰り返し形成することがあります。

WHOの推計によると、世界で約4.9億人がHSV-2に感染しているとされています。症状が軽微であったり無症状の場合も多く、感染に気づかないまま他者に伝播するケースが少なくありません。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

性器ヘルペスは再発を繰り返す疾患ですが、抗ウイルス薬による治療で症状の軽減と再発頻度の抑制が可能です。

日本で使用可能な主な抗ウイルス薬には以下のものがあります。

アシクロビル(ゾビラックス®等):初発・再発ともに使用される代表的な抗ヘルペスウイルス薬

バラシクロビル(バルトレックス®等):アシクロビルのプロドラッグで、経口吸収率が高く服用回数が少ない

ファムシクロビル(ファムビル®):ペンシクロビルのプロドラッグで、再発性性器ヘルペスにも使用される

年6回以上の再発がある場合は、バラシクロビルの毎日服用による再発抑制療法が選択肢となります。

この治療法は再発頻度の減少だけでなく、パートナーへの感染リスクを約50%低減させるとの報告もあります。

無症候性シェディング(症状がない時期のウイルス排出)はHSV-2感染者において比較的高い頻度で生じるとされ、感染伝播の主要な経路の一つです。

パートナーへの感染予防には、コンドームの使用に加え、再発抑制療法の実施が推奨されます。

「感染しているかもしれない」と不安を感じた段階で検査を受けることが、適切な治療や感染予防の第一歩です。

ヘルペス検査キットの使い方

以下の手順に従って検査を行ってください。開封後は速やかに検査を開始してください。

Step 1:指の消毒

付属のアルコールパッドで、採血する指の腹を丁寧に拭いて消毒します。

Step 2:穿刺(採血)

ランセットで消毒した指の腹を穿刺し、血液を出します。

Step 3:血液の採取

付属のスポイトで血液を5マイクロリットル(スポイト指定量)採取します。

Step 4:テスト装置への滴下

テスト装置の「S」マーク(サンプルウェル)に血液を滴下し、続けてサンプル希釈液を約50マイクロリットル加えます。

Step 5:結果の確認(約15分後)

テスト装置の結果表示窓でラインの有無を確認します。

結果表示パターン意味
陰性「C」の位置にのみラインが表示HSV-2 IgG抗体は検出されなかった
陽性「C」と「T」両方にラインが表示HSV-2 IgG抗体が検出された(要確認検査)
無効「C」の位置にラインが表示されない検査失敗(新しいキットで再検査が必要)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

「T」ラインが薄くても陽性と判定されます。ラインの濃淡は抗体量の多寡を反映する場合がありますが、薄いラインであっても抗体が検出されていることに変わりはありません

ただし、ラインが極めて薄い場合は偽陽性の可能性も否定できないため、医療機関での確認検査をより強くお勧めします。

正確な結果を得るために、以下の点にご注意ください。

採血量の確保:スポイトの指定量(5マイクロリットル)を確実に採取してください。

採血量が不足すると、抗体の検出感度が低下し偽陰性となるリスクがあります

判定時間の遵守:結果は15分時点で確認してください。

20分以上経過すると、サンプル希釈液の蒸発やクロマトグラフィーの過剰展開により、非特異的なラインが出現する可能性があり、正確な判定ができなくなります

室温での使用:キットは通常2〜30℃の環境で使用するよう設計されています。

極端な温度環境では結果に影響が出る場合があります

ウインドウピリオド(空白期間)について

HSV-2に感染してから体内でIgG抗体が十分に産生されるまでには一定の期間が必要です。この期間をウインドウピリオドと呼びます。

本キットはIgG抗体を検出するため、感染機会から最低でも1か月、可能であれば3か月以上経過してから検査を受けることで信頼性の高い結果が得られます。

感染機会からの期間検査の信頼性
1か月未満IgG抗体が産生されていない可能性が高く、偽陰性のリスクが高い
1から3か月抗体が検出できる場合もあるが、偽陰性となる可能性が残る
3か月以上IgG抗体量が安定し、高い信頼性で検査が可能(推奨)

検査結果が陽性だった場合

本キットで陽性結果が出た場合は、医療機関で確認検査を受けてください

本キットはスクリーニング検査であり、確定診断には医療機関での追加検査が必要です。確認検査としては、型特異的抗体検査やPCR検査(病変部位の検体を用いる)などが行われます。

皮膚科・泌尿器科・婦人科 ── HSV-2の確認検査と治療に対応しています

性感染症専門クリニック ── 性感染症に特化した検査・治療が受けられます

HSV-2への感染が確定した場合でも、抗ウイルス薬(バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビルなど)による治療で症状の管理が可能です。再発を繰り返す場合は、「再発抑制療法」として抗ウイルス薬を毎日服用する治療法も選択肢となります。

ヘルペス検査キットの注意事項

  • 本キットはHSV-2のIgG抗体のみを検出します。HSV-1は検査対象外です
  • スクリーニング検査であり、確定診断には医療機関での確認検査が必要です
  • 感染機会から3か月以上経過してからの検査が推奨されます
  • 結果は15分以内に確認してください。20分以上経過した結果は無効です
  • 使用済みのランセットやテスト装置は適切に処分してください
  • 高温多湿・直射日光を避け、涼しい場所で保管してください
  • 使用期限を過ぎた製品は使用しないでください

ヘルペス検査キットのよくある質問

口唇ヘルペス(HSV-1)も検査できますか?

本キットはHSV-2(性器ヘルペスの主な原因)のIgG抗体のみを検出するため、HSV-1(口唇ヘルペスの主な原因)は検査対象外です。

HSV-1の検査を希望される場合は、医療機関にご相談ください。症状がある場合はPCR検査や抗原検査による診断が可能です。

いつ検査すればよいですか?

感染の可能性がある行為から3か月以上経過してからの検査が最も信頼性が高いです。

1か月後から検査は可能ですが、ウインドウピリオドの影響で偽陰性となるリスクがあります。1か月後に陰性だった場合でも、3か月経過後に再検査をおすすめします。

陽性が出たらヘルペスが治らないということですか?

HSV-2は体内から完全に排除することはできませんが、抗ウイルス薬で症状の管理は十分に可能です。

再発時にはバラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビルなどの抗ウイルス薬を服用することで、症状の持続期間と重症度を大幅に軽減できます。再発頻度が高い場合は、毎日服用する再発抑制療法も選択肢の一つです。

症状がなくてもパートナーにうつりますか?

症状がない時期でも、ウイルスの排出(無症候性シェディング)が起こる可能性があり、パートナーに感染するリスクがあります。

感染予防にはコンドームの使用が推奨されますが、コンドームでカバーできない部位からの感染もあり得るため、100%の予防は難しいとされています。

検査結果を誰かに知られることはありますか?

自宅でのセルフテストのため、検査結果を知るのはご自身だけです。医療機関への結果報告や登録などは一切ありません。

プライバシーを完全に守りながら検査できることが、セルフテストの大きなメリットです。

ヘルペス検査キットに関連する参考資料

ヘルペス検査に関する信頼性の高い参考資料を以下に掲載します。

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