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メトロジール(Metrogyl)400mgが15錠入ったシート(表面)
メトロジール(Metrogyl)400mgが15錠入ったシート(裏面)
メトロジール(Metrogyl)400mgが15錠入ったシート(表面)
メトロジール(Metrogyl)400mgが15錠入ったシート(裏面)
商品の写真(医薬品のパッケージ)に関するご注意事項
フラジールのジェネリック(有効成分メトロニダゾール)にあたる抗原虫・抗菌薬です。1錠400mgで、トリコモナス症や嫌気性菌感染症など幅広い疾患の治療に使用されます。

メトロジール

Atsu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
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メトロジール(抗原虫・抗菌薬:フラジール ジェネリック)

メトロジールは、ニトロイミダゾール系の抗原虫・抗菌薬「フラジール」のジェネリック医薬品です。有効成分メトロニダゾールが、トリコモナス原虫や嫌気性菌のDNA合成を阻害し、増殖を抑えて死滅させます。

トリコモナス症に対しては高い有効性が確認されており、細菌性腟症や嫌気性菌感染症、アメーバ赤痢、ヘリコバクター・ピロリ感染症など幅広い感染症に有効です。先発品フラジールと同一の有効成分を含みながら、より手頃な価格で入手できます。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Atsu

薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。

さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。

本ページを確認した医療系国家資格を有する専門家
Ray

看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。

メトロジールの概要

  • フラジールと同一の有効成分メトロニダゾールを含有するジェネリック医薬品
  • 国内外のガイドラインで第一選択薬に位置づけられている
  • 細菌性腟症、嫌気性菌感染症、アメーバ赤痢、ヘリコバクター・ピロリ感染症など幅広い適応
  • 400mg錠で、疾患ごとに定められた用量に合わせて錠数を調整できる
  • J.B. Chemicals & Pharmaceuticals Ltd.(インド・ムンバイ)が製造

メトロジールの製造元はJ.B. Chemicals & Pharmaceuticals Ltd.です。1976年にインド・ムンバイで設立され、US FDA登録施設およびEU GMP認証を取得した製造拠点を有しています。

メトロジール(Metrogyl)は同社の代表的なブランドであり、インド国内の抗原虫薬市場でインド国内で広く流通している信頼性の高い製品です。

商品名メトロジール(Metrogyl)
内容量15錠
効果・効能・トリコモナス症
・細菌性腟症
・嫌気性菌感染症
・感染性腸炎
・ヘリコバクター・ピロリ感染症
・アメーバ赤痢
・ランブル鞭毛虫感染症
有効成分メトロニダゾール(Metronidazole) 400mg
副作用・食欲不振、悪心、味覚異常(金属味)
・発疹、かゆみ
・肝機能値の上昇(AST、ALT等)
先発薬フラジール内服錠250mg(シオノギファーマ)
形状・剤形錠剤
ブランドJ.B. Chemicals & Pharmaceuticals Ltd.
⚠️薬剤師による補足
Atsu

メトロジールは先発品フラジールと同じメトロニダゾールを有効成分としており、薬理作用・効果は同等と考えられます。

日本国内ではフラジール内服錠250mgが処方されますが、メトロジールは400mg錠のため、疾患ごとに定められた用量に合わせて錠数を調整する必要があります。

たとえばトリコモナス症で1回250mgを服用する場合、400mg錠を半分に割って調整する方法が考えられますが、割線の有無や錠剤の形状によっては均等に分割できない場合もあるため、服用前に用量の調整方法を確認しておきましょう。

服用期間中および終了後3日間は飲酒を絶対に避けてください。

メトロニダゾールにはアルデヒド脱水素酵素の阻害作用(いわゆるアンタビュース様作用)があり、飲酒するとアセトアルデヒドが体内に蓄積して、腹痛・嘔吐・顔面紅潮などの症状を引き起こすおそれがあります。

メトロジールはこんな方におすすめ

  • トリコモナス症と診断され、治療薬を探している方
  • 細菌性腟症の症状(おりものの異常・不快な臭い)でお悩みの方
  • 嫌気性菌による感染症の治療が必要な方
  • フラジールと同等の効果をより手頃な価格で求めている方
  • ヘリコバクター・ピロリの除菌治療を検討している方

メトロジールの有効成分について

メトロジールの有効成分はメトロニダゾール(Metronidazole)です。ニトロイミダゾール系に分類される抗原虫・抗菌薬であり、嫌気的環境下で活性化され、標的微生物のDNA二重らせんを切断することで殺菌的に作用します。

メトロニダゾールは好気性菌に対しては活性を示さず、嫌気性菌やトリコモナス原虫、赤痢アメーバ、ランブル鞭毛虫といった嫌気的代謝を行う病原体に対して選択的に効果を発揮します。経口投与後の吸収は速やかで、バイオアベイラビリティ(生体利用率)はほぼ100%に近く、体内の各組織に広く分布する特徴を持っています。

メトロジールの効果・効能

  • トリコモナス症:腟トリコモナス原虫による性感染症。国内外のガイドラインで第一選択薬として推奨されている
  • 細菌性腟症:嫌気性菌の異常増殖による腟の炎症。おりものの異常や不快な臭いが特徴
  • 嫌気性菌感染症:バクテロイデス属やペプトストレプトコッカス属などの嫌気性菌による各種感染症
  • 感染性腸炎:嫌気性菌が原因の腸管感染症
  • ヘリコバクター・ピロリ感染症:胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因菌を除菌する3剤併用療法の一つとして使用
  • アメーバ赤痢:赤痢アメーバによる消化管感染症
  • ランブル鞭毛虫感染症:ランブル鞭毛虫(ジアルジア)による消化管感染症

メトロニダゾールは嫌気的環境下で病原体のDNA合成を阻害することで、上記の感染症に対して殺菌的に作用します。特にトリコモナス症に対しては高い有効性が確認されており、国内外のガイドラインでも第一選択薬に位置づけられている薬剤です。

また、ヘリコバクター・ピロリの除菌療法では、プロトンポンプ阻害薬(PPI)およびアモキシシリンクラリスロマイシンとの3剤併用として使用されます。日本では、一次除菌(PPI+アモキシシリン+クラリスロマイシン)が不成功だった場合の二次除菌レジメン(PPI+アモキシシリン+メトロニダゾール)として標準的に使用されます。

メトロジールの服用方法・使用方法

メトロジールは水またはぬるま湯で服用してください。食後の服用が胃への負担を軽減します。疾患ごとに用量と服用期間が異なりますので、以下の表を参考にしてください。

対象疾患1回用量1日回数服用期間
トリコモナス症250mg2回10日間
細菌性腟症500mg2回7日間
嫌気性菌感染症500mg3〜4回医師の指示に従う
感染性腸炎250mg4回10〜14日間
アメーバ赤痢500mg3回10日間
ランブル鞭毛虫感染症250mg3回5〜7日間

※メトロジールは400mg錠のため、上記の用量に合わせて錠数を調整してください。たとえば250mgが必要な場合は400mg錠を半錠に分割する方法もありますが、医師の指示に従ってください。

使用上の注意

  • 服用期間中および終了後3日間は絶対に飲酒しないでください(腹痛・嘔吐・顔面紅潮等のアンタビュース様作用が生じます)
  • 症状が改善しても自己判断で服用を中断せず、処方された期間を最後まで服用してください
  • 長期服用や大量服用では末梢神経障害(手足のしびれ)が生じることがあります。異常を感じたら直ちに服用を中止してください
  • 尿が暗赤色に変色することがありますが、メトロニダゾールの代謝物によるもので心配はありません
⚠️薬剤師による補足
Atsu

メトロニダゾール服用中に最も注意すべき点は飲酒の禁止です。

メトロニダゾールにはアルデヒド脱水素酵素(ALDH)を阻害する作用があり、飲酒するとアセトアルデヒドが体内に蓄積します。

その結果、激しい腹痛・嘔吐・顔面紅潮・頭痛といった、いわゆる「アンタビュース様作用」が出現するおそれがあります。

これは抗酒薬ジスルフィラム(アンタビュース)と同じ機序によるもので、少量の飲酒でも症状が出る場合があるため注意が必要です。

アルコール含有の栄養ドリンクや調味料にも気をつけてください。

メトロニダゾールの半減期を考慮すると、服用終了後も少なくとも3日間は体内に活性代謝物が残存するため、この期間中も飲酒は避けるべきです。

メトロジールと先発品フラジールの比較

メトロジールは先発品フラジール(シオノギファーマ)のジェネリック医薬品であり、有効成分・薬理作用は同一です。以下の表で両者の違いを比較します。

項目メトロジールフラジール
有効成分メトロニダゾールメトロニダゾール
規格400mg250mg
製造元J.B. Chemicals & Pharmaceuticals Ltd.シオノギファーマ
薬価(参考)先発品より安価250mg 1錠 44.5円(薬価基準)

メトロジールとフラジールは同じメトロニダゾールを有効成分としているため、抗菌・抗原虫作用の強さや適応症に違いはありません。ただし、メトロジールの規格は400mg、日本のフラジールは250mg錠で1錠あたりの含有量が異なります。

そのため、フラジールで処方される用量(たとえばトリコモナス症の1回250mg)をメトロジールで再現する場合、400mg錠を分割するなどの工夫が必要になる場合がありますので、ご注意ください。

メトロジールの警告・禁忌・副作用

警告

服用期間中および服用終了後3日間は、アルコールを絶対に摂取しないでください。飲酒するとアンタビュース様作用(腹痛、嘔吐、顔面紅潮など)が生じる危険があります。

禁忌(服用できない方)

  • メトロニダゾールに対して過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
  • 脳・脊髄に器質的疾患のある方(脳膿瘍の治療を除く)
  • 妊娠3か月以内の方

慎重投与(注意が必要な方)

以下に該当する方は、服用前に医師にご相談ください。

  • 血液疾患のある方
  • 脳膿瘍の治療中の方
  • コケイン症候群の方
  • 血液透析を受けている方
  • 肝機能障害のある方
  • 妊娠3か月を過ぎた方
  • 授乳中の方
  • 高齢の方

副作用

メトロジールの服用により、以下の副作用があらわれることがあります。

主な副作用

  • 食欲不振、悪心、胃の不快感、下痢、腹痛
  • 味覚異常(金属味)、舌苔
  • 発疹、かゆみ
  • 肝機能値の上昇(AST、ALT、ビリルビン等)
  • カンジダ菌の増殖
  • 尿の暗赤色化(代謝物によるもので無害)

重大な副作用

  • 末梢神経障害(手足のしびれ、ピリピリ感)
  • 中枢神経障害(ふらつき、ろれつが回らない、けいれん発作、意識障害)
  • 無菌性髄膜炎
  • 急性膵炎
  • 白血球減少、好中球減少
  • 中毒性表皮壊死融解症(TEN)、皮膚粘膜眼症候群(SJS)
  • 出血性大腸炎

上記の重大な副作用が疑われる症状があらわれた場合は、直ちに服用を中止し、医師の診察を受けてください。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

メトロニダゾールの副作用で特に注意が必要なのは末梢神経障害(手足のしびれ・ピリピリ感)です。

大量投与や長期間の服用で発現リスクが高まることが知られています。

この症状は早期に服用を中止すれば回復が見込めますが、発見が遅れると不可逆的(元に戻らない)になる場合もあるため、少しでも異常を感じたら速やかに医師へ相談してください。

また、白血球や好中球の減少が報告されており、長期服用では定期的な血液検査が推奨されます。

通常の短期間治療(7〜14日程度)であれば過度に心配する必要はありませんが、体調に変化があれば早めに受診しましょう。

メトロジールの他の薬との相互作用

併用禁忌

現在のところ、メトロニダゾールとの併用が禁忌とされている医薬品はありません。ただし、以下の併用注意薬には十分注意してください。

併用注意

アルコール(飲酒)

メトロニダゾールはアルデヒド脱水素酵素を阻害するため、飲酒するとアセトアルデヒドが蓄積し、重篤な症状を引き起こします。

  • 腹痛、嘔吐、顔面紅潮、頭痛が生じる(アンタビュース様作用)
  • 服用期間中および終了後3日間は飲酒を絶対に避けてください

ワルファリン(抗凝固薬)

メトロニダゾールはワルファリンの代謝を阻害し、血中濃度を上昇させるおそれがあります。

  • 出血のリスクが増加するため、ワルファリン服用中の方は必ず医師に相談してください

リチウム製剤

メトロニダゾールとの併用でリチウムの血中濃度が上昇し、中毒症状があらわれる可能性があります。

  • リチウム製剤を服用中の方は、併用前に医師に相談してください

ジスルフィラム(抗酒薬)

ジスルフィラムとメトロニダゾールの併用で、急性の精神症状(錯乱・妄想など)があらわれたとの報告があるため注意が必要です。

  • ジスルフィラムとの併用は避けてください

フェノバルビタール(抗てんかん薬)

フェノバルビタールはメトロニダゾールの代謝を促進し、血中濃度を低下させるおそれがあります。

  • メトロニダゾールの効果が減弱する可能性があるため、併用中は医師に相談してください

5-フルオロウラシル、ブスルファン、シクロスポリン

メトロニダゾールとの併用でこれらの薬剤の血中濃度が上昇し、副作用が増強される可能性があります。

  • これらの薬剤を服用中の方は、必ず医師に申告してください
⚠️薬剤師による補足
Atsu

メトロニダゾールは薬物代謝酵素CYP2C9を阻害する作用があり、この酵素で代謝される薬剤(ワルファリン、フェニトインなど)と併用すると、それらの血中濃度が上昇して副作用が強まるおそれがあります。

ワルファリンを服用中の方は出血リスクの増大に特に注意が必要であり、PT-INRのモニタリング頻度を増やすことが推奨されます。

また、5-フルオロウラシルやブスルファンといった抗がん剤との併用でも血中濃度上昇による毒性増強が報告されているため、がん治療中の方は必ず主治医にメトロニダゾールの使用を申告してください

現在服用中の薬やサプリメントがある場合は、自己判断で併用せず、事前に医師・薬剤師へ相談することが大切です。

注意事項

  • 耐性菌の発現を防ぐため、治療上必要な最小限の期間にとどめてください
  • 長期服用の場合は定期的に血液検査(白血球数・好中球数)を受けてください
  • 肝機能障害があらわれることがあるため、定期的な肝機能検査も受けてください
  • 高温多湿、直射日光を避けて保管してください
  • こどもの手の届かないところに保管してください

メトロジールのよくある質問

メトロジールとフラジールは同じ薬ですか?

メトロジールはフラジールのジェネリック医薬品であり、有効成分メトロニダゾールは同一です。

薬理作用や効果に違いはありませんが、フラジールが250mg錠であるのに対し、メトロジールは400mg錠となっています。そのため、処方された用量に合わせて錠数を調整する必要があります。

メトロジール服用中にお酒を飲んでも大丈夫ですか?

絶対に飲酒しないでください。メトロニダゾールにはアンタビュース様作用があり、飲酒すると激しい腹痛・嘔吐・顔面紅潮・頭痛が生じます。

服用終了後も体内に薬が残るため、終了後3日間も飲酒を避けてください。ノンアルコール飲料やアルコール含有の食品にも注意が必要です。

メトロジールの副作用で尿の色が変わりましたが大丈夫ですか?

メトロニダゾールの代謝物によって尿が暗赤色に変色することがありますが、これは無害であり心配はありません。

服用を中止すれば自然に元の色に戻ります。ただし、尿の色以外に体調の変化(強い腹痛、血尿など)がある場合は、速やかに医師にご相談ください。

メトロジールは妊娠中でも服用できますか?

妊娠3か月以内の方は服用できません。メトロニダゾールは動物実験で催奇形性が報告されており、妊娠初期の使用は禁忌とされています。

妊娠3か月を過ぎた方についても、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用が検討されます。妊娠中・妊娠の可能性がある方は、必ず医師にご相談ください。

メトロジールに関連する添付文書等の参考資料

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