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ロコ(ROKO)が10錠入ったシート(表面)
ロコ(ROKO)が10錠入ったシート(裏面)
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商品の写真(医薬品のパッケージ)に関するご注意事項
シプラ製のロペミン ジェネリック(有効成分ロペラミド塩酸塩2mg)。腸の蠕動運動を抑制し、急性下痢や旅行者下痢の症状を速やかに改善する止瀉薬です。

ロコ

Atsu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
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ロコ(止瀉薬:ロペミン ジェネリック)

ロコ(ROKO)は、急性・慢性の下痢症状を改善する止瀉薬です。有効成分ロペラミド塩酸塩2mgを含有し、腸管のμ-オピオイド受容体に作用して過剰なぜん動運動を抑制するとともに、腸内での水分吸収を促進することで下痢を速やかに改善します。日本国内で処方される先発品ロペミンカプセル1mgと同一の有効成分を含むジェネリック医薬品にあたります。

ロコは1カプセルあたりロペラミド塩酸塩2mgを含有しており、これは海外で広く用いられている標準的な1回量に相当します。市販の下痢止めでは十分な効果が得られなかった方にも有用な選択肢となるでしょう。急な下痢への備えとしてカプセル剤のため携帯しやすい点も利点です。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Atsu

薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。

さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。

本ページを確認した医療系国家資格を有する専門家
Ray

看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。

ロコの概要

  • ロペラミド塩酸塩2mgを含有する止瀉薬(日本の先発品ロペミンカプセルと同一の有効成分)
  • 腸管のぜん動運動を抑制するとともに、水分吸収を促進して下痢を改善
  • 急性の下痢から過敏性腸症候群(IBS)による慢性下痢まで幅広く対応
  • シプラ(Cipla)製

ロコを製造するシプラ(Cipla)は、インドのムンバイに本社を置く大手製薬会社です。1935年の設立以来、ジェネリック医薬品の分野で世界的に知られており、170か国以上に医薬品を供給しています。WHO-GMP認証を取得した製造施設で生産されており、品質と信頼性に定評があります。

商品名ロコ(ROKO)
内容量10カプセル
効果・効能下痢症
有効成分ロペラミド塩酸塩(Loperamide Hydrochloride)2mg
副作用・腹部膨満感
・便秘
・眠気
・めまい
・発疹
形状・剤形カプセル剤
ブランドシプラ(Cipla)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

ロコの有効成分ロペラミドは、日本では医療用医薬品「ロペミンカプセル1mg」として長く使用されてきた実績のある成分です。

ロペラミドはオピオイド受容体に作用しますが、通常の用量では血液脳関門をほとんど通過しないため、鎮痛薬のような依存性は認められていません。

ロコは1カプセルあたり2mgを含有しており、これは海外における標準的な1回量に相当します。

ただし、用量を大幅に超えて服用した場合にはQT延長などの心臓への影響が報告されているため、添付文書に記載された用量を必ず守り、効果が不十分であっても自己判断で増量しないでください。

また、感染性の下痢(食中毒やウイルス性胃腸炎など)では、腸の動きを止めると病原体の排出を妨げるおそれがあります。

発熱や血便を伴う下痢には使用しないようにしましょう

ロコはこんな方におすすめ

  • 外出先や通勤・通学中に急な下痢に見舞われやすい方
  • 過敏性腸症候群(IBS)による慢性的な下痢に悩んでいる方
  • ストレスや緊張で下痢を起こしやすく、お守りとして常備しておきたい方
  • 市販の下痢止め薬では十分な効果が得られなかった方
  • 処方薬ロペミンと同じ有効成分の薬を経済的に入手したい方

ロコの有効成分について

ロコの有効成分はロペラミド塩酸塩(Loperamide Hydrochloride)です。ロペラミドは合成オピオイドの一種で、腸管壁のμ-オピオイド受容体に選択的に結合します。

この作用により、腸管の輪状筋と縦走筋の活動が抑制され、過剰なぜん動運動が穏やかになります。同時に、腸管からの水分・電解質の吸収を促進し、腸管内への分泌を抑制するため、便の水分量が適切に調整されます。

ロペラミドは通常の用量では血液脳関門をほとんど通過しないため、中枢神経系への影響が極めて少ないのが特徴です。そのため、モルヒネなどのオピオイド系鎮痛薬で見られるような鎮痛作用や依存性はありません。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

「オピオイド」と聞くと依存性を心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、ロペラミドは腸管に限定して作用する成分です。

通常の用量で脳に届く量はごく微量であり、依存性や精神的な影響が問題になることはまずありません

ただし、用量を大幅に超えて服用した場合には心臓への影響(QT延長)が報告されています。

添付文書に記載された用量を必ず守り、効果が不十分であっても自己判断で増量しないようにしてください

ロコの効果・効能

  • 急性の下痢(暴飲暴食、冷え、ストレスなどが原因の下痢)
  • 過敏性腸症候群(IBS)に伴う慢性的な下痢

ロペラミドは腸管の過剰な運動を直接抑制し、腸内での水分吸収を促進することで、水様便や軟便を速やかに改善します。服用後比較的速やかに効果が現れ始め、有効成分の血中濃度は約5時間前後でピークに達します。

ロペラミドの血中半減期は約7〜14時間とされており、個人差はあるものの比較的長時間にわたり効果が持続するのが特徴です。ただし、ロコは下痢の原因そのものを治療する薬ではなく、症状を抑える対症療法薬です。下痢の根本的な原因が改善されない場合は、医療機関への相談を検討してください

ロコの服用方法・使用方法

ロコを安全かつ効果的に使用するために、以下の服用方法を必ずご確認ください。

1回の用量1カプセル(ロペラミドとして2mg)
1日の服用回数初回1カプセル。以降、下痢が続く場合は1回1カプセルを追加で服用可
服用間隔成人:1日あたり最大8mg(4カプセル)まで
※日本のロペミン添付文書では1日上限10mgまで
服用するタイミング食前・食後どちらでも可

使用上の注意

  • 水またはぬるま湯で服用してください
  • 下痢の症状が現れたときに服用し、症状が改善されたら服用を中止してください
  • 便秘になった場合は直ちに服用を中止してください
  • 服用後に眠気やめまいが現れることがあるため、自動車の運転や危険を伴う機械の操作は避けてください
  • 下痢による脱水を防ぐため、こまめな水分補給を心がけてください
⚠️薬剤師による補足
Atsu

ロコは症状があるときに服用する頓服薬です。

慢性の下痢で継続的に使用する場合でも、漫然と服用を続けるのではなく、症状の改善に応じて服用回数を調整するようにしましょう。

また、下痢の際に最も注意すべきは脱水です。

ロコで下痢を抑えることに加え、経口補水液やスポーツドリンクでこまめに水分と電解質を補給してください

特に高齢の方や小児では脱水が進行しやすいため、より一層の注意が必要となります。

ロコと市販の下痢止めとの違い

日本の薬局やドラッグストアで購入できる下痢止め薬と、ロコにはいくつかの違いがあります。

市販の下痢止め薬(正露丸やストッパなど)は、腸内の殺菌作用や腸管の収れん作用によって下痢を改善するものが多く、穏やかに作用するのが特徴です。一方、ロコの有効成分ロペラミドは腸のぜん動運動を直接的に抑制する強力な止瀉薬であり、医療用医薬品として世界中で広く使用されています。

日本国内の処方薬ロペミンカプセルは1カプセルあたりロペラミド1mg含有ですが、1回1〜2カプセルの服用が認められています。ロコは1カプセルあたり2mgを含有しているため、1カプセルでロペミン2カプセル分に相当し、服用の手間が省けるのが特徴です。

ロコの警告・禁忌・副作用

禁忌

以下に該当する方はロコを服用できません。

  • 出血性大腸炎(腸管出血性大腸菌O-157など)の方
  • 抗生物質の使用に伴う偽膜性大腸炎の方
  • 低出生体重児、新生児、および生後6か月未満の乳児
  • ロペラミド塩酸塩に対し過敏症の既往歴がある方

原則禁忌

以下に該当する方は原則として使用できませんが、医師の判断で使用される場合があります。

  • 感染性下痢(食中毒・ウイルス性胃腸炎など)が疑われる方(下痢は病原体を排出する防御反応のため、止めると悪化する可能性があります)
  • 潰瘍性大腸炎の方
  • 生後6か月以上2歳未満の乳幼児

副作用

ロコの服用により、以下のような副作用が現れることがあります。

  • 消化器:腹部膨満感、便秘、吐き気、腹痛、嘔吐、食欲不振、口の渇き
  • 精神神経系:眠気、めまい、頭痛
  • 皮膚:発疹、じんましん、かゆみ
  • 肝臓:AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTPの上昇
  • その他:倦怠感、発汗

重篤な副作用

  • イレウス(腸閉塞):激しい腹痛、腹部膨満、嘔吐、排便停止が現れた場合は直ちに服用を中止し、医療機関を受診してください
  • 巨大結腸:重度の便秘、腹部の著明な膨満が見られた場合も同様です
  • ショック、アナフィラキシー:呼吸困難、血圧低下、全身の発疹などの症状が現れた場合は緊急の対応が必要です
⚠️薬剤師による補足
Atsu

ロペラミドの副作用として最も多いのは腹部膨満感や便秘です。

これは腸のぜん動運動が抑制されることで生じる薬理作用の延長であり、過度にご心配いただく必要はありません。

便秘が現れた場合は服用を中止すれば自然に改善するでしょう。

一方、イレウス(腸閉塞)は頻度こそ極めてまれですが、重篤な副作用として報告されています。

激しい腹痛や嘔吐、ガスや便が出なくなるといった症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください

ロコの他の薬との相互作用

併用しないこと(併用禁忌)

ロコと併用が禁止されている薬剤は現在報告されていません。

併用に注意すること(併用注意)

以下の薬剤とロコを併用する場合は注意が必要です。

消化管吸着薬

ケイ酸アルミニウムやタンニン酸アルブミンなど、一部の胃腸薬・止瀉薬に含まれる成分です。

  • ロペラミドの吸収が妨げられ、効果が減弱する可能性があります
  • 服用する場合は時間をずらしてください

CYP3A4阻害薬・P-糖タンパク阻害薬

リトナビル(抗HIV薬)、キニジン(抗不整脈薬)、イトラコナゾール(抗真菌薬)などです。

  • ロペラミドの血中濃度が上昇し、副作用が増強される可能性があります
  • これらの薬を服用中の方は、ロコの使用について主治医にご確認ください

デスモプレシン製剤

デスモプレシン酢酸塩水和物(ミニリンメルト)。夜尿症や尿崩症の治療に用いられる経口剤です。

  • 腸管の運動が抑制されることでデスモプレシンの吸収が増加し、水中毒のリスクが高まる可能性があります

ロコの注意事項

  • ロコは下痢の症状を抑える対症療法薬であり、下痢の原因そのものを治療するものではありません
  • 発熱、嘔吐、血便を伴う下痢の場合は感染性の可能性があるため、自己判断でロコを使用せず、医療機関を受診してください
  • 重い肝臓の障害がある方は慎重に使用する必要があります。事前に主治医にご相談ください
  • 服用後に眠気やめまいが現れることがあるため、自動車の運転や危険を伴う作業は避けてください
  • 高温多湿・直射日光を避け、こどもの手が届かない場所に保管してください
  • 使用期限を過ぎた製品は服用せず、適切に廃棄してください

ロコのよくある質問

ロコと市販の下痢止め(正露丸やストッパ下痢止めなど)との違いは何ですか?

ロコは、日本で処方される医療用医薬品ロペミンと同一の有効成分(ロペラミド塩酸塩)を含有する海外製ジェネリック医薬品であり、市販の下痢止めとは有効成分と作用メカニズムが異なります。ロコの有効成分ロペラミドは腸管のぜん動運動を直接抑制する強力な止瀉薬です。

一方、正露丸の主成分である木クレオソートは腸内の殺菌・収れん作用が主体であり、作用の強さと即効性においてはロペラミドが上回るとされています。市販薬では効果が十分でなかった方に適した選択肢といえるでしょう。

ロコは毎日飲んでもよいですか?

ロコは症状があるときに服用する頓服薬であり、毎日の常用には適していません。過敏性腸症候群(IBS)など慢性の下痢に使用する場合でも、症状の改善に応じて服用回数を調整することが大切です。

漫然と服用を続けると便秘になるリスクがあるため、便秘が現れた場合は服用を中止してください。

ロコの1カプセルの含有量が2mgですが、日本のロペミンカプセル1mgと比べて多すぎませんか?

海外ではロペラミド2mgが1回あたりの標準的な用量として広く使用されています。日本のロペミンカプセル1mgは1回1〜2カプセルの服用が認められており、通常用量は1日1〜2mg、症状に応じて最大10mgまで増量可能です。

ロコの1カプセル2mgは海外の一般的な用量に準じた規格であり、日本の添付文書における通常用量の範囲内に収まっています。まずは1日1カプセルから開始し、効果と副作用の様子を確認しながら使用してください

ロコはお腹の痛みも抑えてくれますか?

ロコは腹痛を直接抑える鎮痛薬ではなく、腸のぜん動運動を抑制して下痢を止める薬です。ただし、下痢に伴う腹痛はぜん動運動の亢進が原因であることが多いため、下痢が改善されることで腹痛も和らぐ場合があります。

下痢を伴わない腹痛や、下痢が止まっても腹痛が続く場合は、別の原因が考えられるため医療機関への相談をおすすめします。

ロコに関連する添付文書等の参考資料

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