デュタス(AGA治療薬:ザガーロ ジェネリック)
デュタスは、男性型脱毛症(AGA)の進行により、生え際や頭頂部のボリューム低下が気になり始めた方に用いられる内服薬です。「ザガーロ」の海外ジェネリック医薬品にあたり、日本で承認されているザガーロと同じ有効成分デュタステリド0.5mgを含みます。
抜け毛を抑えつつ、太くコシのある毛髪を目指すことができるのが特徴です。
また、ジェネリック医薬品ならではの価格メリットがあり、長期的にAGA対策を続けたい方にとって、費用負担を抑えやすい選択肢となります。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Yuu総合病院で院内薬剤師として勤務し、糖尿病病棟の担当や患者さん向けの講座開催を経験しました。その後は調剤薬局にて在宅訪問や無菌調剤にも携わり、幅広い現場での知識と実践を積んでいます。
また、食と健康のつながりを深めるため薬膳アドバイザーの資格も取得しています。
さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。
デュタスの概要
- 男性型脱毛症(AGA)治療に有効な内服薬
- 有効成分デュタステリド0.5mgを含むザガーロのジェネリック医薬品
- 5α還元酵素1型・2型を同時に阻害し、AGAの原因とされるジヒドロテストステロン(DHT)を強力に抑制
- フィナステリドより高い発毛・育毛効果が期待できる
- 1日1カプセルの服用で、3〜6ヶ月かけて薄毛の進行抑制と毛量アップを目指す
- ジェネリックのため、先発品ザガーロに比べて治療コストを抑えやすい
- 国内で広く処方実績があり、安全性も高い
デュタスの製造元は、インドの大手製薬企業ドクターレッディーズ(Dr. Reddy’s)です。世界各国で医薬品を供給しているグローバルメーカーで、国際的な基準に基づいた品質管理や製造管理を行っています。
そのため、デュタスも適切な品質で製造・流通しており、成分や含量の安定性に優れた、信頼性の高い製品となっています。
| 商品名 | デュタス(Dutas) |
|---|---|
| 内容量 | 30カプセル |
| 効果・効能 | 男性型脱毛症(AGA)の進行抑制・発毛促進 |
| 有効成分 | デュタステリド 0.5mg |
| 副作用 | 勃起不全、リビドー減退、精液量減少 稀に乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)や肝機能障害、蕁麻疹、発疹、抑うつ気分、浮動性めまい、味覚異常など |
| 形状・剤形 | カプセル剤 |
| ブランド | ドクターレッディーズ(Dr. Reddy’s) |
デュタスはこんな方におすすめ
- 生え際や頭頂部の薄毛が進行しており、内服によるAGA対策を考えている方
- 先発薬ザガーロと同等の成分を、できるだけ費用を抑えて継続したい方
- フィナステリドで十分な効果が得られなかった方
- AGA治療薬を試してみたい方
Yuuデュタスは、先発医薬品であるザガーロと比べて薬価が低く、約6〜7割ほどの価格で購入できます。効果は同様に期待できるため、治療を長く続けていく上で費用面の負担を軽減できる点が大きなメリットです。
そのため、「まず試してみたい」という方や、「継続的に治療を続けたい」という方にとって、無理のない価格で続けられる選択肢として非常に優れています。
デュタスの有効成分について
デュタスの有効成分はデュタステリドです。デュタステリドは5α還元酵素(1型・2型)の両方を阻害し、テストステロンからジヒドロテストステロン(DHT)に変換されるのを強力に抑えます。
ジヒドロテストステロンはAGAの主な原因とされる男性ホルモンです。ジヒドロテストステロンが増えると、毛乳頭に作用して毛包がどんどん小さくなり、いわゆる「産毛のような細く短い毛しか生えなくなる状態」に進んでしまいます。
デュタステリドは、ジヒドロテストステロンを全身で大きく減少させることで、乱れたヘアサイクルを整え、「太く、長く育つ毛が生えやすい頭皮環境」へと導きます。
デュタスの効果・効能
- 男性における男性型脱毛症の発毛および育毛
- 男性型脱毛症に伴う脱毛(抜け毛)の進行予防
デュタステリド0.5mgは、臨床成績においても、フィナステリドより高い発毛・育毛効果が認められているとされています。そのため、すでにフィナステリドを使用している方が、より高い改善効果を求める際の選択肢として有効とされています。
効果には個人差がありますが、早い方では服用開始から12週前後で変化を実感し始めます。一般的には、約6ヶ月ほど継続すると効果を判断しやすいです。
ヘアサイクルは、髪の「成長期」「退行期」「休止期」という3つの段階で構成されており、正常な場合、成長期は約2〜6年続きます。1本の髪が生えてから自然に抜け落ちるまでの期間は、平均して3〜6年ほどです。そのため、数週間で劇的な治療効果があらわれることは期待できません。
治療効果は、まず3〜6ヶ月ほどの期間で「抜け毛が減る」「髪のハリ・コシが出る」「分け目が目立ちにくくなる」といった変化を確認します。理想的な状態に近づくには、半年から1〜2年ほどかけてじっくりと改善していくイメージになります。
デュタスの服用方法・使用方法
| 1回の用量 | 1カプセル(デュタステリドとして0.5mg) |
|---|---|
| 1日の服用回数 | 1回 |
| 服用間隔 | 24時間 |
| 服用するタイミング | 特に指定なし |
使用上の注意
- 効果判定には通常6ヶ月以上の期間が必要です。
- カプセルは割ったり開けたりせず、そのまま飲用してください。
- 薬剤は経皮吸収されるため、妊娠中の女性や小児がカプセルの中身に触れることは絶対に避けてください。もし触れた場合は直ちに石鹸と水で洗い流してください。
- 女性および小児は服用不可です。
- 飲み忘れた場合、次の服用時間が近いときは次の服用時刻まで待ち、定められた服用量を守ってください。一度に2回分の薬を服用しないでください。
- 他の5αリダクターゼ阻害薬(例えばフィナステリド)との併用は禁止されています。
- 副作用や持病がある場合は、事前に医療機関に相談してください。
Yuuデュタスの有効成分(デュタステリド)は、皮膚から体内に吸収される性質があります。
デュタステリドは 男性ホルモン(DHT)を低下させる薬剤であり、大人の男性では治療効果として働きますが、胎児(特に男児)の生殖器の正常な発育に影響を与える可能性があります。
そのため、妊娠中の女性が薬剤の中身に触れることは非常に危険です。
また、子供は体重あたりの薬物感受性が高く、ホルモン調節系も未成熟なため、デュタステリドのような内分泌系に作用する薬剤をわずかな量でも皮膚から吸収すると、身体に影響を及ぼす可能性があります。
これらの理由から、カプセルが破れて中身が皮膚に付着することのないよう、服用者以外(特に妊婦・女性・小児)が薬剤に直接触れないよう細心の注意が必要です。
デュタスの効果をよりしっかり実感するために、有効成分の働きを補い合う治療もおすすめです。AGAは複数の要因で進行するため、1種類の薬だけでは十分な変化を感じにくい場合もあります。
そのような理由から、デュタステリドとミノキシジル外用薬の併用は、実際の治療の場合でもよく採用される組み合わせです。
デュタステリドは抜け毛を減らして現状を守る役割があり、ミノキシジルは新しい髪の発毛を促す役割があります。
この2つを併用することで、「抜け毛予防」と「発毛促進」の両面からAGAにアプローチできるのが大きなメリットです。
このため、デュタステリドのみで効果が不十分な場合には、外用薬を併用する治療選択肢があり、併用することで効果が高まる可能性が臨床研究で報告されています。
服用期間中および服用後6ヶ月の献血禁止について
デュタス服用中および服用中止後6ヶ月間は献血ができません。これは、デュタスの成分が血液中に長い期間残るためです。
なお、同じAGA治療薬の成分であるフィナステリドは体内での消え方が比較的早く、服用をやめてから約1ヶ月後には献血が可能になります。
これらの献血制限は、全血献血だけでなく、血液の特定の成分のみを採取する成分献血にも適用されます。
デュタスの警告・禁忌・副作用
警告
- 妊娠中または妊娠の可能性のある女性が本剤の漏れた薬剤に触れると、男子胎児の生殖器発達に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。
- 女性、小児は服用してはいけません。
- 重度の肝機能障害のある方は禁忌です。肝機能障害のある方は慎重に使用してください。
禁忌
- 本剤または他の5αリダクターゼ阻害薬に対して過敏症の既往歴がある方
- 女性、小児・乳幼児・新生児
- 妊娠中または妊娠の可能性がある女性
- 重度の肝機能障害を有する方
- フィナステリドに対し過敏症がある方
副作用
- 勃起不全・性欲減退・精液量減少
- 乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)
- 肝機能障害(AST, ALT, ビリルビンの上昇など)
- 皮膚症状(蕁麻疹、発疹、アレルギー反応、瘙痒症)
- 精神神経系症状(抑うつ気分、頭痛、浮動性めまい、味覚異常)
- その他:倦怠感、腹部不快感
Yuuデュタスを飲み始めてから最初の数週間から1〜2ヶ月の間に、「初期脱毛」と呼ばれる一時的な抜け毛の増加がみられることがあります。
これはデュタスだけに起こるものではありませんが、デュタステリドはフィナステリドより作用が強いため、初期脱毛がやや起こりやすいとされています。
デュタステリドはAGAの原因となるジヒドロテストステロンを大幅に減少させます。
このホルモン環境の改善によって、休止期の毛が早めに押し出され、弱った毛が抜け落ちて、新しく健康な毛に入れ替わる過程で初期脱毛が起こります。
見た目の変化から不安を感じやすい現象ですが、治療が効き始めているサインのひとつでもあり、過度に心配する必要はありません。
デュタスの他の薬との相互作用
併用しないこと
- 特に併用禁忌の薬剤はありません。
併用に注意すること
- CYP3A4阻害作用を有する薬剤(リトナビル、ケトコナゾールなど抗真菌薬)
これらの薬剤はデュタステリドの代謝を抑制し血中濃度を上昇させ、副作用リスクが増加する可能性があります。
- CYP3A4誘導作用を持つ薬剤(リファンピシン、カルバマゼピン、フェニトインなど)
デュタステリドの血中濃度が低下し、効果減弱の可能性があります。
- その他、腎機能や肝機能に影響を与える薬剤と併用する際は慎重に使用してください。
デュタスの注意事項
- 血清前立腺特異抗原(PSA)値に影響を与えるため、前立腺がん検診を受ける際は必ず服用中であることを医療機関に伝えてください。
- 肝機能障害のある方は慎重に服用し、定期的な肝機能検査をおすすめします。
- 内服開始から1〜2ヶ月は初期脱毛(脱毛の一時的増加)が見られることがありますが、通常は経過とともに改善します。
- 長期間継続する治療であるため、服用中の体調変化について注視しましょう。
- 妊娠中や妊娠の可能性がある女性に対して、デュタスのカプセルが割れたり砕けたりした場合に成分が皮膚に触れることがないよう、特に注意してください。
- 副作用のリスクがあるため、既往症の有無やその他の薬との併用について医療機関に相談したうえで使用してください。
デュタスのよくある質問
デュタスをやめた場合、髪の状態はどうなりますか?
デュタステリドによって抑えられていたジヒドロテストステロン(DHT)の作用が再び強まるため、数か月〜半年ほどでAGAの進行がゆっくりと再開します。「急に元に戻る」のではなく、徐々に抜け毛の量が増えたり、薄毛が進行しやすくなるというイメージです。
そのため、効果を維持したい方は長期的な継続が大切になります。
デュタスはミノキシジル外用薬と併用できますか?
デュタステリドは「DHTの抑制」、ミノキシジルは「発毛促進」という作用の方向性が異なるため、併用による相乗効果が期待できます。
デュタスは何歳から使用できますか?
デュタスの対象は成人男性のみであり、明確な「何歳から」の下限は決まっていません。
ただし、安全性やホルモンバランスへの影響から、一般的には20歳以上で、医学的にAGAと診断可能な年代からの使用が推奨されます。