メナボル(タンパク同化ステロイド:スタノゾロール)
メナボルはアナボリックステロイドの一種です。アナボリックステロイドとは、「理想の体型を手に入れたい」「理想の筋肉をつけたい」とトレーニングに励む方をサポートするための筋肉増強剤で、特にアスリートやボディビルダーの方々に愛用されています。
メナボルを正しく服用することで、筋トレの効果を高めて効率的に筋肉を鍛え、理想的な身体作りを目指せます。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Mii2009年に薬剤師免許取得。10年以上の調剤薬局勤務を経て、現在はフリーランス薬剤師として調剤薬局薬剤師・ライター・サプリメントなどの商品監修をしています。
さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。
メナボルの概要
- 筋肉や骨の材料となるタンパク質の生成を促し、筋肉と骨の強化をサポート
- 男性ホルモン作用は弱めで、副作用が比較的現れにくいタイプのアナボリックステロイド
- 筋肉量増加に伴う基礎代謝アップで、太りにくく痩せやすい体質へ
- 消耗状態からの体力回復をサポート
メナボルは、有効成分としてスタノゾロール2mgを含有するタンパク同化ステロイド(アナボリックステロイド)です。体内でタンパク質が合成される過程を活性化させることで筋肉や骨の発達をサポートする働きがあることから、強くたくましい身体づくりに役立つとされています。
また、代謝を高めて太りにくい体質に導く効果や、病気や手術の後で消耗した身体の回復をサポートする効果も期待できます。
メナボルはOaknet Healthcare Pt.htd.が製造販売しており、海外の多くの国で販売されています。
| 商品名 | メナボル |
|---|---|
| 内容量 | 20錠 |
| 効果・効能 | 筋肉増強 |
| 有効成分 | スタノゾロール 2mg |
| 副作用 | 発疹、吐き気、ニキビ、多毛、脱毛、性欲亢進、むくみ、動悸、陰茎肥大、持続性勃起、声変わりなど |
| 形状・剤形 | 錠剤 |
| ブランド | Oaknet Healthcare Pt.htd. |
メナボルはこんな方におすすめ
- 筋トレの効果を高め、効率的に筋肉を増やしたい方
- 病気や怪我で消耗した身体の体力回復を早めたい方
- 基礎代謝を高め、太りにくい体質を目指したい方
- 副作用のリスクを抑えながら筋肉増強を目指したい方
メナボルの有効成分について
有効成分であるスタノゾロールは、アナボリックステロイドの一種です。アナボリックステロイドとは、タンパク同化作用を持つステロイドホルモンの総称であり、男性ホルモンであるテストステロンと似た性質があります。
スタノゾロールは筋肉を増強する「タンパク同化作用」と、男性的な特徴を発現させる「男性ホルモン様作用(アンドロゲン作用)」によって体内のタンパク質合成を促進することで、筋肉を増強したり、骨密度の増加を促したりします。
スタノゾロールはアナボリックステロイドの中でもタンパク同化作用が比較的強く、男性ホルモン様作用が弱い点が特徴です。
また、筋肉や骨の強化以外にも、赤血球を増やす働きや消耗した身体の回復を促す働きがあるため、治療に用いられることもあります。
Miiスタノゾロールは世界アンチドーピング規定に該当する成分のため、服用しているとドーピング検査で陽性反応となる可能性があります。
服用を中止しても、有効成分がすべて排出されるにはしばらく時間がかかるため注意が必要です。
メナボルの効果・効能
- 筋肉増強
- 下垂体性小人症
- 慢性腎疾患・悪性腫瘍・手術後・外傷・熱傷による消耗状態の回復
- 再生不良性貧血
- 骨粗鬆症
スタノゾロールは体内のタンパク質の合成を促すことで効率的に筋肉を増強し、理想的なボディメイクをサポートします。また、筋肉量増加によって基礎代謝が高まるため、脂肪燃焼しやすく太りにくい体質に導く効果も期待できます。
丈夫な身体作りに寄与するため、病気や怪我などで消耗した身体の回復を促す効果も期待できます。骨においても骨密度を増やして骨折を予防する効果が期待できることから、骨粗鬆症の治療に用いられることがあります。
さらに、下垂体性小人症の身長を伸ばすための治療や、赤血球を増やす働きがあることから再生不良性貧血の治療に用いられることもあります。
メナボルの服用方法・使用方法
| 1回の用量 | 1錠 |
|---|---|
| 1日の服用回数 | 1回 |
| 服用間隔 | 約6時間 |
| 服用するタイミング | 食後または食事中 |
使用上の注意
- 1日に3〜4錠を1回〜3回に分けて服用するのが基本的な飲み方
- 服用期間は2〜3週間とし、3週間以上継続しない
- 服用期間と休薬期間を設ける「サイクル法」が推奨されている
Miiサイクル法は、身体の慣れによる効果の低下や副作用のリスクを軽減する目的で行います。
たとえば、3週間服用したら3週間休薬するのがサイクル法です。
メナボルのサイクル法について
メナボルなどのアナボリックステロイドを連続して長期服用すると、身体がその作用に順応し、次第に効果が弱まるといわれています。さらに、長期連用は副作用のリスクを高める可能性があります。
そこで推奨されているのが、休薬期間を儲けるサイクル法です。メナボルの場合、1年間に数回のサイクルを組むことが一般的とされています。服用期間と休薬期間を切り替えてサイクル化することで、耐性や副作用の発現を回避し、筋肉増強の効果をより適切に引き出すことを目指します。
Miiスタッキング(他のステロイド薬との併用)やピラミッド法(徐々に増量する)といった服用方法もありますが、現時点でその有効性は確立されていません。
メナボルの警告・禁忌・副作用
警告
長期間の継続服用を避けること
禁忌
- メナボルの含有成分に対して過敏症の既往歴がある方
- 前立腺がんの方
- 妊娠中または妊娠している可能性のある女性
- 重度の肝障害の方
副作用
発疹、かゆみ、吐き気、ニキビ、多毛、脱毛、性欲の亢進、むくみ、肝機能値の異常、動悸、息切れなどの副作用が報告されています。
また、男性ではED(勃起不全)、持続性勃起、陰茎肥大、精液減少、女性では生理不順、しゃがれ声、無月経、陰核肥大、おりものの増加、乳房の張りなどが現れることがあります。
メナボルの他の薬との相互作用
併用しないこと
- 併用禁忌薬は特にありません。
併用に注意すること
- ワルファリンなどの抗血液凝固薬
出血のリスクが増加する恐れがあります。
- インスリンなどの糖尿病治療薬
低血糖のリスクが高まる恐れがあります。
- ステロイド薬
むくみを悪化させる恐れがあります。
メナボルの注意事項
- 3週間以上の連続服用を避けてください。
- 副作用が強く現れた場合や何らかの異常を感じた場合は、直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください。
- 定められた用法・用量を守ってください。
- 服用中は定期的な健康診断(特に肝機能検査)を受けることが推奨されています。
メナボルのよくある質問
女性がメナボルを服用しても問題ありませんか?
メナボルは男性化作用が少ないアナボリックステロイドであるため、女性も服用が可能です。
ダイエット目的で使用できますか?
メナボルはダイエット薬ではありませんが、基礎代謝アップによる脂肪燃焼効果が期待できるため、太りにくく痩せやすい体質作りをサポートします。
ただし、メナボルは筋肉増強を目的とした薬であるため、ダイエットのみを目的とした使用は推奨されません。
アスリートでドーピング検査がありますが、メナボルを服用していても問題ありませんか?
有効成分であるスタノゾロールは世界アンチドーピング規定に該当する成分であり、オリンピックなどの国際スポーツ競技では禁止薬剤に指定されているため、このような大会を目指すアスリートの方は服用しないでください。
メナボルに関連する添付文書等の参考資料
- Anabolic Steroids – StatPearls / NCBI Bookshelf
- Anabolic Steroid Toxicity – StatPearls / NCBI Bookshelf
- Anabolic Steroid Use Disorder – StatPearls / NCBI Bookshelf
- 2026 Prohibited List – World Anti-Doping Agency (WADA)(PDF)