プレマリン(更年期障害治療薬:結合型エストロゲン)
プレマリンは、閉経などホルモンバランスの乱れに伴うさまざまな症状を緩和するために用いられる女性ホルモン補充薬です。
結合型エストロゲンを有効成分とし、ほてりやのぼせ、発汗などの更年期症状の軽減に効果を発揮します。また、閉経後の女性に多い骨粗鬆症の予防・治療や、若年女性のエストロゲン欠乏症にも使用されます。世界中で広く処方されている信頼性の高い女性ホルモン薬です。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Atsu薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。
さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
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プレマリンの概要
- 更年期症状(ほてり、のぼせ、発汗など)を緩和する
- 閉経後の膣炎を改善する
- 卵巣機能不全などのエストロゲン欠乏症の治療に用いられる
プレマリンは結合型エストロゲンを含む女性ホルモン薬です。エストロゲンの低下によって生じる更年期障害の不快な症状を和らげる効果が期待できます。
また、卵巣欠落や卵巣機能不全などによる若年女性のエストロゲン欠乏症治療にも効果的です。
| 商品名 | プレマリン |
|---|---|
| 内容量 | 28錠 |
| 効果・効能 | 更年期障害、卵巣欠落症状、卵巣機能不全症、機能性子宮出血、老人性膣炎 |
| 有効成分 | 結合型エストロゲン 0.625mg |
| 副作用 | 吐き気、頭痛、乳房の張り、不正出血、むくみなど |
| 形状・剤形 | 錠剤 |
| ブランド | ファイザー(Pfizer)社 |
プレマリンはこんな方におすすめ
- 更年期症状(ほてり、のぼせ、発汗など)でお悩みの方
- 卵巣機能不全で不妊症に悩む方
- 子宮摘出手術後にホルモンバランスの調整が必要な方
プレマリンの有効成分について
プレマリンに含まれる結合型エストロゲンは、複数のエストロゲン成分が結合した形で存在しています。妊娠馬の尿から抽出されるため、「Pregnant Mare’s Urine(妊娠馬の尿)」という言葉に由来する名前が付けられました。
プレマリンは人工的に合成されたものではなく、天然素材から抽出・精製された薬です。比較的安価で入手しやすく、長年の使用実績から安全性と効果が十分に証明されています。
Atsuプレマリンは世界中で使われている信頼性の高い女性ホルモン薬で、長年の使用実績があります。結合型エストロゲンの働きにより、つらい更年期症状を効果的に緩和し、生活の質を大きく向上させられるでしょう。
ホルモンバランスを整えることで、心身ともに快適な毎日を取り戻すサポートとなる優れた選択肢といえるでしょう。
プレマリンの効果・効能
- 更年期症状の軽減
- 卵巣欠落や卵巣機能不全の治療
- 老人性膣炎の治療
- 機能性子宮出血
プレマリンは結合型エストロゲンを主成分とする女性ホルモン薬で、体内のエストロゲン減少を補います。更年期に現れるほてりやのぼせ、発汗などの不快な症状を和らげるほか、手術や加齢による卵巣機能の低下・喪失で生じる症状にも効果的です。
また、エストロゲン減少によって起こる膣粘膜の萎縮や乾燥(老人性膣炎)も改善し、不快感や痛みを軽減します。さらに、ホルモンバランスの乱れから生じる機能性子宮出血に対しても、エストロゲンを補充することで不規則な出血をコントロールします。
プレマリンの服用方法・使用方法
| 1回の用量 | 通常は1錠~2錠 機能性子宮出血、老人性膣炎の場合は1錠~5錠 |
|---|---|
| 1日の服用回数 | 1回 |
| 服用間隔 | 24時間 |
| 服用するタイミング | 特に指定なし |
Atsuプレマリンは更年期症状の緩和を主目的とした薬ですが、骨折リスクを減らす効果も期待できます。
女性ホルモンであるエストロゲンには本来、骨密度を維持する重要な役割があり、更年期以降の方がプレマリンを服用すると、主目的である更年期症状の改善に加え、骨の健康維持にも役立ちます。
日本では骨粗鬆症治療薬としては認可されていませんが、骨密度低下を防ぐという女性にとって嬉しい二次的効果が得られる点は、プレマリンの大きな魅力といえます。
使用上の注意
- 使用前に自己の体調や持病について十分に理解しておくことが重要
- 血栓症の既往歴がある方は特に注意が必要
- 不正出血が続く場合は服用を中止するのが望ましい
プレマリンの長期使用について
海外の研究によると、エストロゲン製剤(卵胞ホルモン剤)とプロゲステロン製剤(黄体ホルモン剤)を長期間併用した女性は、乳癌発症リスクが高まる傾向があります。プレマリンを服用し、ホルモン補充療法をする際は、これらの乳癌リスクを十分に考慮することが大切です。
効果と安全性のバランスを考え、漫然と長期使用せず、症状改善に必要な最小限の期間に留めることをおすすめします。定期的に服用継続の必要性を見直すことも重要なポイントといえるでしょう。
プレマリンの警告・禁忌・副作用
禁忌
以下の方はプレマリンを服用しないでください。
- 血栓性疾患(血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害など)の既往歴がある方
- エストロゲン依存性腫瘍(乳がん、子宮内膜がんなど)のある方または既往歴のある方
- 診断されていない異常性器出血がある方
- 妊娠中または妊娠している可能性がある方
- 重度の肝機能障害のある方
副作用
プレマリンによる主な副作用には以下のようなものがあります。
- 皮膚の色素沈着
- 血栓症(すぐに服用を中止すること)
- 吐き気、嘔吐、胃部不快感
- 頭痛、めまい
- 乳房の張りや痛み
- 不正出血
- むくみ
- 体重増加
プレマリンの他の薬との相互作用
併用に注意すること
- イプリフラボン
- 血糖降下剤(グリベンクラミドなど)
- 副腎皮質ホルモン(プレドニゾロンなど)
- ソマトロピン(成長ホルモン)
- ソムアトロゴン(成長ホルモン)
プレマリンには複数の薬剤との相互作用があります。骨粗鬆症治療薬のイプリフラボンと併用するとエストロゲン作用が増強される可能性があり、注意が必要です。
プレマリンは、血糖値をあげる可能性があり、グリベンクラミドなどの血糖降下剤の効果も弱めるでしょう。
また、プレドニゾロンなどの副腎皮質ホルモン剤の作用も弱める可能性があります。さらに、ソマトロピンやソムアトロゴンといった成長ホルモン製剤の効果も、エストロゲンにより低下する場合があります。
プレマリンの注意事項
- 服用中に異常な出血が続く場合は服用を中断することをおすすめします
- 乳がんの家族歴がある方は特に注意して使用する必要があります
- 喫煙者は血栓症のリスクが高まるため、服用中は禁煙することが望ましいです
- 定期的に自己チェックを行い、乳房のしこりなどの異常に注意してください
Atsuプレマリン服用中に注意すべき最も重篤な副作用の一つが血栓症です。血栓症は血管内に血の固まり(血栓)ができる状態で、肺塞栓症や脳梗塞などの命に関わる事態を引き起こす可能性があります。
突然の息切れ、胸痛、片側の足の腫れや痛み、片方の手足のしびれ、激しい頭痛、視覚異常などの症状が現れた場合は、血栓症の可能性を考え、すぐに服用を中止し、緊急医療を求めることが重要です。
血栓症のリスクを下げるために、十分な水分摂取、定期的な運動、長時間の同じ姿勢の回避なども心がけましょう。
プレマリンのよくある質問
プレマリンは何歳まで服用できますか?
プレマリンの服用に年齢制限はありませんが、一般的には更年期症状の緩和を目的とする場合、症状が落ち着くまでの間(通常は数年間)使用することが多いです。
長期使用については、リスクと効果のバランスを考慮することが重要です。
プレマリンの服用を忘れた場合はどうすればよいですか?
プレマリンの服用を忘れた場合、気づいたときに1錠服用してください。ただし、次の服用時間が近い場合は忘れた分は飛ばし、通常のスケジュールに戻って服用してください。絶対に2回分を一度に服用しないでください。
個人輸入で購入したプレマリンは安全ですか?
個人輸入での医薬品購入には偽造品のリスクが伴うことがあります。当サイトでは正規品のみを取り扱い、適宜成分鑑定も実施しているため安心してご利用いただけます。
ただし、どのような薬剤も適切に使用することが重要です。持病があり、主治医の処方を受けている方は、服用の可否について主治医に相談されることをおすすめします。