ポゼット(早漏治療薬:プリリジー ジェネリック)
ポゼットは、早漏症(早期射精)の改善が期待できる薬です。性行為前に服用することで射精までの時間が延長され、性行為の満足度向上につながります。その効果から、海外のガイドラインでも推奨されているのが特徴です。30mgと60mgの2規格を採用しているため、状態に合わせた服用量の調節も行えます。
服用の際には注意点があるため、確認したうえで服用してください。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Nami薬剤師資格取得後、CROにて臨床開発業務に従事。現在は複数の調剤薬局でエリアマネージャーを務めながら、医療系メディアにて記事執筆も担当しています。
さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。
また、ポゼットの口コミ・効果・感想(レビュー)もございますので、こちらもぜひご覧ください。

ポゼットの概要
- 射精反射を延長して早漏の改善が期待できる
- 性行為1〜3時間前の服用で効果を発揮し、約4〜6時間効果が持続する
- 毎日服用する必要がない
ポゼットは、早漏改善薬で有名なプリリジーのジェネリックで、有効成分はダポキセチンです。性行為1〜3時間前に服用することで、膣挿入から射精までの時間を約2.5〜3倍に延長する効果が報告されています。即効性があるため、毎日服用する必要がありません。継続服用をしたくない方も試しやすいです。
| 商品名 | ポゼット |
|---|---|
| 内容量 | 30mg:10錠 60mg:10錠 |
| 効果・効能 | 早漏症(早期射精) |
| 有効成分 | ・ダポキセチン 30mg ・ダポキセチン 60mg |
| 副作用 | 吐き気、下痢、頭痛、めまい、失神 など |
| 形状・剤形 | 錠剤 |
| ブランド | サンライズ・レメディーズ |
ポゼットはこんな方におすすめ
- 射精のコントロールができず、早漏で悩んでいる方
- 満足した性行為を行い、パートナーと良い関係を築きたい方
- 少ない用量から薬を試したい方
ポゼットの有効成分は海外のガイドラインで高く推奨されています。満足した性行為でパートナーとの関係を良くしたい方におすすめです。また、30mgと60mgの2規格が採用されており、初めて服用する方や穏やかな効果を期待する方にも少量から試せるのもおすすめポイントです。
ポゼットの有効成分について
ポゼットの有効成分はダポキセチンで、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に分類されます。セロトニンの濃度を高めることで射精に関与する興奮をおさえ、射精までの時間を延長させます。
うつ病やパニック障害に適応があるSSRIもありますが、ポゼットはこれらと比べて作用があらわれるのが早く、効果持続時間も短めなのが特徴です。
Namiダポキセチンは複数の論文で効果が認められており、海外のガイドラインでも推奨されています。性行為前のスポット服用でも、膣挿入から射精までの時間延長が確認されており、毎日服用する必要がありません。
海外では早漏症の第一選択薬として認められていますが、日本では未承認薬であるため服用時は注意してください。同じSSRIの薬でパロキセチンがありますが、効果があらわれるまで時間がかかります。
そのため、うつ病などの精神疾患に使用され、早漏症には適応外となります。
ポゼットの効果・効能
- 早漏症(早期射精)
早漏症は不安や緊張の高まりが一因で、神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンが関与しています。セロトニンは興奮をしずめてノルアドレナリンは興奮を促すため、セロトニンが不足するとノルアドレナリンが優位になり早漏を引き起こすのです。
ダポキセチンは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)の1つです。神経伝達物質であるセロトニンの濃度を高めることで興奮をしずめ、早漏の症状をおさえると考えられています。
Nami早漏症はED(勃起不全)をともなうことが多く、EDがある場合はその治療をまず行うべきとガイドラインで示されています。EDの治療にはPDE5阻害薬であるシルデナフィルやバルデナフィルが使われます。
また、早漏症は心理的ストレスも原因とされています。ポゼット単体と比べ、薬物治療と心理療法を組み合わせた治療で効果が高かったという報告もあります。
リラックスできる環境をととのえてみるのもよいかもしれません。
ポゼットの服用方法・使用方法
| 1回の用量 | 30mgの場合:1〜2錠 60mgの場合:0.5〜1錠 |
|---|---|
| 1日の服用回数 | 1回まで |
| 服用間隔 | 24時間以上 |
| 服用するタイミング | 性行為の1〜3時間前 |
使用上の注意
- 初めて服用される方は30mgから開始することをおすすめします。
- 服用間隔は24時間以上あけましょう。
- 性行為の1〜3時間前を目安に服用してください。
- 眠気やめまいがあらわれるおそれがあります。自動車の運転など危険を伴う機械を操作する場合は注意しましょう。
- 服用前24時間以内はグレープフルーツジュースは摂取しないでください。効果が強く出るおそれがあります。
- 飲酒は極力避けてください。過度な飲酒は作用を強めるおそれがあります。
ポゼットの警告・禁忌・副作用
警告
失神を引き起こすおそれがあります。ふらつきがあらわれた場合はすぐに横になり症状が改善するのを待ちましょう。
禁忌
- 有効成分であるダポキセチンに過敏症を起こしたことがある方
- 重い心疾患(心不全、心臓弁膜症、虚血性心疾患、徐脈、房室ブロック、洞不全症候群など)の方
- 起立性低血圧や失神を起こしたことがある方
- 躁病や重度のうつ病の既往がある方
- 中〜重度の肝機能障害の方
- 遺伝性ガラクトース不耐症、ラップラクターゼ欠損症またはグルコースガラクトース吸収不良症の方
- MAO阻害剤(セレギリン、ラサギリン、サフィナミドなど)を服用中、あるいは中止後14日以内の方
- チオリダジンを服用中、あるいは中止後7日以内の方
- セロトニンの効果を強める薬や食品(抗うつ薬、L-トリプトファン、トリプタン系製剤、トラマドール、リネゾリド、リチウム、セントジョーンズワートなど)を服用中、あるいは中止後14日以内の方
- CYP3A4阻害薬(ケトコナゾール、イトラコナゾール、リトナビル、サキナビル、テリスロマイシン、ネルフィナビル、アタザナビルなど)を服用中の方
- 未成年の方
副作用
重大な副作用
- 失神
ふらつきがあらわれた場合はすぐに横になり、足を頭よりも高く上げる姿勢をとって回復を待ちましょう。
- 自殺または自傷行為の考え
その他に以下の副作用が認められています。
- 吐き気
- 下痢
- 頭痛
- めまい
- 口の渇き
- 強い眠気や疲労感
- 不眠
- 性欲減退
これらは、体内のセロトニンが増えるため起こります。多くは一時的なものであり、薬の代謝や排泄とともに症状はおさまると考えられています。
Namiポゼットと同じ作用である他のSSRI薬は、うつ病などの精神疾患の治療に使用されています。精神疾患の方が服用すると、自殺や自傷リスク増加の報告があります。
ポゼットは他のSSRI薬と比較して作用時間が短く、自殺や自傷の兆候もみられないため危険性は低いと考えられていますが、症状に十分注意しましょう。
セロトニンが作用する受容体は消化管内に多くあるため、主な副作用は消化管症状が多い傾向です。薬の効果が切れると自然におさまると考えられます。もし、症状が続く場合は服用を中止してください。
ポゼットの他の薬との相互作用
併用しないこと
- MAO阻害剤(セレギリン、ラサギリン、サフィナミドなど)を服用中、あるいは中止後14日以内の方
- チオリダジンを服用中、あるいは中止後7日以内の方
- セロトニンの効果を強める薬や食品(抗うつ薬、L-トリプトファン、トリプタン系製剤、トラマドール、リネゾリド、リチウム、セントジョーンズワートなど)を服用中、あるいは中止後14日以内の方
- 強いCYP3A4阻害薬(ケトコナゾール、イトラコナゾール、リトナビル、サキナビル、テリスロマイシン、ネルフィナビル、アタザナビルなど)を服用中の方
併用すると副作用があらわれやすくなります。
なお、ポゼットを服用中止後に上記の薬を服用する場合も7日間空ける必要があります。不安な方はかかりつけ医に相談してください。
併用に注意すること
- 中枢神経抑制薬(抗てんかん薬、睡眠薬、抗精神病薬)
- PDE5阻害剤(シルデナフィル、バルデナフィルなど)
- 血管拡張作用がある薬(α受容体、硝酸薬など)
- 中等度のCYP3A4を阻害薬やCYP2D6阻害薬(クラリスロマイシン、フルオキセチンなど)
めまいや失神、血圧低下などの症状が強くあらわれる可能性があります。
- 出血リスクがある薬(非ステロイド性抗炎症薬、抗血小板薬、抗凝固剤など)
併用すると出血を強めるおそれがあります。
- 眼圧上昇のリスクがある薬剤
ポゼットに眼圧を上昇させる作用があるため、併用すると症状が悪化する可能性があります。
ポゼットの注意事項
- 以下に該当する方は副作用が強く出る、元の症状が悪化するおそれがあります。心配な方はかかりつけ医に相談しましょう。
- 腎機能障害がある方
- CYP3A4やCYP2D6阻害剤を使用している方
- 緑内障の方
- 65歳以上の高齢者の安全性は確立していません。
ポゼットのよくある質問
食事の影響は受けますか?
食事の影響は受けないことが分かっています。性行為の約1〜3時間前を目安に服用しましょう。副作用があらわれやすくなるため、飲酒は控えてください。
いつ飲むと一番効果がありますか?
ポゼット服用後1〜2時間で血中濃度が最大になるため、性行為の1〜2時間前に服用すると最も効果が出やすいと考えられます。ただし、個人差があることに注意しましょう。
ED治療薬と併用してもよいですか?
シルデナフィルやバルデナフィルなどのED治療薬と併用は可能です。しかし、ガイドラインではEDをともなう早漏の場合はED治療を先に進めることが推奨されています。また、併用すると起立性低血圧を引き起こすおそれがあるため、症状に十分注意しましょう。
ダポキセチン服用後の射精でも、妊娠に影響はありませんか?
妊娠した際の胎児の影響については報告されていません。動物実験においては影響が認められなかったため、影響はきわめて低いと考えられます。
ポゼットの口コミ・効果・感想(レビュー)
当サイトが独自に取材したポゼットの口コミ・効果・感想(レビュー)もございますので、こちらもぜひご覧ください。

ポゼットに関連する添付文書等の参考資料
- Priligy (dapoxetine) – EMA
- Dapoxetine for the treatment of premature ejaculation: results from a randomized, double-blind, placebo-controlled phase 3 trial in 22 countries – PubMed
- Efficacy of Dapoxetine in the Treatment of Premature Ejaculation – PMC
- Dapoxetine for the treatment of premature ejaculation: a meta-analysis of randomized controlled trials with trial sequential analysis – PMC
- Dapoxetine in treatment of premature ejaculation: a systematic review – NCBI Bookshelf
- Dapoxetine for premature ejaculation: an updated meta-analysis of randomized controlled trials – NCBI Bookshelf
- Priligy – NPS MedicineWise
- Priligy tablets – medsinfo.com.au