ブルフェン(解熱鎮痛消炎剤:イブプロフェン)
ブルフェンは、痛みと炎症を緩和する非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)です。有効成分の「イブプロフェン」を含有し、頭痛、歯痛、筋肉痛、生理痛などの各種疼痛や発熱に効果を示します。日本でも流通している薬で鎮痛薬として幅広く使用されています。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Atsu薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。
さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。
ブルフェンの概要
- 有効成分イブプロフェン200mgを含有した非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
- 頭痛、歯痛、筋肉痛、生理痛などの各種疼痛や発熱に効果を発揮
- プロスタグランジン生成抑制による鎮痛・解熱・抗炎症作用
- 通常6時間ごとに1〜2錠、食後の服用が推奨
ブルフェンは、Abbott社が製造販売する非ステロイド性抗炎症薬です。胃腸障害などの副作用に注意が必要ですが、世界中で広く使用されている実績のある医薬品です。
| 商品名 | ブルフェン |
|---|---|
| 内容量 | 30錠 |
| 効果・効能 | 解熱・鎮痛 |
| 有効成分 | イブプロフェン 200mg |
| 副作用 | 胃部不快感、腹痛、食欲不振、嘔気・嘔吐 頭痛、めまい、眠気など |
| 形状・剤形 | 錠剤 |
| ブランド | Abbott社 |
ブルフェンはこんな方におすすめ
- 頭痛・歯痛でお悩みの方
- 生理痛に効果的な鎮痛剤をお探しの方
- 関節痛・筋肉痛の緩和が必要な方
- 発熱時に解熱効果を求める方
ブルフェンの有効成分について
ブルフェンの有効成分「イブプロフェン」は、頭痛、歯痛、生理痛、関節痛などの痛みや炎症を押さえたり、熱を下げたりする効果があります。体内で痛みや炎症の元となるプロスタグランジン合成酵素を阻害することで鎮痛・解熱・抗炎症作用を発揮します。
解熱鎮痛薬の中でも、比較的安全性は高いといわれていますが、胃腸障害や腎機能障害といった副作用には注意してください。また長期間の使用や高用量では心血管系への悪影響も報告されているため、適切な用法・用量を守ることが大切です。
ブルフェンの効果・効能
- 鎮痛効果:頭痛、歯痛、生理痛、関節痛、筋肉痛
- 解熱効果:発熱時の体温低下
- 抗炎症効果:炎症による腫れや痛みの軽減
ブルフェンは日本の医療機関で処方することが認められている解熱鎮痛薬です。通常の痛み止めや解熱剤としてだけでなく、リウマチや関節症による慢性的な痛みや腫れの軽減でも効果を発揮します。手術後の痛みや、のどの炎症などにも用いられ、処方薬ならではの確かな効き目が期待できます。
胃への負担は少ないといわれていますが、食後の服用が推奨されています。アスピリンで喘息症状が出る方は使用できないため、持病がある場合は必ず医師に伝えましょう。
Atsuブルフェンは痛みや炎症を一時的に抑える対症療法に使われる医薬品です。
熱や痛みなどの急性症状に対しては、原則として短期間(3〜5日程度)の服用にとどめ、症状が改善しない場合は医師に相談してください。
この薬は症状を抑えるものです。
根本的な治療ではありませんので、長期間の漫然とした使用は避けてください。
ブルフェンの服用方法・使用方法
| 1回の用量 | 1錠 |
|---|---|
| 1日の服用回数 | 3回まで |
| 服用間隔 | 6時間は空ける |
| 服用するタイミング | 食後に水またはぬるま湯で服用 |
使用上の注意
- 胃への負担を減らすため、食後に服用
- 錠剤は多めの水またはぬるま湯で服用
- PTPシートの凸部を押して取り出し、シートごと飲み込まないように注意
ブルフェンの警告・禁忌・副作用
警告
警告内容は設定されていません
禁忌
- 本剤の成分でアレルギーを起こしたことがある方
- 消化性潰瘍がある方
- 重篤な血液・肝臓・腎臓・心臓の障害がある方
- アスピリン喘息またはその既往歴がある方
- 妊娠後期の女性
副作用
重大な副作用
- ショック・アナフィラキシー:呼吸困難、血圧低下、じんましん
- 消化管出血:黒色便、吐血
- 重篤な肝機能障害:皮膚や白目の黄変(黄疸)
よくある副作用
| 症状の種類 | 具体的な症状 |
|---|---|
| 消化器系 | 胃部不快感、腹痛、食欲不振、嘔気・嘔吐 |
| 精神・神経系 | 頭痛、めまい、眠気 |
| 皮膚 | 発疹、じんましん、かゆみ |
| その他 | むくみ、倦怠感 |
ブルフェンの他の薬との相互作用
併用しないこと
- ジドブジン(レトロビル)との併用は避けてください
併用に注意すること
- 抗凝血剤・抗血小板剤:ワルファリン、アスピリン、クロピドグレルなど
- 降圧剤:ACE阻害剤、β遮断剤
- 利尿剤:フロセミド、ヒドロクロロチアジドなど
- リチウム製剤
- メトトレキサート
- 抗菌剤:ニューキノロン系
- 血糖降下剤:スルホニル尿素系
ブルフェンは上記の薬剤と併用すると相互作用を起こす可能性があります。抗凝血剤・抗血小板剤との併用では出血リスクが増加し、降圧剤・利尿剤の効果を減弱させることがあります。
リチウム製剤やメトトレキサートの血中濃度を上昇させ、ニューキノロン系抗菌剤との併用で痙攣リスクが高まり、スルホニル尿素系血糖降下剤の作用を増強することもあるのです。
これらの薬剤を服用中の方はブルフェン使用前に医師・薬剤師に相談し、出血傾向、血圧変動、むくみ、震え、低血糖症状などの副作用に注意してください。
Atsuブルフェンの主成分であるイブプロフェンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類される薬剤です。NSAIDs間では「交差アレルギー」と呼ばれる現象が起こることがあります。
これは、以下のような薬でアレルギー反応を示した方が、イブプロフェンでも同様の反応を起こす可能性があることを意味します。
・ロキソプロフェン(ロキソニン)
・ジクロフェナク(ボルタレン)
・セレコキシブ(セレコックス)
・その他のNSAIDs系鎮痛剤
このような薬剤でアレルギー症状(発疹、かゆみ、息苦しさなど)を経験したことがある方は、イブプロフェンを含むブルフェンの使用も避けるべきです。
ブルフェンの注意事項
- 一般的注意: 空腹時の服用は避け、胃腸障害リスクを減らすため食後に服用
- 長期服用は控える
- 消化性潰瘍のある方、喘息発作の既往がある方、妊娠後期の方は使用禁忌
- 黒色便、むくみ、皮膚の発疹、呼吸困難などの症状が現れたら直ちに医療機関を受診
- 他の薬を服用中の方は、必ず医師・薬剤師に相談
- 高熱のある子どもや高齢の方、体力の低下している方は、過度の体温低下などの副作用に注意
ブルフェンのよくある質問
ブルフェンとロキソニンの違いは何ですか?
ブルフェンの有効成分はイブプロフェン、ロキソニンはロキソプロフェンです。両者とも非ステロイド性抗炎症薬ですが、効果の発現時間や持続時間に違いがあります。
妊娠中でも服用できますか?
妊娠後期の女性は服用を避けてください。妊娠初期・中期でも医師に相談なしでの服用はお控えください。
子どもにも使えますか?
本剤は15歳以上を対象としています。15歳未満への使用は医師の指示に従ってください。
空腹時に飲んでも良いですか?
胃腸障害のリスクを減らすため、食後の服用をおすすめします。