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クラリチン(Claritine)10mgが10錠入ったシート(表面)
クラリチン(Claritine)10mgが10錠入ったシート(裏面)
クラリチン(Claritine)10mgの箱(表面)
クラリチン(Claritine)10mgの箱(側面1)
クラリチン(Claritine)10mgの箱(側面2)
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商品の写真(医薬品のパッケージ)に関するご注意事項
クラリチンはロラタジン10mg配合の第2世代抗ヒスタミン薬です。添付文書に運転注意の記載がなく、運転中も服用できる数少ない抗ヒスタミン薬として知られます。

クラリチンの体験談記事

クラリチン

Atsu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
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クラリチン(アレルギー治療薬:ロラタジン)

クラリチン(Claritin)は、有効成分ロラタジン10mgを含有する第2世代抗ヒスタミン薬であり、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹、皮膚疾患に伴うかゆみの治療に広く使用されている医薬品です。1日1回の服用で約24時間にわたりアレルギー症状を抑制します。

第2世代抗ヒスタミン薬に分類されるロラタジンは、脳内への移行が少ないため眠気が生じにくく、日中の活動や車の運転への影響が少ない点が特徴です。日本では処方薬のほか、スイッチOTCとしても販売されており、米国でもOTC(市販薬)として広く流通しています。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Atsu

薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。

なお、クラリチンの体験談レポートもございますので、あわせてご覧ください。

クラリチンの概要

  • ロラタジン10mgを含有する第2世代抗ヒスタミン薬の医薬品
  • アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うかゆみに適応
  • 1日1回の服用で約24時間持続
  • 眠気が少なく、日中の活動への影響が小さい
  • 1箱20錠入り

クラリチンの製造元はバイエル(Bayer AG)です。バイエルは1863年にドイツで創業した世界的な製薬・化学企業であり、コンシューマーヘルスケア部門で本製品を展開しています。なお、日本においてはクラリチン錠10mgの製造販売元は大正ファーマ株式会社(旧・大正製薬)です。

商品名クラリチン(Claritin)
有効成分ロラタジン(Loratadine)10mg
内容量20錠(1箱)
効果・効能・アレルギー性鼻炎
・蕁麻疹
・皮膚疾患に伴うかゆみ
用法・用量1日1回1錠を食後に服用
副作用・眠気(1%以上)
・倦怠感
・口渇
・頭痛
形状・剤形錠剤
ブランドバイエル(Bayer AG)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

クラリチンは第2世代抗ヒスタミン薬の中でも、「インペアード・パフォーマンス(気づかれにくい能力低下)」が起こりにくい薬剤の一つとして知られています。

日本の添付文書においても「自動車の運転等危険を伴う機械の操作」に関する注意喚起の記載がなく、この点で同じカテゴリに該当する抗ヒスタミン薬はごくわずかです(ビラスチン〔ビラノア〕、フェキソフェナジン〔アレグラ〕、デスロラタジン〔デザレックス〕など)。

ロラタジンは脳血液関門を通過しにくく、脳内のヒスタミンH1受容体をほとんど占有しないことが、PET(陽電子放射断層撮影)を用いた研究で確認されています。

この薬理学的特性が、眠気やインペアード・パフォーマンスの少なさに直結しています。

花粉症シーズンに車の運転や仕事のパフォーマンスを維持しながらアレルギー症状をコントロールしたい方にとって、使いやすい選択肢といえるでしょう

クラリチンはこんな方におすすめ

  • 花粉症やハウスダストによるくしゃみ・鼻水・鼻づまりに悩んでいる方
  • 蕁麻疹や皮膚のかゆみを抑えたい方
  • 眠気の少ない抗ヒスタミン薬を探している方
  • 車の運転や仕事中でも服用できるアレルギー薬を求めている方

クラリチンの有効成分について

クラリチンの有効成分はロラタジン(Loratadine)です。ロラタジンは第2世代抗ヒスタミン薬に分類され、末梢のヒスタミンH1受容体を選択的に遮断することで、アレルギー反応に伴うくしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどの症状を抑制します。

第1世代の抗ヒスタミン薬(ジフェンヒドラミンなど)は脳内に移行しやすく強い眠気を引き起こしますが、ロラタジンは脳内への移行が極めて少なく、脳内H1受容体の占有率がほぼゼロに近いとされています。

体内ではCYP3A4およびCYP2D6により活性代謝物のデスロラタジンに変換され、デスロラタジンもH1受容体拮抗作用を発揮します。親化合物と代謝物の両方が作用するため、1日1回の服用で約24時間にわたる持続的な効果が得られます。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

ロラタジンの薬理学的な特徴として最も注目されるのは、脳内H1受容体占有率の低さです。

脳PET研究では、通常用量のロラタジン10mg服用後の脳内H1受容体占有率は約0%と報告されており、「非鎮静性(non-sedating)」の抗ヒスタミン薬として分類される根拠となっています。

一方、第1世代のジフェンヒドラミン(30mg)では占有率が約50%に達し、これが強い眠気の原因です。

なお、ロラタジンは体内で主にCYP3A4およびCYP2D6によってデスロラタジンに代謝されます。

このデスロラタジン自体も強力なH1受容体拮抗作用を持つため、単独の有効成分として「デザレックス」(国内製造販売元:杏林製薬)や海外での「Clarinex」として医薬品化されています。

デスロラタジンはロラタジンよりも高い受容体親和性を持つとされ、より少ない用量で効果を発揮する点が特徴です。

クラリチンの効果・効能

  • アレルギー性鼻炎 ── くしゃみ、鼻水、鼻づまり(季節性・通年性)
  • 蕁麻疹 ── じんましんに伴うかゆみ・発疹
  • 皮膚疾患に伴うかゆみ ── 湿疹、皮膚炎、皮膚そう痒症

服用後約1から3時間で効果が現れ始め、約24時間持続します。花粉シーズンの到来前から服用を開始すると、症状の発現を予防・軽減できる可能性があります。

クラリチンの服用方法

クラリチンは1日1回1錠(ロラタジン10mg)を食後に水またはぬるま湯で服用します。

1回の服用量1錠(ロラタジン10mg)
1日の服用回数1回
服用タイミング食後
効果発現服用後約1から3時間
効果持続時間約24時間

服用上の注意

  • 1日1錠を超えて服用しないでください
  • 毎日ほぼ同じ時間に服用すると、血中濃度が安定しやすくなります
  • 花粉症の場合、花粉の飛散が始まる前から服用を開始すると効果的です
⚠️薬剤師による補足
Atsu

クラリチンは添付文書上「自動車の運転等危険を伴う機械の操作」に関する注意記載がない抗ヒスタミン薬であり、第2世代の中でもこの特徴を持つ薬剤は限られています。

運転や精密作業が日常的に求められる方にとって、大きなメリットといえます。

ただし、眠気の感じ方には個人差があり、体調やアルコール摂取の影響で感受性が変わることもあります。

初めて服用する際は、自身の反応を確認したうえで活動内容を判断してください。

なお、花粉症に対しては花粉飛散開始の約2週間前から服用を開始する「初期療法」が推奨されています

鼻粘膜における好酸球浸潤やケミカルメディエーターの放出が本格化する前から受容体を遮断しておくことで、シーズン中の症状を軽減できるとされています。

クラリチンの副作用

一般的な副作用

副作用症状の詳細頻度
眠気軽度の眠気(プラセボとの差が小さい)1%以上
倦怠感だるさ・疲労感1%以上
口渇口の中が乾く0.1から1%未満
頭痛軽度の頭痛0.1から1%未満
腹痛・吐き気消化器症状0.1から1%未満

重篤な副作用(まれ)

以下の症状が現れた場合は、直ちに服用を中止し、医師の診察を受けてください

  • アナフィラキシー(呼吸困難、全身の蕁麻疹、血圧低下)
  • 肝機能障害・黄疸
  • 痙攣

禁忌(服用できない方)

  • ロラタジンに対してアレルギーのある方

クラリチンと他の薬との相互作用

クラリチンは他の薬剤との重大な相互作用は少ないですが、以下の薬剤との併用には注意が必要です。

エリスロマイシン(マクロライド系抗生物質)

エリスロマイシンはCYP3A4を阻害するため、ロラタジンの血中濃度が上昇する可能性があります。

  • エリスロマイシンを服用中の方は医師に相談してください

シメチジン(H2受容体拮抗薬)

シメチジンもCYP酵素を阻害するため、ロラタジンの代謝が遅れ血中濃度が上昇するおそれがあります。

  • シメチジンを服用中の方は医師に相談してください

他の抗ヒスタミン薬

他の抗ヒスタミン薬との重複使用は眠気や副作用の増強につながるおそれがあります。

  • 他の抗ヒスタミン薬(アレグラ、ザイザルなど)との併用は避けてください

クラリチンの注意事項

  • 1日1錠を超えて服用しないでください
  • 妊娠中・授乳中の方は服用前に医師にご相談ください
  • 肝機能に障害のある方は医師に相談のうえ服用してください
  • 他のアレルギー薬との併用は避けてください
  • 高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保管してください
  • こどもの手の届かない場所に保管してください

クラリチンのよくある質問

クラリチンは眠くなりますか?

クラリチンは第2世代抗ヒスタミン薬の中でも特に眠気が少ない薬です。

添付文書に「自動車の運転等の注意」の記載がなく、運転中でも服用可能な数少ない抗ヒスタミン薬です。ただし、眠気の感じ方には個人差がありますので、初回服用時は注意してください。

アレグラやザイザルとの違いは何ですか?

いずれも第2世代抗ヒスタミン薬ですが、有効成分や特性が異なります。

クラリチン(ロラタジン)は脳内H1受容体占有率がほぼ0%で眠気が最も少ない薬剤の一つであり、1日1回の服用で済みます。

アレグラ(フェキソフェナジン)も運転制限のない非鎮静性の薬剤ですが、1日2回の服用が基本です。

ザイザル(レボセチリジン)は抗ヒスタミン作用が強い反面、眠気がやや出やすい傾向があり、添付文書上も運転に対する注意喚起が記載されています。

花粉シーズン前から飲み始めた方がよいですか?

花粉の飛散が始まる2週間前から服用を開始する「初期療法」が推奨されています。

初期療法により、花粉シーズン中の症状の発現を予防・軽減できることが報告されています。スギ花粉の場合、2月上旬頃から服用を開始するのが理想的です。

クラリチンは長期間飲み続けても大丈夫ですか?

クラリチンは長期使用においても安全性が確認されている薬剤です。

通年性アレルギー性鼻炎の方は、症状がある限り継続して服用することが一般的です。ただし、長期服用中は定期的に症状の状態を確認し、医師と相談して服用の継続を判断してください。

点鼻薬や目薬と一緒に使えますか?

クラリチンは内服薬であるため、ステロイド点鼻薬や抗アレルギー点眼薬との併用は問題ありません。

内服薬で全身のアレルギー症状を抑え、点鼻薬や点眼薬で局所症状をケアする組み合わせは一般的な治療法です。

クラリチンの体験談レポート

当サイトが独自に取材したクラリチンの体験談レポートもございますので、あわせてご覧ください。

クラリチンに関連する添付文書等の参考資料

クラリチンの有効成分ロラタジンに関する参考資料を以下に掲載します。

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