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フロニダクリーム(FLONIDA Cream)のチューブ(表面)
フロニダクリーム(FLONIDA Cream)のチューブ(側面1)
フロニダクリーム(FLONIDA Cream)のチューブ(裏面)
フロニダクリーム(FLONIDA Cream)のチューブ(側面2)
フロニダクリーム(FLONIDA Cream)の付属品
フロニダクリーム(FLONIDA Cream)の箱(表面)
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商品の写真(医薬品のパッケージ)に関するご注意事項
フロニダクリームは5-FU軟膏5%協和のジェネリックで、皮膚悪性腫瘍やシミ・肝斑治療に用います。クリーム剤型のため軟膏よりべたつかず塗り広げやすい点が特徴です。

フロニダクリーム

Atsu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
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フロニダクリーム(外用抗腫瘍薬:5-FU軟膏 ジェネリック)

フロニダクリーム(Flonida Cream)は、有効成分フルオロウラシル(5-FU)5%を含有する外用抗腫瘍薬であり、5-FU軟膏5%協和のジェネリック医薬品です。皮膚悪性腫瘍(有棘細胞癌、基底細胞癌、ボーエン病など)の治療に用いられるほか、老人性色素斑(シミ)や肝斑などの色素沈着の改善にも使用されています。

フルオロウラシルは異常に増殖する細胞のDNA合成を阻害することで、腫瘍細胞やメラニンを過剰に産生する細胞の増殖を抑制します。1日1〜2回患部に塗布する外用薬のため、全身への影響が少ない点が特徴です。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Atsu

薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。

フロニダクリームの概要

  • フルオロウラシル(5-FU)5%を含有する外用抗腫瘍薬
  • 5-FU軟膏5%協和のジェネリック医薬品
  • 皮膚悪性腫瘍および色素沈着(シミ・肝斑)の治療に使用
  • 1日1〜2回の外用塗布で治療可能
  • 1本10g入り

フロニダクリームの製造元はメナリーニ(Menarini)です。メナリーニは1886年にイタリア・フィレンツェで設立された国際的な製薬企業であり、医療用医薬品・OTC医薬品を世界100か国以上で展開しています。皮膚科領域をはじめ、循環器、感染症、腫瘍学など幅広い分野で製品を提供しています。

商品名フロニダクリーム(Flonida Cream)
有効成分フルオロウラシル(Fluorouracil / 5-FU)5%
先発品5-FU軟膏5%協和(協和キリン)
内容量10g
効果・効能・皮膚悪性腫瘍(有棘細胞癌、基底細胞癌、ボーエン病、パージェット病)
・老人性色素斑(シミ)
・肝斑
・雀卵斑(そばかす)
・炎症後色素沈着
用法・用量1日1〜2回、患部に適量を塗布
副作用・塗布部位の痛み
・発赤(赤み)
・色素沈着
形状・剤形外用クリーム
ブランドメナリーニ(Menarini)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

フロニダクリームの有効成分フルオロウラシルは、もともと抗がん剤として開発された成分です。

外用薬として皮膚に塗布した場合、増殖が活発な異常細胞に対して優先的に作用し、正常な皮膚細胞への影響は比較的軽微とされています。

日本では先発品の5-FU軟膏5%協和が皮膚悪性腫瘍の治療薬として承認されており、添付文書に記載された臨床試験成績では有効率81.9%(94例中77例)が報告されています

一方、シミ治療への使用は承認適応外であり、美容皮膚科等における自費診療として行われるケースがほとんどです。

使用を検討される場合は、十分に注意して使用してください。

フロニダクリームはこんな方におすすめ

  • 日光角化症や表在性皮膚がん(基底細胞癌など)の外用治療を行いたい方
  • 老人性色素斑(シミ)を改善したい方
  • 肝斑やそばかすなどの色素沈着に悩んでいる方
  • ハイドロキノンやトレチノインだけでは効果が不十分だった方

フロニダクリームの有効成分について

フロニダクリームの有効成分はフルオロウラシル(Fluorouracil / 5-FU)です。フルオロウラシルはピリミジン系代謝拮抗薬に分類される抗腫瘍成分であり、細胞のDNA・RNA合成を阻害することで、異常に増殖する細胞の分裂を停止させる作用を持っています。

皮膚に外用した場合、正常な皮膚細胞よりも増殖が活発な腫瘍細胞やメラニン過剰産生細胞に対して選択的に作用します。このため、がん細胞やシミの原因となる異常なメラノサイトを選択的に排除しながら、周囲の正常組織へのダメージを抑えることが期待されています。

外用薬として皮膚に塗布した場合、体内への吸収はごくわずかであり、全身性の抗がん剤のような重篤な副作用(骨髄抑制など)はほとんど生じません。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

フルオロウラシルは内服薬や注射薬として使用する場合は強力な全身性抗がん剤として作用しますが、外用薬として皮膚表面に塗布する場合は局所にとどまり、全身への移行はごくわずかです。

そのため、骨髄抑制や消化器障害といった全身性の副作用が問題になることはほとんどありません。

シミ治療に使用する場合、フルオロウラシルはメラニンを過剰に産生する異常細胞のDNA合成を阻害して増殖を抑制し、その結果として皮膚のターンオーバーに伴い色素沈着が改善していくと考えられています。

ただし、正常な皮膚にも一定の刺激を与えるため、塗布部位に赤みや痛み、皮むけが生じることがあります。

これらの反応は薬が作用していることを示すものですが、症状が強い場合にはステロイド外用薬の併用や使用頻度の調整によって対応が可能です。

症状の程度については自己判断せず、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

フロニダクリームの効果・効能

皮膚悪性腫瘍の治療

フロニダクリームは以下の皮膚悪性腫瘍に対する外用治療薬として使用されます。

  • 有棘細胞癌(表在型)
  • 基底細胞癌(表在型)
  • ボーエン病
  • パージェット病
  • 日光角化症(前がん病変)

添付文書に記載された臨床試験成績では、94例中77例(有効率81.9%)効果が認められています

色素沈着の改善

フルオロウラシルは色素沈着の改善にも使用されています。

  • 老人性色素斑(シミ)
  • 肝斑
  • 雀卵斑(そばかす)
  • 炎症後色素沈着
  • 摩擦黒皮症

フロニダクリームの使用方法

フロニダクリームは1日1〜2回、患部に適量を塗布します。

使用回数1日1〜2回
塗布方法患部に適量を薄く塗布
塗布後の処置必要に応じて閉鎖密封療法(ODT)を実施
治療期間の目安皮膚がん:2〜6週間 / シミ:数週間〜数か月

閉鎖密封療法(ODT)について

皮膚悪性腫瘍の治療では、閉鎖密封療法(ODT:Occlusive Dressing Technique)が用いられることがあります。クリームを患部に塗布した後、食品用ラップフィルムなどで覆うことで薬の浸透を高め、効果を増強させます

使用上の注意

  • 目や口の周り、粘膜、傷のある部位には塗布しないでください
  • 塗布後は必ず手をよく洗ってください
  • 塗布部位を日光に当てると色素沈着が悪化するおそれがあるため、紫外線対策を行ってください
  • 治療期間中は塗布部位に赤みや痛みが生じますが、これは薬の正常な作用です
⚠️薬剤師による補足
Atsu

フロニダクリームを使用すると、治療過程で塗布部位に赤み、痛み、かさぶた形成などの炎症反応が現れます。

これは薬が異常な細胞に作用していることを示す正常な治療経過であり、多くの場合は治療終了後に改善します。

シミ治療の場合は、まず少量を狭い範囲(1か所のシミ)に塗布して肌の反応を確認し、問題なければ塗布範囲を広げてください。

痛みが激しい場合はステロイド軟膏を併用するか、使用頻度を1日1回に減らすなどの調整を行ってください。

いずれの場合も自己判断で長期間使用し続けることは避け、定期的に医師の診察を受けてください。

フロニダクリームの副作用

一般的な副作用

以下の症状は薬の作用に伴う正常な反応であり、治療過程で頻繁に見られます

副作用症状の詳細頻度
塗布部位の痛み灼熱感やヒリヒリする痛み高頻度
発赤(赤み)塗布部位が赤くなる高頻度
皮膚のびらん表皮が剥がれてただれる中程度
色素沈着塗布部位が一時的に黒ずむ中程度
かさぶた形成治療過程で痂皮ができる中程度
出血傾向びらん部位からの軽微な出血低頻度

重篤な副作用(まれ)

以下の症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください

  • 広範囲の重度の皮膚炎 ─ 塗布部位を超えて赤み・腫れが広がる場合
  • アレルギー反応(じんましん、呼吸困難、顔面や舌の腫れ)
  • 感染の兆候(膿、発熱、腫れの悪化)

禁忌(使用できない方)

  • フルオロウラシルに対して過敏症の既往歴がある方
  • 妊娠中または妊娠している可能性のある方
  • 授乳中の方

フロニダクリームと他の薬との相互作用

フロニダクリームは外用薬のため全身的な薬物相互作用はほとんどありませんが、以下の点にご注意ください。

他の外用薬との併用

トレチノインやハイドロキノンなど刺激性のある外用薬との同時塗布は、皮膚刺激が増強されるおそれがあります。

  • 他の外用薬と併用する場合は、塗布時間をずらすか、交互に使用してください
  • ピーリング剤やスクラブ洗顔料の使用も控えてください

フルオロウラシル内服薬・注射薬

フルオロウラシルの全身投与(内服・注射)を受けている方が外用薬も併用すると、副作用が増強する可能性があります。

  • がんの化学療法中の方は、必ず主治医にフロニダクリームの使用を伝えてください

フロニダクリームの注意事項

  • 目や口の周り、粘膜には塗布しないでください。万が一目に入った場合はすぐに水で洗い流してください
  • 妊娠中・授乳中の方は使用できません
  • 使用中は紫外線対策(日焼け止め、帽子の着用など)を徹底してください
  • 治療中は塗布部位に赤みや痛みが生じますが、薬の正常な作用です。ただし激しい痛みが続く場合は医師に相談してください
  • 塗布後は必ず手をよく洗ってください
  • 高温多湿・直射日光を避け、涼しい場所で保管してください
  • こどもの手の届かない場所に保管してください

フロニダクリームのよくある質問

フロニダクリームはシミに効果がありますか?

フルオロウラシルには、メラニンを過剰に産生する異常細胞の増殖を抑制し、色素沈着を改善する作用があります。

ただし、シミ治療への使用は皮膚悪性腫瘍の承認適応外であり、美容皮膚科での自費診療として行われるケースが多くなっています。使用にあたっては医師の指導を受けてください。

塗ると赤くなって痛いのですが大丈夫ですか?

赤みや痛みはフルオロウラシルが異常細胞に作用している証拠であり、正常な治療経過です。特に使用開始後1〜2週間は反応が強く出やすい傾向があります。

痛みが激しい場合はステロイド軟膏の併用や、使用頻度を1日1回に減らすなどの調整が可能です。広範囲に腫れが広がるなどの異常がある場合は使用を中止し、医師に相談してください。

フロニダクリームと5-FU軟膏の違いは何ですか?

フロニダクリームは5-FU軟膏5%協和(協和キリン)のジェネリック医薬品です。有効成分フルオロウラシルの濃度は同じ5%であり、効果は同等と考えられています。

先発品との主な違いは剤形(クリーム vs 軟膏)で、クリーム剤はべたつきが少なく塗り広げやすいという特徴があります。ただし、基剤が異なるため皮膚への浸透性や使用感に若干の差が生じる可能性があります。

どのくらいの期間使用すれば効果がわかりますか?

皮膚がんの治療では2〜6週間、シミの治療では数週間〜数か月が目安です。

治療期間は症状の種類や重症度によって異なります。自己判断で長期間使用し続けることは避け、定期的に医師の診察を受けて治療の効果と継続の必要性を確認してください。

フロニダクリームに関連する添付文書等の参考資料

フロニダクリームの有効成分フルオロウラシル(5-FU)に関する参考資料を以下に掲載します。

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