ブリリジー(早漏症治療薬:プリリジー ジェネリック)
ブリリジーは、早漏症(PE)の治療薬プリリジーのジェネリック医薬品で、有効成分ダポキセチン60mgを含有する内服治療薬です。ダポキセチンは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に分類され、射精に関わるセロトニン濃度を調整することで、性行為中の過度な興奮を抑え、射精までの時間を延長します。
従来の早漏対策(局所麻酔スプレーやクリーム)と異なり、陰茎の感覚を鈍らせることなく射精コントロールが可能な点が特徴といえます。先発薬プリリジーと同一成分のため同等の効果が期待でき、費用を大幅に抑えて治療を続けられるでしょう。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Atsu薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。
さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
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ブリリジーの概要
- プリリジーのジェネリック医薬品で、有効成分ダポキセチン60mgを含有
- 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に分類される早漏症治療薬
- 性行為の約1時間前に1錠を服用するオンデマンド型の薬剤
- 臨床試験では射精までの時間が約3〜4倍に延長したとの報告がある
- 製造元はセンチュリオンラボラトリーズ(Centurion Laboratories)
ブリリジーの製造元はセンチュリオンラボラトリーズ(Centurion Laboratories)です。インド・グジャラート州に拠点を置く製薬企業で、ED治療薬や早漏症治療薬を中心に多数のジェネリック医薬品を製造しています。
| 商品名 | ブリリジー(Vriligy) |
|---|---|
| 内容量 | 10錠 |
| 効果・効能 | 早漏症(PE)の改善 |
| 有効成分 | ダポキセチン(Dapoxetine)60mg |
| 副作用 | ・吐き気 ・めまい ・頭痛 ・口渇 ・下痢 ・傾眠 ・疲労感 ・不眠 |
| 形状・剤形 | 錠剤 |
| ブランド | センチュリオンラボラトリーズ(Centurion Laboratories) |
Atsuブリリジーは先発薬プリリジーと同じ有効成分ダポキセチン60mgを含有するジェネリック医薬品です。
ダポキセチンは欧州を中心に世界50か国以上で承認されている早漏症治療薬ですが、日本では未承認のため、国内の医療機関で処方を受けることはできません。
入手する場合は個人輸入に限られる点をあらかじめご理解ください。
先発薬と同等の効果が期待でき、費用面での負担軽減にもつながるでしょう。
ブリリジーはこんな方におすすめ
- 早漏症(PE)の症状に悩んでいる方
- 局所麻酔タイプの早漏対策では感覚の低下が気になる方
- 性行為のたびに服用できるオンデマンド型の治療薬を探している方
- 先発薬プリリジーと同等の効果をより手頃な費用で得たい方
- パートナーとの関係改善のために射精コントロールを向上させたい方
ブリリジーの有効成分について
ブリリジーの有効成分はダポキセチン(Dapoxetine)です。ダポキセチンは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に分類される成分で、早漏症の治療を目的として開発されました。
射精のタイミングは脳内の神経伝達物質セロトニンによって調節されています。早漏症の方はセロトニンの働きが不十分なため、射精の抑制がうまくいかないと考えられています。
ダポキセチンはシナプス間隙でのセロトニンの再取り込みを阻害し、セロトニン濃度を高めることで射精反射を抑制します。一般的な抗うつ薬のSSRIとは異なり、体内で速やかに吸収・代謝されるため、必要な時だけ服用するオンデマンド型の使用が可能です。
Atsuダポキセチンは服用後約1〜1.5時間で血中濃度がピークに達し、その後速やかに代謝されるのが特徴です。
一般的なSSRI(抗うつ薬)は毎日の連続服用が必要ですが、ダポキセチンは性行為の前に1回服用するだけで効果を発揮します。この即効性と短い作用時間こそが、抗うつ目的のSSRIとの最大の違いといえるでしょう。
なお、ダポキセチンは日本では未承認ですが、欧州医薬品庁(EMA)では2009年に承認されており、世界50か国以上で処方実績があります。
ブリリジーの効果・効能
- 早漏症(PE)の改善
- 腟内挿入から射精までの時間(IELT)の延長
- 射精コントロール感の向上
ブリリジーに含まれるダポキセチン60mgは、Pryor JLらが2006年にThe Lancet誌に報告した多施設共同プラセボ対照二重盲検試験(22か国・2,614名対象)において有効性が確認されています。試験では、ダポキセチン60mg投与群のIELT(腟内挿入から射精までの時間)がベースラインの0.9分から初回投与時に約2.5分へと延長しました。
さらに12週間の継続投与では約3.8分まで延長し、ベースラインの約3〜4倍の改善が認められています。また、同試験では服用者の多くが早漏症状の改善を実感したと報告されています。
ブリリジーの服用方法・使用方法
| 1回の用量 | 1錠(ダポキセチンとして60mg) |
|---|---|
| 1日の服用回数 | 1回まで |
| 服用間隔 | 24時間以上 |
| 服用するタイミング | 性行為の約1時間前 |
ブリリジーは、性行為の約1時間前に水またはぬるま湯で1錠を服用してください。食事の影響は大きくありませんが、空腹時のほうがより速やかに吸収されます。
使用上の注意
- 1日の最大服用量は1錠(60mg)です。24時間以内に2回以上服用しないでください。
- アルコールとの併用は避けてください。めまい、吐き気、失神などの副作用が増強されるおそれがあります。
- グレープフルーツジュースとの同時摂取は避けてください。ダポキセチンの血中濃度が上昇する可能性があります。
- 服用後にめまいや立ちくらみを感じた場合は、自動車の運転や危険を伴う機械の操作を控えてください。
Atsuダポキセチンは服用後約1時間で効果が現れ始め、約1〜1.5時間後に血中濃度のピークを迎えます。
特にアルコールとの併用は失神(意識消失)のリスクを大幅に高めることが臨床データでも示されています。
飲酒の予定がある日の服用は避けてください。
服用を開始する際は、最初の数回で自身の体調変化をよく確認し、めまいや立ちくらみの有無を把握しておくことをおすすめします。
ブリリジーの効果を得るためのポイント
ダポキセチンの効果を十分に得るためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。以下の点に注意して服用することで、より安定した効果が期待できます。
服用タイミングの調整
ダポキセチンは服用後約1〜1.5時間で血中濃度のピークに達します。性行為の約1時間前を目安に服用することで、効果が最も高まるタイミングに合わせられます。空腹時の服用がより速やかな吸収につながるため、食後すぐの服用は避けたほうがよいでしょう。
継続的な服用による効果向上
臨床試験のデータでは、初回投与時のIELT延長は約3倍(0.9分→2.5分)でしたが、12週間の継続使用では約4倍(0.9分→3.8分)まで改善しています。繰り返し使用することで、射精コントロールの感覚がつかみやすくなる傾向があります。
生活習慣の見直し
薬の効果を最大限に活かすためには、十分な睡眠や適度な運動といった生活習慣の改善も有効です。ストレスや疲労は早漏の悪化要因になりうるため、心身のコンディションを整えることが重要といえます。
ブリリジーの警告・禁忌・副作用
警告
- ダポキセチンの服用により、めまい、失神、起立性低血圧が報告されています。服用後は急に立ち上がらないよう注意してください。
- アルコールとの併用は厳禁です。失神や意識消失のリスクが大幅に高まります。
- セロトニン症候群(高体温、筋強剛、意識変容、自律神経の不安定等)のリスクがあるため、他のセロトニン作動性の薬剤との併用は避けてください。
禁忌
以下に該当する方は、ブリリジーを服用できません。
- ダポキセチンに対し過敏症の既往がある方
- 心不全、重度の虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、心臓弁膜症、房室ブロック、洞不全症候群のある方
- 中等度〜重度の肝機能障害のある方
- 躁うつ病(双極性障害)やうつ病の既往がある方
- てんかんの既往または不安定なてんかんのある方
- 起立性低血圧や失神の既往がある方
- MAO阻害薬、チオリダジン、SSRI、SNRI、三環系抗うつ薬を服用中の方
- 18歳未満の方、65歳以上の方
副作用
ブリリジーの服用により、以下の副作用が報告されています。
- 吐き気
- めまい
- 頭痛
- 口渇
- 下痢
- 傾眠(眠気)
- 疲労感
- 不眠
- 起立性低血圧(立ちくらみ)
- 鼻づまり
消化器系の副作用(吐き気・下痢等)が比較的多く報告されています。これはセロトニン受容体が消化管にも存在するためです。多くの場合、薬の効果が消失するにつれて副作用も治まります。
重篤な副作用
- セロトニン症候群(高体温、筋強剛、ミオクローヌス、意識変容、自律神経の不安定)
- 失神(意識消失)
- 痙攣
上記の症状が現れた場合は、直ちに服用を中止し、医療機関を受診してください。
Atsuダポキセチンの主な副作用である吐き気やめまいは、セロトニン濃度の一時的な上昇に伴うもので、薬の効果が切れるとともに軽減するケースがほとんどです。
ただし、起立性低血圧(立ちくらみ)や失神には十分な注意が必要といえます。
服用後に急に立ち上がる動作は避け、めまいを感じた場合はすぐに横になるようにしてください。
重篤な副作用の頻度は低いとされていますが、異常を感じた場合は速やかに医療機関を受診することが大切です。
ブリリジーの他の薬との相互作用
併用しないこと
MAO阻害薬
セレギリン(エフピー)など。MAO阻害薬はセロトニンの分解を抑制するため、ダポキセチンとの併用でセロトニン症候群を引き起こすおそれがあります。
- MAO阻害薬の服用中止後14日以上経過してからダポキセチンを服用してください。
- ダポキセチン中止後7日以上経過してからMAO阻害薬を服用してください。
チオリダジン
メレリル(チオリダジン)など。QT延長のリスクが高まるため、ダポキセチンとの併用は禁忌です。
- チオリダジン中止後14日以上経過してからダポキセチンを服用してください。
SSRI・SNRI・三環系抗うつ薬
パロキセチン(パキシル)、セルトラリン(ジェイゾロフト)、ベンラファキシン(イフェクサー)、アミトリプチリン(トリプタノール)など。セロトニン作動性が重複し、セロトニン症候群のリスクが高まります。
- これらの薬剤との同時服用は避けてください。
- これらの薬剤を中止してから14日以上経過後にダポキセチンの服用を開始してください。
強力なCYP3A4阻害薬
ケトコナゾール、イトラコナゾール(イトリゾール)、リトナビル(ノービア)、テリスロマイシンなど。ダポキセチンの血中濃度を大幅に上昇させ、副作用が増強されるおそれがあります。
- これらの薬剤を服用中の方はブリリジーを服用しないでください。
併用に注意すること
セロトニン作動性の薬剤・サプリメント
L-トリプトファン、トリプタン系薬剤(スマトリプタン等)、トラマドール、リネゾリド、リチウム、セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)など。セロトニン濃度の過剰な上昇につながる可能性があります。
- 併用する場合は医師に相談してください。
- セロトニン症候群の初期症状(高体温、筋強剛、落ち着きのなさ等)に注意してください。
中等度のCYP3A4阻害薬
フルコナゾール(ジフルカン)、エリスロマイシン、クラリスロマイシン(クラリス)、ベラパミル、ジルチアゼムなど。ダポキセチンの代謝が遅れ、血中濃度が上昇する可能性があります。
- これらの薬剤と併用する場合は注意が必要です。
PDE5阻害薬(ED治療薬)
シルデナフィル(バイアグラ)、タダラフィル(シアリス)、バルデナフィル(レビトラ)など。ダポキセチンとの併用で起立性低血圧のリスクがやや高まる可能性があります。
- ED治療薬と併用する場合は、めまいや立ちくらみに注意してください。
ブリリジーの注意事項
- ブリリジーは早漏症の治療薬です。18歳未満の方、65歳以上の方は服用しないでください。
- 服用後にめまいや失神を経験した場合は、次回以降の服用を中止し、医療機関に相談してください。
- 腎機能に問題のある方は、医師に相談のうえ服用を検討してください。
- 眼圧が高い方(緑内障の疑いがある方)は、服用前に医師に相談してください。
- 出血傾向のある方や抗凝固薬を服用中の方は注意が必要です。
- 高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保管してください。
- 小児の手の届かない場所に保管してください。
ブリリジーのよくある質問
ブリリジーは毎日服用する薬ではありません。性行為の約1時間前に1錠を服用するオンデマンド型の薬剤です。
ただし、1日1回を超えて服用することはできず、次の服用までに24時間以上の間隔をあける必要があります。
併用自体は可能ですが、注意が必要です。シルデナフィル(バイアグラ)やタダラフィル(シアリス)などのPDE5阻害薬との併用で、起立性低血圧(立ちくらみ)のリスクがやや高まる可能性があります。
併用する場合は、めまいや立ちくらみに注意し、異常を感じた場合は服用を中止してください。
ブリリジーの効果は服用後約1〜6時間持続します。血中濃度のピークは服用後約1〜1.5時間で、その後徐々に低下します。
効果の持続時間には個人差がありますが、ダポキセチンは体内で速やかに代謝されるため、翌日に持ち越すことはほとんどありません。
有効成分・含有量ともに同じであり、効果に違いはありません。ブリリジーはプリリジーのジェネリック医薬品で、有効成分ダポキセチン60mgを含有しています。
違いは価格と製造元です。ブリリジーはセンチュリオンラボラトリーズ社が製造しており、先発薬よりも費用を抑えて入手できます。
ブリリジーに関連する添付文書等の参考資料
以下は、ブリリジーの有効成分ダポキセチンに関する参考資料です。
- Priligy (dapoxetine) – EMA
- Dapoxetine for the treatment of premature ejaculation: results from a randomized, double-blind, placebo-controlled phase 3 trial in 22 countries – PubMed
- Efficacy of Dapoxetine in the Treatment of Premature Ejaculation – PMC
- Dapoxetine for the treatment of premature ejaculation: a meta-analysis of randomized controlled trials with trial sequential analysis – PMC