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エピデュオゲル(Epiduo gel)のチューブ(表面)
エピデュオゲル(Epiduo gel)のチューブ(側面)
エピデュオゲル(Epiduo gel)のチューブ(裏面)
エピデュオゲル(Epiduo gel)の箱(表面)
エピデュオゲル(Epiduo gel)の箱(側面1)
エピデュオゲル(Epiduo gel)の箱(側面2)
エピデュオゲル(Epiduo gel)のチューブ(表面)
エピデュオゲル(Epiduo gel)のチューブ(側面)
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エピデュオゲル(Epiduo gel)の箱(側面2)
商品の写真(医薬品のパッケージ)に関するご注意事項
エピデュオゲルはアダパレンと過酸化ベンゾイルの2成分配合ニキビ治療ゲルです。単剤治療を上回る改善率が期待でき、1日1回夜の塗布のみで済みます。

エピデュオゲル

Atsu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
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エピデュオゲル(ニキビ治療薬:アダパレン・過酸化ベンゾイル)

エピデュオゲル(Epiduo Gel)は、アダパレン0.1%と過酸化ベンゾイル2.5%の2つの有効成分を配合したニキビ(尋常性ざ瘡)治療用の外用ゲルです。毛穴の詰まりを改善するアダパレンと、アクネ菌に対する抗菌作用を持つ過酸化ベンゾイルが異なるメカニズムで同時に作用し、単剤での治療を上回る高い改善効果が期待されます。

日本皮膚科学会の「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」においても、中等症〜最重症のニキビに対するアダパレン・過酸化ベンゾイル配合剤の使用が推奨されています。1日1回、夜の洗顔後に患部へ塗布するだけの簡便な使用法です。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Atsu

薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。

エピデュオゲルの概要

  • アダパレン0.1%+過酸化ベンゾイル2.5%の配合ニキビ治療ゲル
  • 2つの有効成分が異なるメカニズムでニキビに同時作用
  • 12週間の臨床試験でニキビ82.7%改善を達成
  • 1日1回、夜の洗顔後に塗布
  • 1本30g入り

エピデュオゲルの製造元はガルデルマ(Galderma)です。ガルデルマはスイスに本社を置く皮膚科領域に特化した世界的な製薬企業であり、ニキビ治療薬のディフェリンゲル(アダパレン単剤)やセタフィルなどのスキンケア製品で広く知られています。日本ではマルホ株式会社がエピデュオゲルの製造販売承認を取得し、販売を行っています。

商品名エピデュオゲル(Epiduo Gel)
有効成分・アダパレン(Adapalene)0.1%
・過酸化ベンゾイル(Benzoyl Peroxide)2.5%
内容量30g(1本)
効果・効能尋常性ざ瘡(ニキビ)
用法・用量1日1回、夜の洗顔後に患部へ適量を塗布
副作用・皮膚の赤み・刺激感
・乾燥・皮むけ
・かゆみ・ヒリヒリ感
形状・剤形外用ゲル
ブランドガルデルマ(Galderma)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

エピデュオゲルは、アダパレン単剤(ディフェリンゲル)や過酸化ベンゾイル単剤(ベピオゲル)と比較して、より強力なニキビ改善効果が期待できる配合外用薬です。

一方で、2成分を同時に使用するため、皮膚への刺激が単剤よりも出やすい傾向があります。

そのため、日本皮膚科学会のガイドラインでは、まず単剤(アダパレンまたは過酸化ベンゾイル)での治療を試み、効果が不十分な場合に配合剤へステップアップする治療戦略が示されています。

特に、急性炎症期における中等症〜重症例では、配合剤の使用が強く推奨(推奨度A)されています

配合剤の最大のメリットは、ディフェリンゲルとベピオゲルを別々に塗る手間が省ける点です。1日1回の塗布で2成分の効果を同時に得られるため、方のアドヒアランス(治療継続率)向上にもつながります。

エピデュオゲルはこんな方におすすめ

  • ディフェリンゲルやベピオゲルの単剤治療で効果が不十分だった方
  • 顔に多数のニキビ(中等症〜重症)がある方
  • 赤ニキビ(炎症性ニキビ)と白ニキビ(面皰)が混在している方
  • 1日1回の塗布で効率的にニキビを治療したい方

エピデュオゲルの有効成分について

エピデュオゲルには2つの有効成分が配合されており、それぞれ異なるメカニズムでニキビに作用します。

アダパレン(Adapalene)0.1%はレチノイド(ビタミンA誘導体)の一種です。毛穴周囲の角質細胞の分化・増殖を正常化することで、毛穴の詰まり(面皰形成)を防ぎ、新たなニキビの発生を抑制します。また、抗炎症作用も有しており、赤く腫れたニキビの炎症を鎮める効果も認められています。

過酸化ベンゾイル(Benzoyl Peroxide / BPO)2.5%は、皮膚上でフリーラジカル(活性酸素)を生成することでアクネ菌(Cutibacterium acnes)に対する強力な殺菌作用を発揮します。抗菌薬と異なり耐性菌を生じにくいという大きな利点があります。また、角質剥離作用により毛穴の詰まりを物理的に除去する働きも持っています。

この2成分の相乗効果により、単剤使用と比較してより高いニキビ改善率が得られることが臨床試験で確認されています。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

過酸化ベンゾイルの最大の特徴は、抗菌薬のような薬剤耐性を生じにくい点にあります。

ニキビ治療では長期間にわたって抗菌薬を外用・内服するケースが少なくありませんが、その場合アクネ菌の薬剤耐性が問題になることがあります。

過酸化ベンゾイルはフリーラジカルによる非特異的な殺菌メカニズムであるため、耐性化のリスクがきわめて低いとされています。

アダパレンは第三世代のレチノイドに分類され、従来のレチノイド(トレチノインなど)と比較して皮膚刺激が軽減されている点が特徴です。外用レチノイドの中では比較的使いやすい成分といえるでしょう。

2成分を配合することで、毛穴の詰まり改善(アダパレン)と殺菌・角質除去(過酸化ベンゾイル)という異なるアプローチを1剤で同時に実行でき、治療効率の大幅な向上が見込めます

エピデュオゲルの効果・効能

エピデュオゲルの適応症は尋常性ざ瘡(ニキビ)です。

国内第Ⅲ相臨床試験では、エピデュオゲルを12週間使用した群において総皮疹数が約82.7%減少し、アダパレン単剤(約68.6%減少)や過酸化ベンゾイル単剤よりも優れた改善率を示しました。白ニキビ(面皰)・黒ニキビ(開放面皰)・赤ニキビ(丘疹・膿疱)のいずれに対しても効果が認められています。

また、ニキビの急性期治療後に、新たなニキビの発生を予防する維持療法としても使用されることがあります。

エピデュオゲルの使用方法

エピデュオゲルは1日1回、夜の洗顔後に患部へ適量を塗布します。

使用回数1日1回(夜)
塗布タイミング洗顔後、肌を乾かしてから
塗布量の目安人差し指の第一関節まで出した量(約0.5g)を顔全体に
塗布方法ゲルを指先に取り、患部に薄くのばすように塗布
効果発現の目安使用開始から4〜8週間で改善を実感

使い始めの注意

使用開始直後は皮膚刺激が出やすいため、以下の手順で段階的に使用量を増やしてください。

  • 最初の数日間 ─ 少量を狭い範囲(ニキビの多い部分のみ)に塗布
  • 1〜2週間後 ─ 肌の様子を見ながら塗布量・範囲を徐々に広げる
  • 慣れてきたら ─ 顔全体(ニキビのない部分も含む)に薄く塗布

使用上の注意

  • 目、口の周り、粘膜、傷のある部位には塗布しないでください
  • 塗布後は必ず手をよく洗ってください
  • 過酸化ベンゾイルには漂白作用があるため、髪の毛、眉毛、衣類、寝具に付着すると脱色・変色するおそれがあります
  • 日中に使用する場合は日焼け止めを必ず併用してください(夜間使用を推奨)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

エピデュオゲルの使い始めには、赤み・ヒリヒリ感・皮むけなどの刺激症状が高頻度で生じます。

これはアダパレンによるレチノイド反応と呼ばれるもので、有効成分が角質のターンオーバーを正常化する過程で起こる一過性の反応です。

多くの場合、2〜4週間で軽減していきます。最初から広範囲に多量を塗布すると刺激が過度に強くなるため、必ず少量・狭範囲からの使用開始を徹底してください

保湿剤の併用も刺激の軽減に有効であり、ノンコメドジェニックの保湿剤を塗布前または塗布後に使用することが推奨されます。

また、過酸化ベンゾイルの漂白作用は想像以上に強く、ゲルが乾ききっていない状態で枕やタオルに触れると白く脱色されることがあります。白い寝具を使用する、あるいは塗布後に十分乾燥してから就寝するといった工夫が必要です。

エピデュオゲルの副作用

一般的な副作用

以下の症状は使用開始後1〜2週間に出やすく、継続使用により皮膚が慣れていくにつれて軽減する傾向があります。

副作用症状の詳細頻度
皮膚の赤み塗布部位が赤くなる高頻度
乾燥・皮むけ皮膚が乾燥し、薄い皮がむける高頻度
刺激感・ヒリヒリ感塗布時の痛みやピリピリ感高頻度
かゆみ塗布部位のかゆみ中程度
ニキビの一時的悪化使用初期にニキビが増えることがある中程度
日光過敏症日焼けしやすくなる低頻度

重篤な副作用(まれ)

以下の症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください

  • 広範囲の腫れ・水ぶくれ ─ 重度のアレルギー性皮膚炎の可能性
  • 顔面の著しい腫脹 ─ 血管性浮腫の可能性
  • 呼吸困難・のどの腫れ ─ アナフィラキシーの可能性
  • 我慢できないほどのかゆみや痛み ─ 接触皮膚炎の可能性

禁忌(使用できない方)

  • アダパレンまたは過酸化ベンゾイルに対して過敏症の既往歴がある方
  • 妊婦または妊娠している可能性のある方(アダパレンはレチノイドのため胎児への影響が懸念されます)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

使用開始後にニキビが一時的に悪化することがありますが、これはアダパレンの作用により毛穴の奥に潜在していた微小面皰(肉眼では見えない初期段階のニキビ)が皮膚表面に押し出される現象です。

通常2〜4週間で落ち着き、その後は改善に向かうため、自己判断で中止せず治療を継続することが重要です。

ただし、広範囲にわたる強い赤みや腫れ、水ぶくれなど明らかなアレルギー反応が疑われる症状が出た場合は、速やかに使用を中止して医師に相談してください

特に過酸化ベンゾイルによる接触皮膚炎は、使い始めの刺激反応と区別がつきにくいケースもあるため、症状が改善せず悪化傾向にある場合は受診をお勧めします。

妊娠中の方はアダパレン(レチノイド成分)の使用が禁忌です。妊娠を計画している方は、使用中止のタイミングについて事前に処方医へ確認しておきましょう。

エピデュオゲルと他の薬との相互作用

エピデュオゲルは外用薬のため全身的な薬物相互作用は少ないですが、以下の薬剤・製品との併用には注意が必要です。

アミノレブリン酸(内服薬)

アミノレブリン酸の内服薬との併用は、重篤な光線過敏反応を引き起こす可能性があります。

  • アミノレブリン酸内服薬との併用は禁忌です

他のレチノイド外用薬

トレチノインなど他のレチノイド外用薬との併用により、皮膚刺激が過度に強くなる可能性があります。

  • エピデュオゲルにはアダパレン(レチノイド)が含まれているため、他のレチノイド外用薬との併用は避けてください

ピーリング剤・スクラブ洗顔料

角質除去作用のあるピーリング剤やスクラブ洗顔料との併用は、皮膚への刺激が増強されるおそれがあります。

  • エピデュオゲル使用中は、ピーリング効果のある化粧品の使用を控えてください
  • アルコール含有量の高い化粧水やアストリンゼントも刺激を強める可能性があります

エピデュオゲルの注意事項

  • 使用中は肌が紫外線に敏感になるため、日中は日焼け止めの使用、帽子の着用など紫外線対策を徹底してください
  • 日焼けランプなど人工的な紫外線への曝露も避けてください
  • 過酸化ベンゾイルの漂白作用により、衣類・寝具・髪の毛が脱色・変色するおそれがあります
  • 妊娠中・授乳中の方は使用前に医師に相談してください
  • 症状改善後の長期間にわたる漫然とした使用は避けてください
  • 高温多湿・直射日光を避け、涼しい場所で保管してください
  • こどもの手の届かない場所に保管してください

エピデュオゲルのよくある質問

エピデュオゲルとディフェリンゲルの違いは何ですか?

ディフェリンゲルはアダパレン単剤、エピデュオゲルはアダパレンに過酸化ベンゾイルを加えた配合剤です。

エピデュオゲルの方がニキビ改善率が高い(国内臨床試験で12週間の総皮疹数減少率:約82.7% vs 約68.6%)一方、皮膚刺激も出やすい傾向があります。そのため、まず単剤で治療を始め、効果が不十分な場合に配合剤へ切り替えるのが一般的な治療の流れです。

使い始めにニキビが悪化しましたが大丈夫ですか?

使用初期のニキビ悪化は「レチノイド反応」の一つと考えられ、アダパレンが毛穴のターンオーバーを正常化する過程で生じる現象です。毛穴の奥に潜在していた微小面皰が表面に押し出されるために、一時的にニキビが増えて見えることがあります。

通常は2〜4週間で落ち着き、その後改善に向かいます。ただし、強い赤みや腫れ、水ぶくれなどの異常がある場合は使用を中止し医師に相談してください。

エピデュオゲルを塗ると服や寝具が白くなりますか?

過酸化ベンゾイルには漂白作用があるため、ゲルが付着した衣類や寝具が白く脱色されることがあります。

塗布後はゲルが完全に乾いてから就寝するようにし、白い枕カバーやタオルの使用をおすすめします。髪の毛や眉毛に付着した場合も脱色されるおそれがあるため注意してください。

朝と夜のどちらに使うべきですか?

エピデュオゲルは1日1回、夜の洗顔後に使用してください。アダパレンは紫外線で分解されやすい性質があり、使用中は肌が日光に対して敏感になるため、夜間の使用が推奨されています。

翌日の外出時には、日焼け止めの使用や帽子の着用など紫外線対策を徹底してください

ニキビが治ったらすぐにやめてもよいですか?

ニキビが改善した後も、医師の指示に従って使用を継続してください。ニキビは再発しやすい疾患のため、症状が治まった直後に中止すると再発する可能性があります。

ただし、長期間にわたる漫然とした使用は避け、医師と相談しながら減量・中止のタイミングを決めてください。

エピデュオゲルに関連する添付文書等の参考資料

エピデュオゲルの有効成分アダパレン・過酸化ベンゾイルに関する参考資料を以下に掲載します。

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