グライコクリーム(角質ケアクリーム:グリコール酸)
グライコクリームは、グリコール酸(Glycolic Acid)を6%配合した角質ケア用の外用クリームです。AHA(アルファヒドロキシ酸)の一種であるグリコール酸が古い角質を穏やかに溶解し、ニキビ・ニキビ跡・シミ・くすみなど幅広い肌トラブルの改善に役立ちます。
製造元はインドのバンガロールに拠点を置くマイクロラボ(Micro Labs Limited)で、同社はインド国内でも有数の製薬企業として知られています。クリニックでのケミカルピーリングに用いられるグリコール酸を、自宅での日常的なスキンケアに適した濃度(6%)に調整した製品です。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Atsu薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。
※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。
また、グライコクリームの口コミ・効果・感想(レビュー)もございますので、こちらもぜひご覧ください。

グライコクリームの概要
- AHA(アルファヒドロキシ酸)の一種であるグリコール酸を6%配合した角質ケアクリーム
- 古い角質を穏やかに溶解し、ニキビ・ニキビ跡・シミ・くすみの改善に役立つ
- 肌のターンオーバーを促進し、毛穴の詰まりを解消する
- クリームタイプで塗りやすく、就寝前に使用することで肌の変化を実感しやすい
- インドの大手製薬企業マイクロラボ(Micro Labs Limited)が製造
グライコクリームの製造元はマイクロラボ(Micro Labs Limited)です。1973年にインド・バンガロールで設立された製薬企業で、インド国内に複数のGMP準拠工場を保有しています。同社の公表情報によれば、世界50カ国以上に医薬品を輸出しており、皮膚科領域を含む幅広い製品を展開しています。
| 商品名 | グライコクリーム(Glyco Cream) |
|---|---|
| 内容量 | 30g |
| 効果・効能 | ・ニキビ(尋常性ざ瘡)の改善 ・ニキビ跡の改善 ・シミ・くすみの改善 ・毛穴詰まりの解消 ・肌のターンオーバー促進 |
| 有効成分 | グリコール酸(Glycolic Acid)6% |
| 副作用 | ・ヒリヒリ感 ・赤み ・乾燥 ・皮むけ |
| 形状・剤形 | クリーム(外用薬) |
| ブランド | マイクロラボ(Micro Labs Limited) |
Atsuグライコクリームは日本国内では医薬品・医薬部外品・化粧品いずれとしても承認されていない製品です。
国内の医療機関で処方を受けることはできず、入手するには個人輸入という形になります。
個人輸入で入手した医薬品等の使用はすべて自己責任となり、副作用が生じた場合にも「医薬品副作用被害救済制度」の対象外です。
肌に異常を感じた場合は直ちに使用を中止し、皮膚科を受診してください。
なお、グリコール酸を含む化粧品やピーリング製品は国内でも流通しており、成分としての安全性データは蓄積されています。
ただし、海外製品は配合成分や添加物が日本の基準と異なる可能性がある点にも留意が必要です。
グライコクリームはこんな方におすすめ
- 繰り返すニキビや毛穴の詰まりを根本から改善したい方
- ニキビ跡の色素沈着やシミを薄くしたい方
- 肌のくすみやザラつきが気になり、透明感のある肌を目指したい方
- クリニックでのケミカルピーリングと同じ成分を自宅で手軽に取り入れたい方
- 肌のターンオーバーを促進して、きめ細かい肌を維持したい方
グライコクリームの有効成分について
グライコクリームの有効成分はグリコール酸(Glycolic Acid)です。グリコール酸はAHA(アルファヒドロキシ酸)に分類されるフルーツ酸の一種で、サトウキビなどの天然素材にも含まれています。
AHAの中でもグリコール酸は分子量が約76と最も小さく、角質層への浸透性に優れているのが特徴です。角質細胞同士の接着構造であるデスモソームの結合を緩めることで、古い角質を穏やかに剥離させます。
この角質剥離作用により、毛穴に詰まった皮脂や古い角質が排出されやすくなり、ニキビの改善が期待できます。さらに、メラニンを含む古い角質層が除去されるため、シミやくすみの軽減にもつながると考えられています。
Atsuグリコール酸6%という濃度は、自宅でのセルフケアに適した範囲と考えられています。
クリニックで実施されるケミカルピーリングでは20〜70%程度の高濃度製剤が使用されますが、高濃度になるほど化学熱傷のリスクが高まるため、専門家の管理下で行うのが原則です。
6%であれば穏やかな角質ケアが期待でき、日常的に取り入れやすい濃度といえるでしょう。
ただし、低濃度であっても肌質や体調によって刺激を感じる場合があるため、初回使用時のパッチテストは欠かせません。
グライコクリームの効果・効能
- ニキビ(尋常性ざ瘡)の改善:毛穴に詰まった角栓を溶解し、皮脂の排出を促すことでニキビの発生を抑える
- ニキビ跡の改善:ターンオーバーの促進により色素沈着した角質が徐々に排出され、肌表面が滑らかになる
- シミ・くすみの改善:メラニンを含む古い角質層を除去し、明るい肌色へ導く
- 毛穴の詰まり解消:角質の蓄積を防ぎ、毛穴を清潔に保つ
- 肌のターンオーバー促進:古い角質の剥離を助け、新しい肌細胞の生成を促す
グリコール酸による角質ケアは、表皮の最外層である角質層に直接作用するのが特徴です。古い角質細胞間の結合を緩めて自然に剥がれやすくし、肌の生まれ変わりのサイクルを正常化します。
継続的に使用することで、角質層が均一に整い、肌のキメが細かくなる効果が期待できます。また、不要な角質が除去されることで、後から使用する化粧水や美容液の角質層への浸透性が高まる可能性もあります。
グライコクリームの使用方法
| 1回の使用量 | 適量(パール粒大) |
|---|---|
| 1日の使用回数 | 1回 |
| 使用するタイミング | 就寝前(夜のみ) |
| 塗布部位 | 気になる部位に薄く塗布 |
使用上の注意
- 洗顔後、肌が完全に乾いた状態で使用してください。濡れた肌に塗布すると刺激が強くなる場合があります
- 目の周囲・唇・傷口・粘膜には塗布しないでください
- 初めて使用する場合は、腕の内側などでパッチテストを行ってください
- 塗布後に強いヒリヒリ感や赤みが出た場合は、水で洗い流してください
- 使い始めは2〜3日に1回のペースから開始し、肌の様子を見ながら徐々に毎日の使用へ移行してください
Atsuグリコール酸は水溶性のため、肌に水分が残った状態で塗布すると浸透速度が上がり、想定以上の刺激を感じることがあります。
洗顔後はタオルで水分をしっかり拭き取り、5〜10分ほど時間を置いてから塗布するのがよいでしょう。
塗布後に保湿剤を重ねることで、乾燥や刺激の軽減が期待できます。
保湿剤はセラミドやヒアルロン酸を含むものなど、肌のバリア機能をサポートするタイプがおすすめです。
グリコール酸と肌のターンオーバー
グリコール酸はAHA(アルファヒドロキシ酸)に分類される有機酸の一種です。AHAにはグリコール酸のほかに乳酸やクエン酸なども含まれますが、グリコール酸は分子量が約76と最も小さく、角質層への浸透性が際立っています。
肌のターンオーバーとは、表皮の最下層(基底層)で新しい細胞が生まれ、徐々に表面へ押し上げられて最終的に角質として剥がれ落ちる一連の周期を指します。健康な肌ではおよそ28日周期で行われます。
しかし、加齢やストレス、紫外線ダメージなどの影響で周期が乱れると、古い角質が肌表面に蓄積し、くすみ・毛穴詰まり・ニキビの原因となります。
グリコール酸は、角質細胞間のカルシウムイオン依存性の結合を弱めることで、蓄積した古い角質の剥離を促します。これにより停滞していたターンオーバーが正常化し、新しい肌細胞が表面に現れやすくなります。
さらに、グリコール酸には表皮だけでなく真皮にも作用する可能性が指摘されています。in vitro(試験管内)の研究や臨床研究において、グリコール酸が線維芽細胞のコラーゲン産生やヒアルロン酸の合成を促進し、肌の弾力やハリの改善に寄与する可能性が報告されています。ただし、6%という低濃度の外用で真皮レベルの効果がどの程度得られるかについては、さらなる検証が必要です。
グライコクリームの警告・禁忌・副作用
警告
- 使用中は紫外線への感受性が高まります。外出時はSPF30以上の日焼け止めを必ず使用してください
- 高濃度のAHA製品やレチノイド製剤との併用は、過度な皮膚刺激を引き起こすおそれがあるため控えてください
- 炎症がある部位(日焼け直後・湿疹・ただれなど)には使用しないでください
禁忌
- グリコール酸またはクリームに含まれる成分にアレルギーのある方
- 皮膚に傷・炎症・感染症がある部位への使用
- ケミカルピーリングの施術直後(肌が敏感になっている期間)
副作用
グライコクリームの使用で以下の副作用が現れることがあります。
- ヒリヒリ感・刺激感:使用直後に感じることがありますが、数分で治まるのが一般的です
- 赤み(紅斑):使い始めに生じやすく、肌が慣れてくると軽減します
- 乾燥:角質が除去されるため、一時的に乾燥を感じることがあります。保湿剤の併用で対応してください
- 皮むけ:古い角質が剥がれ落ちるため、薄い皮むけが生じることがあります
以下の症状が現れた場合は使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
- 強い腫れや水疱が生じた場合
- 広範囲にわたる湿疹やかゆみが続く場合
- 赤みやヒリヒリ感が数日たっても改善しない場合
Atsu使い始めに軽いヒリヒリ感や赤みが出ることは、グリコール酸が角質に作用している過程で起こりうる反応であり、多くの場合は一時的なものです。
ただし、痛みを伴う強い赤みや水疱が出現した場合は、接触皮膚炎や化学的刺激による炎症の可能性があります。
その場合は直ちに使用を中止し、患部を水で十分に洗い流したうえで、皮膚科を受診してください。
初めて使用する際は、前腕内側などの目立たない部位に少量を塗布し、24時間後の肌の状態を確認するパッチテストを行うと安心です。
グライコクリームの注意事項
- 紫外線対策は必須です。グリコール酸は角質を薄くするため、紫外線の影響を受けやすくなります。日中はSPF30以上の日焼け止めを必ず使用してください
- 妊娠中・授乳中の方は、使用前に医師に相談してください
- 使い始めは2〜3日に1回の頻度から開始し、肌の状態を観察しながら徐々に使用頻度を増やしてください
- レチノイド製剤(トレチノイン・アダパレン等)との併用は、過剰な角質剥離を招くため避けてください
- 直射日光・高温多湿を避け、涼しい場所で保管してください
- 乳幼児の手の届かない場所に保管してください
- 使用期限を過ぎた製品は使用しないでください
グライコクリームのよくある質問
グライコクリームはどのくらいの期間で効果を実感できますか?
肌のターンオーバー周期を考慮すると、最低でも4〜6週間の継続使用が目安です。毛穴の詰まりやザラつきは比較的早い段階で改善を感じやすいですが、シミやニキビ跡の色素沈着には時間がかかります。
焦って使用量を増やすと肌への負担が大きくなるため、適量を守って根気よく続けてください。
グライコクリームとトレチノイン(Aレットジェルなど)は併用できますか?
同時に塗布することは推奨されません。グリコール酸とトレチノインはどちらも角質に作用する成分であり、同時に使用すると過剰な角質剥離を起こし、強い赤みや皮むけにつながるおそれがあります。
どうしても両方を使いたい場合は、夜にトレチノイン、朝にグリコール酸といったように時間帯を分けるか、交互に使用する方法を検討してください。ただし、肌の状態を見ながら慎重に判断することが大切です。
敏感肌でも使用できますか?
グリコール酸6%は比較的穏やかな濃度ですが、敏感肌の方は刺激を感じやすい傾向があります。まずは腕の内側など目立たない部位でパッチテストを行い、問題がないことを確認してから顔への使用を開始してください。
使い始めは週1〜2回の頻度にとどめ、ヒリヒリ感や赤みが出ないことを確認しながら徐々に使用頻度を上げていくのが安全です。
朝に使用してもよいですか?
就寝前(夜)の使用を推奨します。グリコール酸は角質を薄くする作用があるため、塗布直後に紫外線を浴びると日焼けやシミが悪化するリスクがあります。
やむを得ず朝に使用する場合は、SPF30以上の日焼け止めを必ず重ねて塗布してください。紫外線対策が不十分な状態での日中の使用は避けてください。
グライコクリームは日本の医療機関で処方されますか?
グライコクリームは日本国内では未承認の製品であり、医療機関での処方はありません。個人輸入により入手する形となり、使用はすべて自己責任となります。
なお、グリコール酸自体は日本のクリニックでもケミカルピーリング施術で広く使われている成分であり、成分としての安全性に関するデータは豊富に存在します。
グライコクリームの口コミ・効果・感想(レビュー)
当サイトが独自に取材したグライコクリームの口コミ・効果・感想(レビュー)もありますので、こちらもぜひご覧ください。

グライコクリームに関連する参考資料
グライコクリームの有効成分グリコール酸に関する学術論文・レビューを以下にまとめました。