メラライトフォルテクリーム(シミ・肝斑治療薬:ハイドロキノン4%)
メラライトフォルテクリーム(Melalite Forte Cream)は、メラニン合成を抑制する有効成分ハイドロキノンを4%の高濃度で配合した医療用の美白クリーム(外用薬)です。
シミ(老人性色素斑)、肝斑、そばかす(雀卵斑)、炎症後色素沈着(ニキビ跡・日焼け跡)など、さまざまなメラニン色素沈着の改善を目的としています。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Atsu薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。
さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
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また、同じ有効成分ハイドロキノンを配合した医薬品の口コミ・効果・感想(レビュー)もございますので、こちらもぜひご覧ください。

メラライトフォルテクリームの概要
- 有効成分ハイドロキノン4%を配合した医療用美白クリーム
- シミ・肝斑・そばかす・炎症後色素沈着など幅広い色素沈着に対応
- メラニン合成酵素(チロシナーゼ)を阻害し、メラニンの産生を抑制
- 1日2回(朝・夜)、洗顔後に気になる部分へ塗布
- グローバル医薬品企業アボット・ラボラトリーズのグループ会社であるアボットヘルスケア(Abbott Healthcare)が製造
製造元のアボットヘルスケア(Abbott Healthcare)は、米国に本拠を置くグローバル医薬品企業アボット・ラボラトリーズのグループ会社です。世界150か国以上で医療機器・診断薬・ジェネリック医薬品を展開しており、厳格な品質管理基準のもとで製品を供給しています。
| 商品名 | メラライトフォルテクリーム |
|---|---|
| 内容量 | 30g |
| 効果・効能 | ・シミ(老人性色素斑) ・肝斑 ・そばかす(雀卵斑) ・炎症後色素沈着 ・摩擦黒皮症 |
| 有効成分 | ハイドロキノン(Hydroquinone)4%(w/w) |
| 副作用 | 灼熱感、刺激感、かゆみ、乾燥、腫れなど |
| 形状・剤形 | クリーム(外用薬) |
| ブランド | アボットヘルスケア(Abbott Healthcare) |
Atsuハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれ、メラニン合成を直接阻害する代表的な外用美白成分です。
メラライトフォルテクリームの4%という濃度は、一般的な市販化粧品(1〜2%程度)と比較して高濃度であり、より顕著な美白効果が期待できます。
ただし、濃度が高い分、使い始めに赤みやヒリヒリ感が出ることがあるため注意が必要です。
多くの場合、こうした刺激症状は一時的なものですが、症状が持続・悪化する場合は使用を中止し、皮膚科を受診してください。
メラライトフォルテクリームはこんな方におすすめ
- 顔のシミ(老人性色素斑)や肝斑を薄くしたい方
- ニキビ跡や日焼け後の色素沈着が気になる方
- 市販の美白化粧品では十分な効果を感じられなかった方
- 医療機関でハイドロキノンを処方された経験があり、継続使用を希望する方
- レーザー治療に抵抗があり、外用薬でのシミケアを希望する方
メラライトフォルテクリームの有効成分について
メラライトフォルテクリームの有効成分はハイドロキノン(Hydroquinone)です。1gあたり40mg(4% w/w)を含有しています。
ハイドロキノンは、メラニン色素の合成に関与する酵素チロシナーゼの働きを阻害することでメラニンの産生を抑えます。さらに、メラニンを生成する細胞(メラノサイト)そのものの活動を低下させる作用も報告されています。
これらの二重の作用により、既にできてしまったシミの改善だけでなく、新たなシミの予防にも働きかけます。皮膚のターンオーバー(約28日周期)にあわせて古い角質とともにメラニンが排出されることで、徐々に肌のトーンが明るくなっていきます。
Atsuハイドロキノンは、皮膚科領域で最も広く研究されている美白成分のひとつです。
2023年にCureus誌に掲載されたナラティブレビューでは、肝斑や炎症後色素沈着を含む複数の色素沈着症に対するハイドロキノンの有効性が報告されています。
市販品に含まれる低濃度のハイドロキノン(1〜2%)と比較して、4%製剤は臨床的に高い改善率を示すとする複数の研究が存在しますが、同時に副作用のリスクも濃度依存的に上昇する点には留意が必要です。
メラライトフォルテクリームの効果・効能
メラライトフォルテクリームは、以下のメラニン色素沈着症に対して改善効果が認められています。
| 適応症 | 概要 |
|---|---|
| 老人性色素斑(シミ) | 紫外線の蓄積によって生じる褐色のシミ。顔・手の甲・腕などに好発 |
| 肝斑 | 頬・額・上唇などに左右対称に現れる褐色斑。ホルモンバランスの変動が関与 |
| 雀卵斑(そばかす) | 鼻を中心に頬にかけて散在する小さな褐色斑。遺伝的要因が大きい |
| 炎症後色素沈着 | ニキビ跡・湿疹・外傷などの炎症が治まった後に残る色素沈着 |
| 摩擦黒皮症 | 摩擦や刺激によって皮膚が黒ずむ状態。脇・肘・膝などに生じやすい |
使用開始から4〜8週間で効果を実感する方が多いとされていますが、シミの種類や深さにより個人差があります。2ヶ月使用しても改善が見られない場合は、漫然と使用を続けず皮膚科医に相談しましょう。
メラライトフォルテクリームの使用方法
| 1回の使用量 | 適量(患部を薄く覆う程度) |
|---|---|
| 使用回数 | 1日2回(朝・夜) |
| 使用タイミング | 洗顔後、化粧水・乳液で肌を整えた後 |
| 塗布方法 | 清潔な指先でシミのある部分にのみ塗布し、よくなじませる |
| 対象年齢 | 12歳以上 |
塗布後は患部をできるだけ日光に当てないようにしてください。日中に使用する場合は、SPF30以上の日焼け止めを必ず併用してください。ハイドロキノンの使用中は紫外線による色素沈着が助長されやすくなるため、遮光が不十分だとかえってシミが濃くなるリスクがあります。
Atsu洗顔直後に塗布すると刺激を感じやすいため、洗顔後に化粧水・乳液で肌を整え、20〜30分ほど時間をおいてから塗布するとよいでしょう。
顔全体に塗り広げるのではなく、シミやくすみのある部分だけにピンポイントで使用してください。
連続使用期間は一般に8〜12週間を目安とし、その後4週間程度の休薬期間を設けるのが一般的な使い方です。
長期連用は、まれに組織黒変症(ochronosis)と呼ばれる不可逆的な皮膚の色素変化を引き起こすおそれがあるため、使用期間の管理を徹底しましょう。
トレチノインとの併用による美白効果の強化
メラライトフォルテクリームは単独でも使用できますが、トレチノイン(ビタミンA誘導体)との併用で、より短期間でのシミ改善が期待できます。
トレチノインは古い角質を剥がして皮膚のターンオーバーを促進する外用薬です。メラニンを含む古い角質の排出を早めるとともに、ハイドロキノンの皮膚への浸透性を高めると考えられています。
併用する場合は、先にトレチノインを塗布し、乾いてからメラライトフォルテクリームをやや広めに重ねるのが一般的な使い方です。なお、トレチノインとハイドロキノンが同時配合された製品(メラケアフォルテクリームなど)もあります。
メラライトフォルテクリームの警告・禁忌・副作用
使用できない方(禁忌)
- ハイドロキノンまたは本剤の成分に対してアレルギー反応を起こしたことがある方
使用前に医師に相談すべき方
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方
- 授乳中の方
- 12歳未満の方
- 現在、皮膚科で治療を受けている方
- 過去に薬や化粧品でアレルギー症状を起こしたことがある方
主な副作用
| 関係部位 | 症状 |
|---|---|
| 皮膚(塗布部位) | ・灼熱感(ヒリヒリ感) ・刺激感 ・かゆみ ・乾燥 ・発赤 ・腫れ |
上記の症状は塗布後数分〜十数分で治まることが多く、通常は一過性のものです。ただし、症状が長時間持続する場合や悪化する場合は直ちに使用を中止してください。皮膚の刺激が続くと炎症後色素沈着を招き、かえってシミが濃くなるおそれがあります。
重大な注意:ハイドロキノンを長期間・高濃度で使用し続けた場合、組織黒変症(ochronosis)と呼ばれる不可逆的な皮膚の黒ずみが生じる可能性が報告されています。使用期間(8〜12週間)を守り、漫然と使用を続けないでください。
メラライトフォルテクリームの他の薬との相互作用
メラライトフォルテクリームは局所に作用する外用薬のため、内服薬との全身的な相互作用は少ないとされています。ただし、以下の外用薬との併用には注意が必要です。
過酸化ベンゾイル(BPO)含有製品
ニキビ治療に用いられる過酸化ベンゾイルは、ハイドロキノンと接触すると酸化反応により塗布部位が一時的に変色(褐色〜黒色)することがあります。
- 過酸化ベンゾイル配合の洗顔料やクリームを使用している場合は、塗布のタイミングをずらしてください
- 同時に同じ部位へ塗布しないでください
その他の刺激性外用薬
AHA(グリコール酸)やサリチル酸など、角質を剥離する作用をもつ外用薬を同時に使用すると、皮膚への刺激が増強される可能性があります。
- ピーリング系の化粧品やケミカルピーリング施術との併用は、医師に相談のうえで行ってください
- トレチノインとの併用は推奨される組み合わせですが、刺激が強い場合は使用頻度を調整してください
メラライトフォルテクリームの注意事項
- 顔全体には塗らず、シミや色素沈着のある部分にのみ使用してください
- 目の周囲・口の中・鼻の中など粘膜部位への塗布は避けてください
- 日焼け直後で皮膚が炎症を起こしている部位には塗布しないでください
- 使用中は必ず日焼け止め(SPF30以上)を併用し、長時間の日光暴露を避けてください
- 初めて使用する際は、目立たない部位(耳の後ろなど)でパッチテストを行い、24時間以内に強い赤みや腫れが出ないことを確認してください
- 直射日光を避け、湿気の少ない涼しい場所で保管してください
- 小児の手の届かない場所に保管してください
- 使用期限を過ぎた製品は使用しないでください
メラライトフォルテクリームのよくある質問
一般的には4〜8週間の継続使用で変化を実感する方が多いとされています。ただし、シミの種類や深さ、肌質によって効果が現れるまでの期間には個人差があるため、焦らず継続することが大切です。
2ヶ月使用しても改善が見られない場合は、漫然と使用を続けず、皮膚科医に相談しましょう。
顔全体への塗布は推奨されていません。シミや色素沈着のある部分にのみピンポイントで塗布してください。
広範囲に塗ると、シミのない部分まで色が抜けてしまい、肌の色むらが生じる可能性があります。
メラライトフォルテクリームはハイドロキノン4%の単剤です。一方、メラケアフォルテクリームはハイドロキノン・トレチノイン・モメタゾンフロエートの3成分を配合した合剤です。
軽度の色素沈着やシミの予防目的であれば、メラライトフォルテクリーム単独で十分なケースが多いでしょう。一方、頑固なシミや広範囲の色素沈着に対しては、トレチノインとの併用やメラケアフォルテクリームが選択肢となります。
ハイドロキノンの使用を中止しても、改善した色素沈着がすぐに元に戻るわけではありません。ただし、紫外線対策を怠るとメラニンの産生が再び活発になり、シミが再発するおそれはあります。
使用中止後も日焼け止めの塗布を継続し、紫外線から肌を守ることが再発予防の鍵となるでしょう。
ハイドロキノンの口コミ・効果・感想(レビュー)
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