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フェミロン(Femilon)(表面)
フェミロン(Femilon)(裏面)
フェミロン(Femilon)の箱(表面)
フェミロン(Femilon)の箱(裏面)
フェミロン(Femilon)の箱(側面)
フェミロン(Femilon)(表面)
フェミロン(Femilon)(裏面)
フェミロン(Femilon)の箱(表面)
フェミロン(Femilon)の箱(裏面)
フェミロン(Femilon)の箱(側面)
商品の写真(医薬品のパッケージ)に関するご注意事項
オルガノン製マーシロン ジェネリック(デソゲストレル0.15mg+エチニルエストラジオール0.02mg)。超低用量タイプで継続服用しやすい第3世代経口避妊薬です。

フェミロン

Atsu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
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フェミロン(経口避妊薬:マーシロン ジェネリック)

フェミロン(Femilon)は、避妊と月経困難症の治療に用いられるマーシロンのジェネリック医薬品で、第3世代プロゲスチンのデソゲストレル0.15mgとエチニルエストラジオール0.02mgを配合した超低用量の経口避妊薬です。エチニルエストラジオールの含有量がマーベロン(0.03mg)の約2/3に抑えられており、エストロゲンに由来する副作用の軽減が期待されます。

1相性ピルのため21錠すべてが同一成分で構成されており、飲み間違いの心配がありません。21日間の連続服用と7日間の休薬を繰り返す28日サイクルで高い避妊効果を発揮します。マーシロンのジェネリック医薬品であるため、同等の効果を経済的に継続できる点も利点です。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Atsu

薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。

さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。

本ページを確認した医療系国家資格を有する専門家
Ray

看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。

フェミロンの概要

  • マーシロンと同一の有効成分(デソゲストレル0.15mg + エチニルエストラジオール0.02mg)を配合した超低用量ピル
  • 第3世代プロゲスチンのデソゲストレルはアンドロゲン作用が少なく、ニキビや肌荒れが起きにくい
  • 21日間服用+7日間休薬の28日サイクルで高い避妊効果を発揮

フェミロンの製造元であるオルガノン(Organon)は、2021年にMSD(Merck Sharp & Dohme)の女性向けヘルスケア部門が分社化して誕生した製薬企業です。経口避妊薬の分野ではマーベロンやマーシロンなど多数の実績を持ち、品質管理体制においても国際基準を満たしています。現在は140か国以上で女性の健康に関連する医薬品を供給しています。

商品名フェミロン(Femilon)
内容量21錠
効果・効能・避妊
・月経困難症
有効成分・デソゲストレル(Desogestrel)0.15mg
・エチニルエストラジオール(Ethinylestradiol)0.02mg
副作用・乳房痛
・悪心(吐き気)
・頭痛
・不正出血
・浮腫
形状・剤形錠剤
ブランドオルガノン(Organon)※旧MSD
⚠️薬剤師による補足
Atsu

フェミロンは、日本でも広く処方されているマーベロンと同じデソゲストレルを含有する超低用量ピルで、マーシロンのジェネリック医薬品に該当します。

マーシロンはエチニルエストラジオールを0.02mgに抑えた超低用量ピルであり、マーベロン(0.03mg)よりもエストロゲンに由来する副作用(吐き気、頭痛、むくみなど)が軽減されることが期待できます。

長期間にわたって服用を継続する経口避妊薬だからこそ、身体への負担が少ない超低用量タイプは検討に値する選択肢といえるでしょう。

フェミロンはこんな方におすすめ

  • 低用量ピルの副作用(吐き気、頭痛など)が気になる方
  • エストロゲン量を抑えた経口避妊薬を探している方
  • ニキビや肌荒れの少ない避妊薬を求めている方
  • 経口避妊薬を経済的に長期間続けたい方
  • 月経痛や月経前症候群(PMS)の症状を和らげたい方

フェミロンの有効成分について

フェミロンにはデソゲストレル(Desogestrel)0.15mgエチニルエストラジオール(Ethinylestradiol)0.02mgの2種類の有効成分が配合されています。

デソゲストレルは第3世代のプロゲスチン(黄体ホルモン)に分類される成分です。体内で活性代謝物である3-ケトデソゲストレルに変換され、排卵を抑制する作用を発揮します。従来のプロゲスチンと比べてアンドロゲン作用(男性ホルモン様作用)が比較的低いため、ニキビや多毛といったアンドロゲン関連の副作用が起きにくいのが特徴です。

エチニルエストラジオールは合成エストロゲン(卵胞ホルモン)であり、子宮内膜を安定させて不正出血を防ぐ役割を担っています。フェミロンの含有量は0.02mgと、低用量ピルのマーベロン(0.03mg)より少なく抑えられています。

この2つの成分が協調して働くことで、排卵の抑制・子宮頸管粘液の粘度上昇・子宮内膜の変化という3つの作用により高い避妊効果を発揮します。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

「低用量ピルを飲むとニキビが悪化するのでは」と心配される方もいらっしゃいますが、デソゲストレルはアンドロゲン作用が比較的低い第3世代プロゲスチンであるため、肌荒れやニキビへの悪影響が生じにくいとされています。

また、エチニルエストラジオール0.02mgという超低用量の配合により、吐き気や頭痛といったエストロゲン関連の副作用も抑えられている点が特徴です。

ただし、エストロゲン量が少ないぶん服用初期に不正出血が起こることがあります。

これは身体がホルモン環境に適応する過程で生じる一過性の症状であり、多くの場合は2〜3ヶ月の服用で安定するでしょう。

フェミロンの効果・効能

フェミロンの主な効果は経口避妊です。デソゲストレルとエチニルエストラジオールの2成分が協調して働き、排卵を抑制し、子宮頸管粘液の粘度を高めて精子の侵入を防ぎ、子宮内膜を変化させて着床を困難にします。

正しく服用した場合の避妊成功率は99%以上とされており、飲み忘れなく服用を継続すれば高い避妊効果が期待できます。

また、月経困難症に伴う下腹部痛や腰痛の軽減にも効果があります。月経周期が安定することで月経前症候群(PMS)の症状が和らぐケースも少なくありません。月経量の減少により貧血の改善が見られる場合もあります。

フェミロンの服用方法

フェミロンは1日1錠を毎日決まった時刻に水またはぬるま湯で服用します。生理開始1日目から服用を開始し、21日間連続で服用した後、7日間の休薬期間を設けてください。

休薬期間中は通常2〜3日目に消退出血(生理様の出血)が起こります。7日間の休薬が終わったら、出血の有無にかかわらず新しいシートの服用を開始してください。

初めてフェミロンを服用する場合、最初の7日間はコンドームなどの避妊法を併用することをおすすめします。体内のホルモン環境が安定するまでの期間として、備えとして有効です。

飲み忘れた場合の対応

万が一飲み忘れに気づいた場合は、以下の対応を取ってください。

  • 12時間以内の飲み忘れ:気づいた時点ですぐに1錠を服用し、翌日からはいつも通りの時刻に服用してください。避妊効果に影響はありません
  • 12時間以上経過、または2錠以上の飲み忘れ:気づいた時点で直近の飲み忘れ分1錠を服用し、残りはいつも通り服用してください。飲み忘れ後7日間はコンドームなどの避妊法を併用してください
  • シートの残りが7錠未満の場合:休薬期間を設けず、そのまま新しいシートの服用を開始してください。この場合、次のシートの服用が終わるまで消退出血が起こらないことがありますが、問題はありません

フェミロンとマーベロン・マーシロンの違い

フェミロン、マーベロン、マーシロンはいずれもデソゲストレルとエチニルエストラジオールを配合した第3世代の経口避妊薬ですが、エチニルエストラジオールの含有量に違いがあります。

項目フェミロンマーベロンマーシロン
エチニルエストラジオール0.02mg0.03mg0.02mg
デソゲストレル0.15mg0.15mg0.15mg
ピルの分類超低用量ピル低用量ピル超低用量ピル
位置づけマーシロンのジェネリック(オルガノン製)先発品先発品

マーベロンはエチニルエストラジオールを0.03mg含有する「低用量ピル」であるのに対し、マーシロンとフェミロンは0.02mgに抑えた「超低用量ピル」に分類されます。デソゲストレルの含有量はいずれも0.15mgで同一のため、避妊効果に差はありません

エストロゲン量が少ないほど吐き気や頭痛といったエストロゲン関連の副作用は出にくくなりますが、不正出血の頻度がやや増える傾向にあります。どちらを選ぶかは体質や副作用の出方によって異なるため、ご自身の身体に合ったものを選ぶことが大切でしょう。

フェミロンはマーシロンのジェネリック医薬品であるため、マーシロンと同等の成分・効果をより経済的に継続できる点がメリットです。

フェミロンの警告・禁忌・副作用

警告

経口避妊薬の服用により、血栓症(静脈血栓塞栓症、肺塞栓症、脳卒中、心筋梗塞など)のリスクがわずかに上昇します。喫煙はこのリスクをさらに高めるため、フェミロン服用中は禁煙が必要です。

特に35歳以上で1日15本以上喫煙される方は血栓症のリスクが著しく増大するため、フェミロンを服用できません。年齢や喫煙習慣に関わらず、ふくらはぎの痛みや腫れ、突然の息切れ、激しい胸痛、視力の急激な変化が現れた場合はただちに服用を中止し、医療機関を受診してください。

禁忌

以下に該当する方はフェミロンを服用すべきではありません。

  • 本剤の成分に対して過敏症の既往歴がある方
  • 乳がん、子宮内膜がんなどのエストロゲン依存性悪性腫瘍またはその疑いがある方
  • 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患またはこれらの既往歴がある方
  • 35歳以上で1日15本以上喫煙される方
  • 前兆(閃輝暗点、星型閃光など)を伴う片頭痛のある方
  • 肺高血圧症または心房細動を合併する心臓弁膜症の方
  • 血管病変を伴う糖尿病の方(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など)
  • 血栓性素因のある方、抗リン脂質抗体症候群の方
  • 重篤な肝機能障害のある方、肝臓に腫瘍のある方
  • 手術前4週間以内、術後2週間以内、産後4週間以内、長期間安静状態の方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方、授乳中の方
  • オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル配合剤(ヴィキラックス)を服用中の方

副作用

フェミロンの服用で報告されている主な副作用は以下のとおりです。

頻度5%以上:乳房痛、悪心(吐き気)、頭痛

頻度0.1〜5%未満として、以下の症状が報告されています。

  • 不正性器出血(破綻出血、点状出血)、月経痛、帯下増加
  • 浮腫、体重増加
  • 嘔吐、下痢、腹痛、便秘、腹部膨満感
  • めまい、眠気、気分変動
  • 発疹、ニキビ、そう痒感
  • 血圧上昇、動悸

重篤な副作用

血栓症(四肢の静脈血栓症、肺塞栓症、心筋梗塞、脳卒中、網膜血栓症など)が重篤な副作用として報告されています。頻度は非常にまれですが、発症した場合は生命に関わる可能性があります。

ふくらはぎの痛みや腫れ、突然の息切れ、激しい胸痛、片側の手足のしびれ、急激な視力変化などの症状が現れた場合は、ただちに服用を中止して医療機関を受診してください。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

経口避妊薬に共通する副作用として吐き気や頭痛が挙げられますが、フェミロンはエストロゲン量が少ない超低用量タイプであるため、これらの症状は比較的軽度で済むケースが多い傾向にあります。

服用開始後1〜3ヶ月は身体がホルモンバランスの変化に適応する期間であり、不正出血や乳房の張りが生じることがあります

多くは一過性の反応ですので、慌てずに服用を継続してください。

ただし、ふくらはぎの強い痛みやむくみ、激しい胸痛、突然の息切れ、視力の急変といった症状が現れた場合は血栓症の可能性を否定できないため、ただちに服用を中止して医療機関を受診してください。

なお、血栓症の発症頻度は非常に低いものです。

万が一に備えて初期症状を知っておくことが、安心して服用を続けるための大切なポイントです。

フェミロンの他の薬との相互作用

併用しないこと

オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル配合剤(ヴィキラックス)はフェミロンと併用すべきではありません。

  • ヴィキラックスとの併用により、ALT(GPT)上昇などの重篤な肝機能障害が報告されています
  • C型肝炎の治療中の方はフェミロンの服用を中止し、別の避妊法を使用してください

併用に注意すること

肝酵素誘導薬(リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン等)

抗結核薬のリファンピシンや抗てんかん薬(フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタールなど)は肝臓の薬物代謝酵素を活性化させ、フェミロンの血中濃度を低下させます。

  • 避妊効果が減弱する可能性があるため、服用中および中止後しばらくはコンドームなどの避妊法を併用してください
  • モダフィニル、トピラマート、ボセンタンも同様の作用を持つため注意が必要です

抗生物質(テトラサイクリン系、ペニシリン系)

テトラサイクリンやアンピシリンなどの抗生物質は、腸内細菌叢に影響を与えてエチニルエストラジオールの腸肝循環を妨げ、フェミロンの血中濃度を低下させる可能性があります。

  • 抗生物質の服用期間中および終了後7日間はコンドームなどの避妊法を併用してください

抗HIV薬・C型肝炎治療薬

HIV治療薬(ネルフィナビル、リトナビル、ダルナビル等)やC型肝炎治療薬(アスナプレビル、テラプレビル等)は、フェミロンの代謝に影響を与えて避妊効果を変化させることがあります。

  • 併用中はフェミロンの効果が減弱または増強される可能性があるため、別の避妊法の併用を検討してください
  • 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(ネビラピン、エファビレンツ等)も同様に注意が必要です

セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)

気分の落ち込みに対してサプリメントとして使用されるセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)は、肝臓の薬物代謝酵素を誘導してフェミロンの血中濃度を低下させます。

  • フェミロン服用中はセイヨウオトギリソウを含むサプリメントの使用を避けてください
  • 不正出血や避妊効果の低下が報告されています

フェミロンの注意事項

  • フェミロンに性感染症の予防効果はありません。HIV、クラミジア、梅毒などの感染予防にはコンドームの使用が必要です
  • 服用中は禁煙してください。喫煙は血栓症のリスクを高めます
  • 6ヶ月ごとに血圧測定・乳房検査・腹部検査を受け、年1回以上は子宮頸がん検診を含む婦人科検診を受けてください
  • 乳がんの自己検診を毎月行い、しこりや変化に気づいた場合は早めに受診してください
  • 2周期連続で消退出血(生理)がない場合は妊娠の可能性があるため、服用を一旦中止し妊娠検査を行ってください
  • 激しい下痢や嘔吐が続く場合は薬の吸収が低下し、避妊効果が減弱する可能性があります。症状が治まるまでコンドームなどの避妊法を併用してください
  • 高温多湿・直射日光を避け、室温(1〜30度)で保管してください

フェミロンのよくある質問

フェミロンとマーベロンの違いは何ですか?

エチニルエストラジオール(EE)の含有量が異なります。フェミロンのEEは0.02mgで超低用量ピルに分類される一方、マーベロンのEEは0.03mgで低用量ピルに分類されます。

デソゲストレルの含有量はどちらも0.15mgで同一のため、避妊効果に差はありません。EEが少ないフェミロンのほうが、吐き気や頭痛などエストロゲンに由来する副作用が出にくい傾向にあります。

フェミロンを飲み忘れた場合はどうすればよいですか?

気づいた時点ですぐに飲み忘れた分の1錠を服用してください。12時間以内の飲み忘れであれば避妊効果に影響はなく、翌日からはいつも通りの時刻に服用を続けてください。

ただし、12時間以上経過した場合や2錠以上飲み忘れた場合は、避妊効果が低下している可能性があります。気づいた時点で直近の飲み忘れ分を服用し、その後7日間はコンドームなどの避妊法を併用してください。

フェミロンで生理日を調整できますか?

生理日の調整は可能です。生理を遅らせたい場合は、21錠の服用を終えた後に休薬期間を設けず、新しいシートから希望する日数分を追加で服用してください。

一方、生理を早めたい場合は通常より早く服用を中止して休薬に入ります。ただし、少なくとも14日間は連続服用が必要であり、休薬期間は7日間を超えないようにしてください。

フェミロンの服用を中止すれば妊娠できますか?

服用を中止すれば排卵が再開し、妊娠が可能になります。多くの方は服用中止後1〜3ヶ月以内に月経周期が回復し、自然に排卵が再開します。

服用中止後すぐの妊娠であっても、母体や胎児への悪影響は報告されていません。妊娠を希望される場合は、フェミロンの服用を中止し、通常の月経が1〜2回確認されてから妊活に臨むとよいでしょう。

フェミロンに関連する添付文書等の参考資料

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