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ボルタレン(Voltaren)が10錠入ったシート(表面)
ボルタレン(Voltaren)が10錠入ったシート(裏面)
ボルタレン(Voltaren)の箱(表面)
ボルタレン(Voltaren)の箱(裏面)
ボルタレン(Voltaren)の箱(側面1)
ボルタレン(Voltaren)の箱(側面2)
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商品の写真(医薬品のパッケージ)に関するご注意事項
ノバルティス製の鎮痛消炎剤で、有効成分はジクロフェナクナトリウム。関節リウマチや腰痛、月経困難症など、各種疼痛の鎮痛・消炎に効果を発揮します。

ボルタレン

Yuu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
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ボルタレン(鎮痛消炎剤:ジクロフェナクナトリウム)

ボルタレンは、NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛薬)の中でも特に強力な鎮痛・消炎作用を持つジクロフェナクナトリウムを有効成分とした医薬品です。

ボルタレン錠は、痛みなどの症状に合わせて1日1〜3回の服用が必要です。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Yuu

総合病院で院内薬剤師として勤務し、糖尿病病棟の担当や患者さん向けの講座開催を経験しました。その後は調剤薬局にて在宅訪問や無菌調剤にも携わり、幅広い現場での知識と実践を積んでいます。

また、食と健康のつながりを深めるため薬膳アドバイザーの資格も取得しています。

さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。

本ページを確認した医療系国家資格を有する専門家
Ray

看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。

また、ボルタレンの口コミ・効果・感想(レビュー)もございますので、こちらもぜひご覧ください。

ボルタレンの概要

  • 有効成分ジクロフェナクナトリウム25mgを含有するNSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛薬)
  • NSAIDsの中でも特に強力な鎮痛作用があり、関節リウマチや変形性関節症の疼痛管理に広く使用されている
  • プロスタグランジンの産生を抑制することで痛み・炎症・発熱を軽減する
  • 世界的な製薬企業ノバルティスが製造する先発薬

ボルタレンの製造元はノバルティスファーマ(Novartis AG)です。1996年にチバガイギーとサンドの合併により設立されたスイス本社のグローバル製薬企業で、150カ国以上に医薬品を供給し、革新的新薬からジェネリック医薬品まで幅広い製品で信頼を得ています。

商品名ボルタレン錠(Voltaren)
内容量30錠
効果・効能・関節リウマチ
・変形性関節症
・腰痛症
・腱鞘炎
・頸肩腕症候群
・神経痛
・月経困難症
など各種疼痛の鎮痛・消炎
有効成分ジクロフェナクナトリウム 25mg
副作用・食欲不振
・悪心・嘔吐
・胃痛
・腹痛
・下痢
・頭痛
・めまい
・発疹
形状・剤形錠剤
ブランドノバルティスファーマ(Novartis AG)

ボルタレンはこんな方におすすめ

  • 関節リウマチや変形性関節症による慢性的な痛みに悩んでいる方
  • 腰痛や肩こりなど日常的な痛みを抑えたい方
  • 通常の鎮痛薬では効果が不十分と感じている方
  • 整形外科で処方されるような強力な鎮痛薬を求めている方
⚠️薬剤師による補足
Yuu

関節リウマチや変形性関節症の方は、朝起きた時の痛みやこわばりに悩まされることが多いですが、ボルタレンを前日の夜に服用しておくことで、「最もつらい朝の時間帯」に薬の効果をしっかり届かせるといった調整が可能です。

長時間にわたる痛みの緩和が必要な方にとって使いやすい選択肢といえます。

ボルタレンの有効成分について

ボルタレンの有効成分はNSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛薬)に分類されるジクロフェナクナトリウムです。ジクロフェナクナトリウムはNSAIDsの中でも特に強力な鎮痛・消炎作用を持つ成分として知られています。

体内で炎症が起こると、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素が活性化され、プロスタグランジンと呼ばれる物質が産生されます。プロスタグランジンは痛み・炎症・発熱の原因となります。ジクロフェナクナトリウムはこのCOX酵素の働きを阻害し、プロスタグランジンの産生を抑えることで鎮痛・消炎・解熱作用を発揮します。

血中濃度のピークは服用後約3時間です。

⚠️薬剤師による補足
Yuu

ジクロフェナクナトリウム(ボルタレン)は、ロキソプロフェン(ロキソニン)と並んでよく使われるNSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛薬)に分類されますが、その性質には大きな違いがあります。

ロキソニンは、服用後に体内で代謝されてから効く「プロドラッグ」というタイプで、胃を通過する際の直接的な刺激を抑える性質があります。これに対し、ボルタレンはダイレクトに作用する力が強く、鎮痛効果の強さではNSAIDsの中でもトップクラスです。

そのため、整形外科において関節リウマチや変形性関節症の強い痛みの管理に広く処方されています。

その反面、胃粘膜への直接的な攻撃性もやや強い傾向にあります。副作用を防ぐためには、単に「食後」に服用するだけでなく、「コップ1杯の多めの水で服用し、服用後すぐに横にならない(胃粘膜への滞留を防ぐ)」が推奨されます

ボルタレンの効果・効能

ボルタレンは以下の症状に対して鎮痛・消炎効果が期待できます。

  • 関節リウマチ、変形性関節症、変形性脊椎症
  • 腰痛症、腱鞘炎、頸肩腕症候群
  • 神経痛、後陣痛、骨盤内炎症
  • 月経困難症(生理痛)
  • 手術後・抜歯後の鎮痛・消炎

ボルタレンの服用方法・使用方法

ボルタレンは食後に水またはぬるま湯で服用してください。空腹時の服用は胃腸障害のリスクが高まるため避けてください。

1回の用量1錠(ジクロフェナクナトリウムとして25mg)
1日の服用回数1〜3回(症状に応じて)
最大用量1日100mgを超えないこと
服用のタイミング食後に服用(空腹時は避ける)
⚠️薬剤師による補足
Yuu

本剤は胃腸への負担を最小限に抑えることが必要です。必ず食事の直後に服用することを徹底し、胃の弱さが気になる方は、プロトンポンプ阻害薬(PPI)やH2ブロッカーといった胃薬の併用についても検討することをお勧めします

さらに、本剤が万が一食道に停留して崩壊すると食道潰瘍を起こすおそれがありますので、多めの水で服用し、寝る直前の服用は避けてください

ボルタレンの警告・禁忌・副作用

警告

  • 服用により、心筋梗塞や脳卒中などの重篤な心血管系の血栓性事象のリスクが高まる可能性があります。長期間の使用でリスクが増加するため、必要最小限の期間の使用にとどめてください。
  • 消化管出血、潰瘍、穿孔などの重篤な消化管障害を引き起こす可能性があります。これらの副作用は服用中いつでも、前兆なく起こりえます。
  • 服用により、肝機能検査値(ALT、AST等)が上昇することがあります。定期的な肝機能検査を受けることが推奨されます。

禁忌

以下に該当する方はボルタレンを服用できません。

  • 消化性潰瘍のある方
  • 重篤な血液の異常がある方
  • 重篤な肝障害のある方
  • 重篤な腎障害のある方
  • 重篤な心機能不全のある方
  • 重篤な高血圧症の方
  • 本剤の成分(ジクロフェナクナトリウム)に対し過敏症の既往歴のある方
  • アスピリン喘息(NSAIDs等による喘息発作の誘発)の方またはその既往歴のある方
  • 妊婦または妊娠している可能性のある方
  • トリアムテレン(トリテレン)を服用中の方
  • インフルエンザの臨床経過中の脳炎・脳症の方

副作用

ボルタレンの服用により、以下のような副作用が現れる可能性があります。消化器系の症状が最も多くみられますが、ほとんどの場合は軽い症状で、服用を続けるうちに軽減していくことが多いです。

発症頻度主な症状
1~5%未満・食欲不振
・悪心・嘔吐
・胃痛・腹痛
1%未満・下痢、口内炎
・頭痛、眠気、めまい
・発疹
・浮腫
頻度不明・便秘、口渇
・しびれ、倦怠感
・耳鳴り
・肝機能検査値の上昇

気になる症状が続く場合や日常生活に支障がある場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

重篤な副作用

以下の重篤な副作用はいずれもまれですが、初期症状に注意し、異常が認められた場合は直ちに服用を中止して医師の診察を受けてください。

  • ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下)
  • 消化性潰瘍、消化管出血(吐血、下血、タール便)
  • 消化管穿孔
  • 再生不良性貧血、無顆粒球症、溶血性貧血
  • 中毒性表皮壊死融解症(TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
  • 急性腎障害、ネフローゼ症候群
  • 重症喘息発作
  • 間質性肺炎
  • うっ血性心不全、心筋梗塞
  • 劇症肝炎、肝機能障害
  • 横紋筋融解症
  • 脳血管障害

ボルタレンの他の薬との相互作用

併用しないこと

トリアムテレン(トリテレン)

カリウム保持性利尿剤であるトリアムテレンとジクロフェナクの併用により、急性腎不全が報告されています。両者の腎臓への作用が重なり、腎血流が著しく低下するためです。

  • トリアムテレンを服用中の方は、ボルタレンを使用しないでください

併用に注意すること

リチウム製剤(炭酸リチウム)

ジクロフェナクとリチウム製剤を併用すると、リチウムの腎排泄が減少し、血中リチウム濃度が上昇する可能性があります。

  • 併用する場合は、血中リチウム濃度の定期的な測定が推奨されます

ニューキノロン系抗菌剤

レボフロキサシンやシプロフロキサシンなどのニューキノロン系抗菌剤との併用により、痙攣が誘発される可能性が報告されています。

  • ニューキノロン系抗菌剤を服用中の方は、医師に相談してください

降圧剤・利尿剤

ACE阻害剤、ARB、β遮断薬などの降圧剤やフロセミドなどの利尿剤との併用により、これらの薬の降圧効果や利尿効果が弱まる可能性があります。ジクロフェナクが腎臓でのプロスタグランジン産生を抑制するためです。

  • 高血圧の治療中の方は、医師にボルタレンの服用を伝えてください

抗凝血剤・抗血小板薬

ワルファリンやアスピリンなどとの併用により、出血のリスクが高まります。ジクロフェナクは血小板凝集を抑制する作用があるためです。

  • 抗凝血薬を服用中の方は、併用について必ず医師に確認してください

CYP2C9阻害剤(ボリコナゾール等)

ジクロフェナクは主にCYP2C9で代謝されるため、ボリコナゾールなどのCYP2C9阻害剤との併用によりジクロフェナクの血中濃度が上昇し、副作用が強まる可能性があります。

  • CYP2C9阻害剤を服用中の方は、用量調整が必要な場合があるため医師に相談してください

シクロスポリン

免疫抑制剤であるシクロスポリンとの併用により、シクロスポリンの腎毒性が増強される可能性があります。

  • シクロスポリンを服用中の方は、腎機能の定期的なモニタリングが必要です

ボルタレンの注意事項

  • ボルタレンは痛みの原因そのものを治す薬ではなく、症状を抑えるための薬です。痛みの根本原因については医師の診断を受けてください。
  • 長期間の服用は消化管障害や心血管系のリスクを高めるため、必要最小限の用量を、最短期間で使用することが推奨されています。
  • アルコールとの併用は胃腸障害のリスクを高めるため、服用中の飲酒は控えてください。
  • 高温多湿や直射日光を避け、涼しい場所で保管してください。
  • お子様やペットの手の届かない安全な場所で保管してください。
  • 使用期限を過ぎたボルタレンは服用せず、適切に廃棄してください。
⚠️薬剤師による補足
Yuu

ボルタレンを服用中に風邪症状が出た場合、市販の風邪薬を併用することには注意が必要です。

市販の風邪薬の多くには、エテンザミドやイブプロフェンといった、ボルタレンと同じNSAIDsの成分が含まれています。これらを重ねて飲むと、鎮痛効果が2倍になるどころか、胃粘膜へのダメージや腎機能への毒性が増す危険性があります。

また、インフルエンザによる発熱には、ボルタレンを絶対に使用しないでください。 インフルエンザ発症時にジクロフェナク(ボルタレン)を使用すると「インフルエンザ脳炎・脳症」の発症や重症化に関与する可能性が指摘されており、厚生労働省からも注意喚起がなされ、添付文書でも使用が禁じられています。

自己判断で流用せず、インフルエンザの可能性がある場合は必ず医師に伝えてください。

ボルタレンのよくある質問

ボルタレンとロキソニンの違いは何ですか?

どちらもNSAIDsに分類される鎮痛薬ですが、一般に鎮痛力はボルタレン(ジクロフェナク)の方が強いとされています。一方、ロキソニン(ロキソプロフェン)は即効性に優れ、胃腸への負担がやや少ない傾向があります。慢性的な強い痛みにはボルタレン、急性の一時的な痛みにはロキソニンが選ばれることが多いです。

ボルタレンは歯痛にも使えますか?

ジクロフェナクは歯痛にも効果が期待できます。ただし、歯痛は虫歯や歯周病など原因疾患の治療が不可欠ですので、痛みを一時的に抑える目的で使用し、できるだけ早く歯科を受診してください。なお、抜歯後の鎮痛にも適応があります。

ボルタレンを飲み忘れた場合はどうすればよいですか?

飲み忘れに気づいた時点で1回分を速やかに服用してください。ただし、次の服用時間が近い場合は飲み忘れた分は服用せず、次の通常の時間に1回分を服用してください。2回分をまとめて服用すると胃腸障害のリスクが高まるため、避けてください。

ボルタレンの服用中にお酒を飲んでもよいですか?

服用中の飲酒は控えてください。アルコールはジクロフェナクと同様に胃粘膜を刺激するため、併用すると消化管出血や胃潰瘍のリスクが高まります。

ボルタレンの口コミ・効果・感想(レビュー)

当サイトが独自に取材したボルタレンの口コミ・効果・感想(レビュー)もありますので、こちらもぜひご覧ください。

ボルタレンに関連する添付文書等の参考資料

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