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フラジール(Flagyl)400mgが15錠入ったシート(表面)
フラジール(Flagyl)400mgが15錠入ったシート(裏面)
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有効成分メトロニダゾールを含むニトロイミダゾール系の抗原虫・抗菌薬です。トリコモナス症や細菌性腟症、ピロリ2次除菌など幅広い感染症に使用されます。

フラジールの体験談記事

フラジール

Atsu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
200mg 200mg
1錠 51
400mg 400mg
1錠 52
500mg 500mg
1錠 71
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フラジール(トリコモナス症・細菌性腟症治療薬:メトロニダゾール)

フラジールは、有効成分メトロニダゾールを含有するニトロイミダゾール系の抗原虫・抗菌薬です。トリコモナス症のみならず、嫌気性菌感染症、細菌性腟症、クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)、ヘリコバクター・ピロリ除菌(2次除菌)、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫症など、幅広い感染症の治療に用いられます。

メトロニダゾールは1959年にフランスのローヌ・プーラン社(現サノフィ)で合成され、翌年以降トリコモナス症治療薬として臨床導入されました。以来60年以上にわたり世界各国で使用されており、WHO必須医薬品モデルリストにも収載されています。当サイトでは200mg・400mg・500mgの3規格を取り扱っており、適応症や処方内容に合わせてお選びいただけます。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Atsu

薬剤師資格をもち、現在でも調剤薬局で勤務しています。また医療雑誌の編集にも携わっております。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。メドノア編集部が必要に応じて加筆・修正を行いますが、その際も情報の正確性と信頼性を損なわないよう細心の注意を払っています。

フラジールの概要

  • ニトロイミダゾール系の抗原虫・抗嫌気性菌薬であり、適応症が幅広い医薬品
  • トリコモナス症・嫌気性菌感染症・細菌性腟症・CDI・ピロリ2次除菌・アメーバ赤痢・ランブル鞭毛虫症に使用
  • WHO必須医薬品リストに掲載され、世界各国で標準治療薬として位置づけられている
  • 200mg・400mg・500mgの3規格から、適応症に合わせて選択可能
  • 服用中・服用後3日間はアルコール厳禁(ジスルフィラム様反応のリスク)

フラジールはアボットヘルスケア社(200mg・400mg)およびサノフィ社(500mg)が製造販売するメトロニダゾール製剤です。海外では「FLAGYL」のブランド名で広く流通しており、米国ではファイザー社(旧サール社より継承)が販売を担当しています。

日本国内では先発品として「フラジール内服錠250mg」(富士フイルムファーマ/販売元:シオノギファーマ)が承認されており、PMDAの医薬品情報データベースに登録されています。海外版とは規格が異なるものの、有効成分メトロニダゾールは共通であり、同等の薬理作用が期待できます

商品名フラジール(Flagyl)
内容量・200mg:20錠
・400mg:20錠
・500mg:20錠
効果・効能・トリコモナス症
・嫌気性菌感染症
・クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)
・ヘリコバクター・ピロリ除菌(2次除菌)
・細菌性腟症
・アメーバ赤痢
・ランブル鞭毛虫症
有効成分メトロニダゾール(Metronidazole)
副作用悪心、食欲不振、口内の金属味、尿の暗色化、末梢神経障害など
形状・剤形錠剤
ブランドアボットヘルスケア(200mg/400mg)
サノフィ(500mg)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

フラジールはトリコモナス症の治療薬として広く知られていますが、実際には嫌気性菌感染症、CDI、ヘリコバクター・ピロリ2次除菌、細菌性腟症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫症など、非常に多くの感染症に使用される薬剤です。

特に注意が必要なのは、適応症ごとに用量・服用回数・治療期間が大きく異なる点です。

たとえば、トリコモナス症では1回250mg・1日2回・10日間が標準ですが、嫌気性菌感染症では1回500mgを1日3から4回投与する場合もあります。

ピロリ2次除菌では他の2剤と併用して7日間の短期集中投与となり、アメーバ赤痢では高用量を10日間継続するなど、治療スキームは適応ごとに異なります。

自己判断で用量を変更したり、服用期間を短縮・延長することは耐性化や再発の原因となるため、必ず医師の指示どおりに服用してください。

フラジールはこんな方におすすめ

  • トリコモナス症や細菌性腟症の治療を必要としている方
  • 嫌気性菌による感染症(腹腔内・婦人科・歯科領域など)の治療を受けている方
  • ヘリコバクター・ピロリの2次除菌療法を医師から処方されている方
  • クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)の治療を行う方
  • アメーバ赤痢やランブル鞭毛虫症など原虫感染症と診断された方

フラジールの有効成分について

フラジールの有効成分メトロニダゾールは、ニトロイミダゾール系に分類される抗原虫・抗嫌気性菌薬です。1959年にフランスのローヌ・プーラン社(現サノフィ)で開発され、当初はトリコモナス症治療薬として導入されました。

メトロニダゾールは原虫や嫌気性菌の細胞内に取り込まれた後、嫌気的環境下で還元され、細胞内のDNAに直接作用してDNA鎖を切断します。これにより菌の増殖を抑制し、最終的に殺菌的に作用するのが特徴です。

経口投与後の吸収は良好で、血中濃度のピークは服用後1から2時間で到達し、血漿中半減期は約8時間。代謝は主に肝臓で行われ、代謝物の多くは尿中に排泄されます。組織移行性が高く、唾液・腟液・髄液など全身に分布する点も臨床上の利点です。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

メトロニダゾールが嫌気性菌や原虫に対して選択的に効果を発揮するのは、嫌気的環境下でのみ薬剤のニトロ基が還元されて活性化されるという独特な作用機序に基づいています。

好気的環境にあるヒトの正常細胞ではこの還元がほとんど起こらないため、宿主組織への影響を最小限に抑えながら病原体を攻撃できる点が大きな特徴です。

また、経口投与でのバイオアベイラビリティがほぼ100%であり、髄液や膿瘍腔内にも良好に移行することから、中枢神経系感染や腹腔内膿瘍など深部感染の治療にも適しています。

この薬物動態学的な特性が、嫌気性菌感染症に対する本剤の臨床的有用性をさらに高めているといえるでしょう。

嫌気性菌・原虫感染症の領域において代替薬が限られるため、適正使用による耐性化の防止が重要です。

フラジールの効果・効能

フラジールは原虫・嫌気性菌の双方に有効性を示すため、感染症領域で多彩な適応をもつ薬剤です。ここでは主要な6つの適応症について、それぞれの臨床的な位置づけを整理します。

1. トリコモナス症(腟・尿路)

フラジールはトリコモナス症の第一選択薬として長い使用実績をもちます。腟トリコモナス原虫(Trichomonas vaginalis)による感染症であり、女性ではおりものの異常(泡沫状・悪臭を伴う帯下)、かゆみ、灼熱感などを生じます。

男性では無症状のキャリアとなるケースが多いものの、尿道炎や前立腺炎を引き起こす場合があります。再感染を防ぐためにはパートナーの同時治療が原則です。

2. 嫌気性菌感染症

メトロニダゾールはバクテロイデス属(Bacteroides fragilis など)、フソバクテリウム属、クロストリジウム属(C. perfringens など)、プレボテラ属、ペプトストレプトコッカス属などの偏性嫌気性菌に対して強い殺菌活性を示します。

臨床的には以下のような幅広い感染症に使用されます。

  • 腹腔内感染(腹膜炎、肝膿瘍、腹腔内膿瘍など)
  • 骨盤内感染(子宮内膜炎、卵管卵巣膿瘍など)
  • 皮膚・軟部組織感染(壊死性筋膜炎、ガス壊疽など)
  • 中枢神経系感染(脳膿瘍など)
  • 肺・胸腔内感染(肺膿瘍、膿胸など)
  • 骨・関節感染、敗血症、術後感染
  • 歯科・耳鼻咽喉科領域の感染

嫌気性菌感染症は好気性菌との混合感染となるケースが多いため、実臨床ではセフェム系(セフメタゾールなど)やカルバペネム系、キノロン系などの好気性菌カバーが可能な抗菌薬と併用されることが一般的です。

嫌気性菌感染症は好気性菌との混合感染となるケースが多いため、実臨床ではセフェム系やキノロン系などの他の抗菌薬と併用することが一般的です。

3. クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI/偽膜性大腸炎)

抗菌薬使用後に発症する偽膜性大腸炎の原因菌であるClostridioides difficile(CD)に対しても有効です。米国感染症学会(IDSA)のガイドラインでは経口バンコマイシンやフィダキソマイシンが第一選択とされていますが、軽症例や代替薬として経口メトロニダゾールが用いられます。

CDIの治療は原因となった抗菌薬の中止と適切な補液を併行して行うことが基本となるため、必ず医師の管理下で実施してください。

4. ヘリコバクター・ピロリ除菌療法

日本ではヘリコバクター・ピロリの2次除菌療法として保険適用となっています。1次除菌で用いるクラリスロマイシンの代わりにメトロニダゾールを組み込み、プロトンポンプ阻害薬(PPI)+アモキシシリン+メトロニダゾールの3剤併用を7日間継続します。

2次除菌の成功率は約90%前後と報告されており、クラリスロマイシン耐性が問題となる現代において重要な選択肢の1つです。

5. 細菌性腟症(BV)

細菌性腟症は腟内常在菌バランスの乱れによって生じる感染症で、ガードネレラ・バジナリスをはじめとする嫌気性菌の異常増殖が原因とされます。米国疾病予防管理センター(CDC)の性感染症ガイドラインでは、メトロニダゾール経口投与が第一選択治療として明示されています。

6. アメーバ赤痢・ランブル鞭毛虫症

赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)やランブル鞭毛虫(Giardia lamblia)といった腸管寄生原虫による感染症に対しても、メトロニダゾールは標準治療薬として位置づけられています。海外渡航歴のある下痢症例で疑われることが多い疾患です。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

メトロニダゾールの最大の強みは、1剤で原虫感染症(トリコモナス症・アメーバ赤痢・ランブル鞭毛虫症)と嫌気性菌感染症(腹腔内膿瘍・CDI・細菌性腟症など)の双方をカバーできる点にあります。

ただし、適応症ごとに推奨される用量・投与回数・治療期間は大きく異なります。

たとえば、トリコモナス症では1回250mgを1日2回ですが、嫌気性菌感染症では1回500mgを1日3から4回投与することもあり、ピロリ2次除菌では他の2剤との併用で7日間の短期集中投与となります。

処方された治療スキームを自己判断で変更すると、効果不十分や耐性菌出現のリスクにつながるため、必ず指示された用法・用量・期間を遵守してください。

フラジールの服用方法

フラジールの用法・用量は適応症によって大きく異なるため、ここでは代表的な6つの用法を整理します。実際の服用にあたっては、必ず医師の指示および添付文書に従ってください。

トリコモナス症の場合

項目用法・用量服用期間
1回の用量250mg10日間
1日の服用回数2回
対象男女ともに同様

男女ともに同一スキームで治療を行います。パートナーが無症状であっても、再感染を防ぐために同時治療を行うことが原則です。

嫌気性菌感染症の場合

項目用法・用量服用期間
1回の用量250から500mg7から14日間
1日の服用回数3から4回
1日の最大用量1,500から2,000mg

感染部位や重症度に応じて用量・期間を調整します。重症例ではセフェム系やキノロン系などとの併用が一般的です。

クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)の場合

項目用法・用量服用期間
1回の用量250から500mg10から14日間
1日の服用回数3から4回
位置づけ軽症例の代替薬

現行のIDSAガイドラインでは経口バンコマイシンやフィダキソマイシンが第一選択ですが、薬剤入手性などの観点からメトロニダゾールが選択される場面もあります。

ヘリコバクター・ピロリ2次除菌の場合

項目用法・用量服用期間
メトロニダゾール1回250mg × 1日2回7日間
アモキシシリン1回750mg × 1日2回
PPI(プロトンポンプ阻害薬)常用量 × 1日2回

3剤を同時に7日間継続する併用療法です。期間中はアルコールを完全に避けてください。

細菌性腟症(BV)の場合

項目用法・用量服用期間
1回の用量250mg7日間
1日の服用回数2回

CDC性感染症ガイドラインに準拠した推奨レジメンです。症状が改善しても、定められた期間は服用を継続してください。

アメーバ赤痢・ランブル鞭毛虫症の場合

項目用法・用量服用期間
1回の用量500から750mg10日間
1日の服用回数3回

赤痢アメーバの治療では、組織内アメーバの根絶後にパロモマイシン等の腸管内アメーバ駆除薬を追加投与することが推奨されています。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

フラジールは食後に服用することで、悪心や胃部不快感などの消化器系副作用を軽減できることが知られています。

空腹時の服用は避けたほうがよいでしょう。

また、服用期間中だけでなく、最終服用から72時間(3日間)はアルコールを完全に回避する必要があります。

これはメトロニダゾールがアルデヒド脱水素酵素を阻害し、体内でのアセトアルデヒド蓄積を引き起こすためです。

飲酒予定がある場合は、服用スケジュールの調整について事前に医師に相談してください。

症状が早期に改善しても、自己判断で中止すると耐性化や再燃のリスクが高まります。

処方された期間は最後まで服用を継続することが治療成功の鍵となります。

フラジールの警告・禁忌・副作用

警告

妊娠3か月以内の女性は本剤を服用してはなりません。動物試験において催奇形性が報告されており、添付文書上も妊娠初期は禁忌となっています。妊娠中・授乳中の方は必ず事前に医師へ申告してください。

禁忌

  • 本剤の成分またはニトロイミダゾール系薬剤に過敏症の既往歴がある方
  • 脳・脊髄に器質的疾患のある方(中枢神経系副作用が増強する恐れ)
  • 妊娠3か月以内の方
  • 過去にメトロニダゾールで末梢神経障害を起こした方

副作用

比較的多い副作用

  • 消化器症状(悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛)
  • 口内の金属味・苦味
  • 口腔内乾燥(ドライマウス)
  • 尿の暗色化(薬剤の代謝物による)

重大な副作用

  • 末梢神経障害(手足のしびれ・知覚異常):長期連用で発現リスクが上昇
  • 中枢神経症状(痙攣、運動失調、意識障害、脳症)
  • 無菌性髄膜炎
  • 白血球減少症、汎血球減少症
  • Stevens-Johnson症候群、中毒性表皮壊死融解症(TEN)
  • 肝機能障害、黄疸
⚠️薬剤師による補足
Atsu

口内の金属味や尿の暗色化はメトロニダゾールに特有の副作用であり、発現頻度は比較的高いものの、健康への実害はなく、服用終了後には速やかに消失します。

一方で、手足のしびれ・感覚異常(末梢神経障害)や、ふらつき・歩行時のバランス障害(小脳失調)、痙攣などの神経症状は重大な副作用に該当します。

これらの症状が出現した場合は直ちに服用を中止し、医療機関を受診してください。

末梢神経障害は長期連用や高用量投与で発現リスクが上昇しますが、比較的短期間の使用でも起こり得るため、服用中は手足の感覚に異変がないか意識的に観察することが大切です。

フラジールの他の薬との相互作用

アルコール

フラジール服用中・服用後3日間にアルコールを摂取すると、アセトアルデヒド代謝が阻害されてジスルフィラム様反応を起こすことが知られています。具体的には腹痛、悪心、嘔吐、頭痛、顔面紅潮、動悸などの症状が現れます。

  • 飲酒は服用前後を通じて完全に避けてください
  • プロピレングリコールを含む製品(一部の医薬品・食品)も避けるべきです

ワルファリン

メトロニダゾールはワルファリンの代謝を阻害し、抗凝固作用を増強します。出血傾向のリスクが高まるため、ワルファリン服用中の方は併用に注意が必要です。

  • 併用時はPT-INRをこまめにモニタリングする必要があります
  • 必要に応じてワルファリンの用量調整が行われます

フェニトイン

抗てんかん薬フェニトインの血中濃度を上昇させる可能性があります。フェニトイン中毒(眼振、運動失調、傾眠など)に注意が必要です。

  • 併用時はフェニトイン血中濃度の測定が望ましいです
  • 異常を感じたらただちに医師へ相談してください

リチウム

炭酸リチウムとの併用によりリチウム血中濃度が上昇し、リチウム中毒を引き起こすリスクがあります。手指振戦、口渇、傾眠、運動失調などの症状に注意が必要です。

  • 双極性障害でリチウムを服用中の方は、必ず処方医に相談してください
  • 併用時はリチウム血中濃度のモニタリングが行われます

シクロスポリン

免疫抑制剤シクロスポリンとの併用により、シクロスポリン血中濃度が上昇することが報告されています。腎機能障害などの副作用リスクが高まる可能性があります。

  • 併用時はシクロスポリン濃度モニタリングを行ってください
  • 移植後管理中の方は必ず主治医へ申告してください

ジスルフィラム

抗酒薬ジスルフィラムとの併用により、精神病様症状や錯乱が起こる可能性があります。直近2週間以内にジスルフィラムを服用した方への投与は避けるべきです。

  • 2週間以内のジスルフィラム使用歴は必ず申告してください
  • アルコール依存症治療薬を服用中の方は併用を避けるべきです
⚠️薬剤師による補足
Atsu

メトロニダゾールはCYP2C9の阻害作用を有しており、この酵素で代謝される薬剤(ワルファリン、フェニトインなど)との相互作用に注意が必要です。

また、リチウムやシクロスポリンの血中濃度を上昇させることも報告されています。

さらに、5-FU系抗がん薬(フルオロウラシルなど)との併用では、5-FUの血中濃度上昇による毒性増強が報告されており、併用注意とされています。

がん治療中の方は必ず処方医に本剤の服用を申告してください。

処方薬だけでなく、市販薬・漢方薬・サプリメントを日常的に使用している方も、服用開始前に薬剤師へ相談することをお勧めします。

フラジールの注意事項

  • 服用中および服用後3日間はアルコールを完全に避けてください(ジスルフィラム様反応)
  • 長期連用は避けるべきです。末梢神経障害のリスクが上昇します
  • 妊娠3か月以内の方は服用しないでください
  • 授乳中の方は服用前に医師に相談してください
  • 症状が改善しても、定められた服用期間は完遂してください
  • 高温多湿を避け、こどもの手の届かない場所に保管してください
⚠️薬剤師による補足
Atsu

フラジールは効果の高い抗感染症薬ですが、適応症に応じた正しい用法・用量を守ることが治療成功の鍵となります。

とくにアルコールとの併用は強い副作用を引き起こすため、服用期間中は飲み会などの予定にも注意が必要です。

少しでも体調に異変を感じた場合は、自己判断せず速やかに医師または薬剤師に相談してください。

フラジールのよくある質問

フラジールはトリコモナス症以外にも使えますか?

はい、メトロニダゾールはトリコモナス症のほかに、嫌気性菌感染症、偽膜性大腸炎(CDI)、ヘリコバクター・ピロリ2次除菌、細菌性腟症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫症など多彩な感染症に対して使用されます。

適応症によって用量・服用期間が大きく異なるため、必ず医師の指示に従って服用してください。

服用中にお酒を飲んでも大丈夫ですか?

いいえ、フラジール服用中および服用後3日間はアルコールを完全に避けてください。ジスルフィラム様反応により、腹痛・悪心・嘔吐・頭痛・顔面紅潮などの強い症状が現れる可能性があります。

プロピレングリコールを含む医薬品や食品にも注意が必要です。

男性もフラジールを服用する必要がありますか?

はい、トリコモナス症は性行為で感染するため、パートナーである男性が無症状であっても再感染防止のために同時治療を行うのが原則です。

男性側でも尿道炎や前立腺炎の原因となる可能性があるため、女性側の治療と並行して男性も同じスキームで服用することが推奨されます。

ヘリコバクター・ピロリの除菌療法ではどのように使いますか?

日本ではヘリコバクター・ピロリの2次除菌療法として、PPI+アモキシシリン+メトロニダゾールの3剤を1日2回・7日間服用するレジメンが標準です。

1次除菌でクラリスロマイシンが効かなかった場合の選択肢として、約90%前後の除菌成功率が報告されています。

クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)にも使えますか?

はい、軽症のCDIに対してはメトロニダゾール経口投与が選択肢となります。ただし米国感染症学会(IDSA)の現行ガイドラインでは経口バンコマイシンやフィダキソマイシンが第一選択とされています。

CDI治療は原因抗菌薬の中止や補液管理が必須となるため、自己判断での服用は避け、必ず医療機関での治療を受けるべきです。

尿が黒っぽくなりました。大丈夫でしょうか?

はい、メトロニダゾールの代謝物による現象であり、健康への影響はありません。服用終了後は速やかに通常の色に戻ります。

添付文書にも記載されているメトロニダゾール特有の現象で、心配する必要はありません。

フラジールに関連する添付文書等の参考資料

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