ルミガン(まつ毛育毛剤:ビマトプロスト)
ルミガンは、短くて細い少量のまつ毛を改善したい方に適したまつ毛育毛薬です。緑内障治療薬の「まつ毛が濃く長くなる」副作用を逆手にとり、まつ毛育毛薬としても使用されています。
有効成分のビマトプロストが、まつ毛の根元にはたらきかけてまつ毛の成長期を延長させ、濃く太いまつ毛への成長を促します。副作用として、まぶたの色素沈着などが報告されているため注意が必要です。
なお、本ページは薬剤師が執筆しております。
Jun薬剤師資格取得後、CROにて臨床開発業務に従事。現在は複数の調剤薬局でエリアマネージャーを務めながら、医療系メディアにて記事執筆も担当しています。
さらに、医学誌編集経験を持つ看護師が最終確認を行い、医療の専門家による二重のチェック体制で情報の正確性を担保しています。
Ray看護師資格を有し、総合病院で勤務。退職後、出版社に勤務し、医学誌の編集も担当しておりました。
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ルミガンの概要
- まつ毛貧毛症(まつ毛が少ない、短い、細い)に対する育毛薬
- 有効成分がまつ毛の成長期を延長させてまつ毛を濃く、太く、長くする
- 有効成分の効果が医学的に認められている
ルミガンは、まつ毛が短く、細い症状でお悩みの方におすすめのまつ毛育毛薬です。緑内障治療として使用されていますが、副作用症状からまつ毛の育毛にも使われるようになりました。有効成分がまつ毛の根元部分にある毛母細胞に作用し、成長期を延長させてまつ毛を濃く太く長く成長させる作用があると考えられています。
効果は医学的にも認められており、4ヶ月間の継続使用で77.3%の方にまつ毛の印象が改善した報告があります。
| 商品名 | ルミガン |
|---|---|
| 内容量 | 3mL |
| 効果・効能 | まつ毛貧毛症 |
| 有効成分 | ビマトプロスト 0.03% |
| 副作用 | 虹彩色素過剰(黒目の色が濃くなる)、眼瞼溝深化(まぶたがくぼむ) 目の充血、目やに、目の乾燥、まぶたの色素沈着、目のかゆみ など |
| 形状・剤形 | 外用液剤 |
| ブランド | Allergan India Pvt Ltd. |
ルミガンはこんな方におすすめ
- 細く短いまつ毛にお悩みの方
- 自まつ毛のボリュームを増やしたい方
- 市販のまつ毛美容液では効果が感じられなかった方
- 医療用の成分でまつ毛を育毛したい方
ルミガンは市販のまつ毛美容液には含めない医療用成分を含むまつげ育毛薬であるため、市販薬では効果が感じられなかった方は試してみるとよいでしょう。また、まつ毛エクステやパーマでのダメージが気になる方にもおすすめです。
ルミガンの有効成分について
ルミガンの有効成分はビマトプロストで、まつ毛の根元部分にある毛包に作用し、まつ毛の成長期を延ばす作用が認められています。これによってまつ毛が十分に成長し、濃く太いまつ毛への成長効果が期待できるのです。この作用から、まつ毛の発毛が十分でないまつ毛貧毛症の治療薬として使用されています。
Junルミガンと同じ成分を含むグラッシュビスタの臨床試験では、以下のような結果が得られています。
・1つの毛包から生えるまつ毛が2本になった
・毛包の数は変化なし
このことから、ルミガンには元からある毛包のはたらきを活発にしてまつ毛を増やす作用があると考えられますが、毛包がない部分に塗っても発毛効果は期待できないため注意しましょう。
ルミガンの効果・効能
- まつ毛貧毛症
まつ毛は、成長を支える組織である毛包から伸びています。まつ毛が細く少ない方は、ヘアサイクルが乱れておりまつ毛の成長期が短い状態です。
有効成分であるビマトプロストはまつ毛の根元部分にある毛包に作用し、まつ毛の成長期を延長させます。その結果、まつ毛が十分に成長でき濃く太く長いまつ毛を実現できると考えられています。
Jun臨床試験では、特発性睫毛貧毛症がある成人日本人173名にビマトプロストを1日1回4ヶ月間塗布したところ、以下のような効果が得られました。
・77.3%がまつ毛の状態スコア(GEA-Jスコア)が治療前から1段階以上改善
・上まつ毛の太さが治療前から0.35mm2増加
・上まつ毛の長さが治療前から1.62mm延長
・上まつ毛の色の濃さが治療前から−12.02(明度単位)濃くなった
また、抗がん剤治療の副作用でまつ毛を失った人にも同様の効果が認められています。
ルミガンの服用方法・使用方法
| 1回の用量 | 1滴 |
|---|---|
| 1日の使用回数 | 1回 |
| 使用間隔 | 24時間 |
| 使用するタイミング | 就寝前 |
- 化粧を落とし、洗顔後の清潔な状態で使用しましょう。
- アプリケータに液を1滴染み込ませ、上まつ毛の生え際部分に目頭から目尻方向に塗ってください。
- 塗るときは、液が目の中に入らないよう気をつけましょう。液がまつ毛の生え際以外についた場合は、ティッシュなどで拭き取るか洗い流してください。
使用上の注意
- 上まつ毛の生え際に塗り、点眼や下まつ毛に塗らないでください。
- 片眼ごとに1滴使用し、塗る際は専用のアプリケータ(まつ毛ブラシ)を使いましょう。アプリケータは片眼ごとに新しいものに取り替えてください。
- 容器の先端に手がふれないよう気をつけましょう。
- コンタクトレンズ使用中の方は、レンズを外してから使用してください。15分以上経過すればコンタクトレンズをつけられます。
Jun薬液がまぶたなどの皮膚に付くと、メラニンの生成が促進されて色素沈着を引き起こし、皮膚が黒ずみやすくなります。この状態を防ぐために、皮膚に薬液がついた場合はティッシュなどでよく拭き取りましょう。
薬液を塗りすぎると液垂れを起こして色素沈着の原因となるため、さっと塗る程度にしておきましょう。
瞬きの回数が減り、薬液が他の部分に広がるのを予防できるため就寝前の使用をおすすめします。
万が一、ティッシュで拭き取れきれなかった薬液があった場合でも翌朝の洗顔で落とせるため色素沈着のリスクを減らせるでしょう。
ルミガンの警告・禁忌・副作用
警告
該当なし
禁忌
有効成分であるビマトプロストで過敏症を起こしたことがある方
重大な副作用
- 虹彩色素過剰(黒目の色が濃くなる)
- 眼瞼溝深化(まぶたがくぼむ)
日本人を対象とした臨床試験では報告されていませんが、症状の出現に注意してください。
副作用
- 結膜炎(目の充血、目やに、かゆみ、まぶたの腫れなど)
- 目のまわりの色素沈着、多毛
などが現れたら、使用を中止しましょう。
ルミガンの他の薬との相互作用
併用しないこと
- 該当なし
併用に注意すること
- プロスタグランジン系点眼剤(ラタノプロストなど)
併用すると、眼圧上昇がみられるおそれがあります。
ルミガンの注意事項
- 黒目やまぶたへの色素過剰(メラニンの増加)で、黒目やまぶたまわりの皮膚の色が濃くなる可能性があります。まぶた周りの色素沈着は使用をやめると少しずつ改善しますが、黒目虹彩の色素沈着は改善しないおそれがある点に注意してください。
- 目の表面である角膜上皮の炎症が起きる場合があります。以下のような症状が続く場合は、使用をやめて必要に応じて受診してください。
- 目がしみる
- 目がかゆい
- 目が痛い
- 水晶体がない方や眼内レンズを挿入している方は、使用すると黄斑浮腫やそれにともなう視力低下を引き起こすおそれがあります。
- 以下の方は使用前にかかりつけ医に相談してください。
- 目の病気で治療中の方
- 目の手術をした方
- 以下の方は使用を避けてください。動物実験で早産や流産、母乳への移行が確認されています。
- 妊婦または妊娠している可能性がある方
- 授乳中の方
- 高齢者は生理機能が低下しています。症状が強く出る場合があるので注意して使用しましょう。
- 小児に対する安全性は確立されていないため、使用を避けてください。
- 抗がん剤治療中の方は、治療終了後4週間後以降に使用しましょう。治療期間中〜終了後4週以内での使用における安全性や有効性は確立していません。
ルミガンのよくある質問
効果を感じるまでにどれくらいかかりますか?
臨床試験では、使用1ヶ月後から効果が得られ始めており、4ヶ月後に効果が最大に達しています。ただし、個人差がある点に注意しましょう。使用をやめると元のまつ毛に戻るため、毎日の継続使用が大切です。
早くまつ毛を増やしたいです。1日2回塗ってもよいですか?
1日1回以上塗ることは避けましょう。塗った回数や量が多いからといって、効果が得られるわけではありません。逆に、目の炎症や皮膚の色素沈着といった副作用が起きる可能性が高くなるため、決められた用法用量を守って使用してください。
ルミガンを朝に塗ってもよいですか?
副作用を防ぎつつ、効果を最大限に得るためには、就寝前の使用をおすすめします。就寝前に使用すると瞬きの頻度が少なくなるため、薬液が定着し効果が得られやすくなります。また、翌朝に洗顔することで色素沈着のリスクもおさえられるでしょう。
効果と副作用予防の観点から、就寝前に塗るようにしてください。