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フォルカン(Forcan) 200mgが4錠入ったシート(表面)
フォルカン(Forcan) 200mgが4錠入ったシート(裏面)
フォルカン(Forcan) 200mgが4錠入ったシート(表面)
フォルカン(Forcan) 200mgが4錠入ったシート(裏面)
商品の写真(医薬品のパッケージ)に関するご注意事項
ジフルカン(有効成分フルコナゾール)と同成分の抗真菌薬で、1回の服用で腟カンジダ症の治療が完結します。約1週間効果が持続する点が特長です。

フォルカン

Atsu 薬剤師が執筆
看護師 医療系国家資格を有する専門家(看護師)が確認済み
50mg 50mg
1錠 208
150mg 150mg
1錠 231
200mg 200mg
1錠 273
正規品保証 正規品保証
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フォルカン(腟カンジダ症治療薬:ジフルカン ジェネリック)

フォルカンは、腟カンジダ症をはじめとする各種真菌感染症の治療に用いられる有効成分フルコナゾールを含有した抗真菌薬「ジフルカン」のジェネリック医薬品です。1回の服用で約1週間にわたって効果が持続する点が特徴で、腟錠を6日間連続で使用する従来の治療法と同等の有効性が臨床試験で確認されています。

先発薬であるジフルカンはファイザー社によって開発された信頼性の高い抗真菌薬であり、フォルカンはその有効成分フルコナゾールをそのまま継承しています。同等の治療効果をより経済的な価格で得られるのがジェネリック医薬品の大きな利点といえるでしょう。

フォルカンはインドのCipla社が製造する海外製ジェネリック医薬品であり、日本国内では医薬品として承認されていません。日本国内で承認されているフルコナゾールのジェネリック医薬品とは流通経路が異なりますので、ご留意ください。

なお、本ページは薬剤師が執筆しております。

本ページを執筆した薬剤師
Atsu

調剤薬局に勤務している現役の薬剤師です。医療雑誌の編集経験もあり、薬学的な知見と編集者としての視点を併せ持っています。

※本ページの初稿は薬剤師が執筆しております。ただし本ページは一般的な医薬品情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療の代替となるものではありません。服用の可否や用量については、必ずかかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。

フォルカンの概要

  • 1回の服用で腟カンジダ症を治療できる利便性の高い抗真菌薬
  • 有効成分フルコナゾール150mgを1回服用し、81.6%の有効率が報告されている
  • 半減期が長く、1回の服用で約1週間にわたり抗真菌作用が持続する
  • 50mg・150mg・200mgの3規格があり、用途や症状に応じて選択できる
  • ジフルカン(ファイザー社)のジェネリック医薬品で、Cipla(シプラ)社が製造する

フォルカンを製造するシプラ(Cipla)は1935年創業のインドを代表する大手製薬企業であり、世界80か国以上にジェネリック医薬品や呼吸器治療薬を供給しています。WHO-GMP認証を取得した製造体制により、品質の高いジェネリック医薬品を安定的に供給している点が評価されています。

抗真菌薬分野においてもシプラは豊富な実績を有しており、フルコナゾールを含有するフォルカンもそのひとつです。先発薬ジフルカンと同じ有効成分・同じ用量設計で製造されるため、経済的な価格でジフルカン同等の治療効果を得られることが期待できるでしょう。

商品名フォルカン(Forcan)
内容量50mg:4錠
150mg:4錠
200mg:4錠
効果・効能腟カンジダ症、各種真菌感染症の治療
有効成分フルコナゾール 50mg/150mg/200mg
副作用悪心、下痢、腹部不快感、発疹、頭痛など
形状・剤形錠剤
ブランドシプラ(Cipla)
⚠️薬剤師による補足
Atsu

フルコナゾールは日本国内でも「ジフルカンカプセル」として医療用医薬品の承認を受けており、調剤現場で広く処方されている成分です。

腟カンジダ症に対する経口治療薬としての有効性・安全性は、国内の臨床試験で確認されています。

一方、フォルカンはインドのCipla社が製造する海外製ジェネリック医薬品であり、日本国内では薬事承認を受けていません。

有効成分と含量は先発品と同一ですが、添加物や製造工程が異なる可能性があり、日本の基準による生物学的同等性試験の情報は公開されていない点を理解しておく必要があるでしょう。

腟カンジダ症が疑われる場合は、まず医療機関を受診して正確な診断を受けることが基本となります。

自己判断での使用は、別の疾患を見逃すリスクにもつながるためご注意ください。

フォルカンはこんな方におすすめ

  • 腟カンジダ症の症状に悩んでいる方
  • 腟錠の挿入に抵抗があり、経口薬での治療を希望する方
  • 1回の服用で治療を完結させたい方
  • カンジダ症を繰り返している方
  • ジフルカンのジェネリックを経済的に利用したい方

フォルカンの有効成分について

フォルカンの有効成分フルコナゾールは、トリアゾール系に分類される抗真菌薬です。深在性真菌症治療剤として位置付けられ、カンジダ属やクリプトコッカス属などの真菌感染症に対して幅広い有効性を示します。

フルコナゾールは真菌の細胞膜を構成するエルゴステロールの生合成に関わる酵素(14α-ラノステロール脱メチル化酵素)を阻害することで、真菌の細胞膜機能を破綻させて増殖を抑制します。ヒトの細胞膜成分であるコレステロール合成への影響が少ないため、真菌にターゲットを絞って作用するのが特徴です。

また、フルコナゾールは経口投与時の吸収性に優れており、バイオアベイラビリティが90%以上と報告されています。半減期は約30時間と長く、1回の服用で安定した血中濃度が長時間維持されるため、腟カンジダ症に対しては1回服用のみで治療が完結する利便性の高さがあります。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

フルコナゾールはカンジダ属やクリプトコッカス属に対して高い抗真菌活性を示しますが、アスペルギルス属にはほとんど効果が期待できません。

さらに、同じカンジダ属であってもCandida glabrataやCandida kruseiはフルコナゾールに対する感受性が低いことが知られています。

特にC. kruseiは自然耐性を示すため、フルコナゾールの適応外です。

市販の腟カンジダ治療薬で改善しない場合や、自己判断でフルコナゾールを使用しても症状が続く場合は、原因菌の同定や薬剤感受性試験が必要になることがあります。

婦人科を受診し、適切な治療薬を選択してもらうことが重要です。

フォルカンの効果・効能

フォルカンの有効成分フルコナゾールは、幅広い真菌感染症に対して有効性が認められています。主な効能・効果は以下のとおりです。

  • カンジダ属に起因する腟炎および外陰腟炎
  • カンジダ属およびクリプトコッカス属による各種感染症(真菌血症、呼吸器真菌症、消化管真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎)
  • 造血幹細胞移植を受ける方における深在性真菌症の予防

腟カンジダ症に対するフルコナゾールの有効性は、先発薬ジフルカンの臨床試験で確認されています。カンジダ菌による腟炎または外陰腟炎を発症している99名を対象とした試験では、フルコナゾール150mgを1回服用した結果、81.6%にあたる80名で症状の改善が確認されました。

また、フルコナゾールは1回の服用で約1週間にわたり効果が持続するのが特徴です。従来の腟錠を6日間連続で使用する治療法と同等の有効性を示しながら、服用回数を大幅に削減できる利便性の高さが評価されています。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

腟カンジダ症は、女性の約75%が一生のうちに一度は経験するとされている、比較的頻度の高い感染症です。

日本での正確な罹患率データは限られていますが、婦人科外来では日常的に遭遇する疾患のひとつとなっています。

主な症状はかゆみ・おりものの異常(白色のカッテージチーズ様)・灼熱感などで、抗菌薬使用後・妊娠中・糖尿病・免疫力低下時などに発症リスクが高まります。

フルコナゾールによる内服治療は、腟錠の挿入が困難な方や簡便な治療を希望する方に適した選択肢です。

ただし、初めて症状が出た場合は自己判断せず、まず医療機関で診断を受けることをおすすめします。

フォルカンの服用方法

フォルカンは適応症や症状によって服用方法が異なります。水またはぬるま湯で服用してください。自己判断での用量変更は避け、症状に適した用量を選択する必要があります。

腟カンジダ症の治療

項目1回の用量服用回数
腟カンジダ症150mg(150mg錠を1錠)1回のみ

カンジダ症(腟カンジダ症を除く)の治療

項目1回の用量1日の服用回数
カンジダ症50から100mg1回

クリプトコッカス症の治療

項目1回の用量1日の服用回数
クリプトコッカス症50から200mg(重症時は400mgまで増量可)1回

服用上の注意点

  • 腟カンジダ症の場合、効果判定は服用後4から7日目を目安に行う
  • 効果が認められない場合は、別の治療法を検討する
  • 腎機能に障害のある方は用量調整が必要となる
  • 自己判断で用量を変更せず、症状に適した用量を選択する
⚠️薬剤師による補足
Atsu

腟カンジダ症の治療では、服用直後に症状が消失するわけではありません

フルコナゾールは血中から腟組織・腟分泌液へ良好に移行し、服用後数日間にわたって腟分泌液中の薬物濃度がカンジダ属に対する最小発育阻止濃度(MIC)以上に維持されることで効果を発揮します。

そのため、服用から4から7日程度かけて症状が改善していくのが通常の経過です。

服用後すぐに症状が残っていても焦る必要はありません。

なお、フルコナゾールは食事の影響をほとんど受けないため、食前・食後を問わず服用可能です。

フォルカンの規格の選び方

フォルカンには50mg・150mg・200mgの3種類の規格があります。適応症や症状に応じて適切な規格を選ぶ必要があります。

50mg錠

さまざまな真菌感染症に対応できる汎用的な規格です。カンジダ症やクリプトコッカス症の治療において、用量調整がしやすいのが特徴となっています。

150mg錠

主に腟カンジダ症の治療に用いられる規格です。1回の服用のみで治療が完結するため、最も利便性が高いでしょう。腟カンジダ症の治療を目的とする場合は、この規格がおすすめです。

200mg錠

クリプトコッカス症など重症化した真菌感染症の治療に用いられます。造血幹細胞移植を受ける方における深在性真菌症の予防にも使用されることがあります。

フォルカンの警告・禁忌・副作用

禁忌(服用できない方)

次に該当する方は、フォルカンを服用すべきではありません

  • 妊婦または妊娠している可能性のある方(催奇形性の報告あり)
  • フルコナゾールに対して過敏症の既往歴のある方
  • トリアゾラム、エルゴタミン、キニジン、ピモジドなど特定の薬剤を服用中の方

慎重投与(服用に注意が必要な方)

次に該当する方は、服用にあたって医師または薬剤師への相談が必要です。

  • 肝機能障害のある方
  • 腎機能障害のある方
  • 心疾患または電解質異常のある方
  • 高齢者
  • 授乳中の方(授乳は避けることが望ましい)

主な副作用

フルコナゾールの服用により、以下の副作用があらわれる場合があります。症状別に分類して紹介します。

消化器症状

  • 悪心(1.9%)、下痢(1.9%)、腹部不快感、腹痛、食欲不振

皮膚症状

  • 発疹、剥脱性皮膚炎

精神・神経系症状

  • 頭痛、めまい、傾眠

重大な副作用(頻度不明)

  • ショック、アナフィラキシー
  • 中毒性表皮壊死融解症(TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
  • 肝障害(黄疸、肝炎、肝不全など)
  • 血液障害(無顆粒球症、汎血球減少症など)
  • QT延長、心室頻拍

異常を感じた場合は、使用を中止して経過を観察してください。症状が持続する場合は医療機関を受診することをおすすめします。

⚠️薬剤師による補足
Atsu

フルコナゾールは主に腎排泄される薬剤ですが、肝機能への影響も報告されており、肝機能障害のある方では肝炎や肝不全が増悪するリスクがあります。

腎機能障害のある方ではクリアランスが低下するため、用量の調整が必要です。

妊娠中の服用については、海外の疫学調査で高用量(400から800mg/日)の長期投与により先天異常のリスク上昇が報告されています(ジフルカンカプセル添付文書)。

現時点では添付文書上「妊婦禁忌」とされているため、妊娠中または妊娠の可能性がある方は使用を避けてください。

また、フルコナゾールは複数のCYP酵素を阻害する作用があるため、常用薬がある方は薬物相互作用の確認が不可欠です。

自己判断での服用開始は避け、医師・薬剤師に相談することを強くおすすめします。

フォルカンの他の薬との相互作用

フルコナゾールはCYP2C9・CYP2C19・CYP3A4といった薬物代謝酵素を阻害するため、多くの薬剤との相互作用があります。併用中の薬がある場合は、必ず医師・薬剤師に伝えてください。

併用禁忌(併用できない薬)

トリアゾラム(ハルシオン等)

フルコナゾールとの併用により、トリアゾラムの血中濃度が上昇し、作用が増強・延長するおそれがあります。

  • トリアゾラムの作用が強くなり、眠気や脱力感が長引く可能性がある

エルゴタミン製剤

エルゴタミン製剤との併用により、血管攣縮等の重篤な副作用を起こすおそれがあります。頭痛治療薬に含まれる場合があるため、併用薬の確認が必要です。

  • 血管攣縮による四肢の冷感・しびれ・虚血症状のリスクがある

キニジン、ピモジド

キニジンやピモジドとの併用により、QT延長やtorsade de pointesを発現するおそれがあります。心血管系への影響が大きいため、併用は避けるべきです。

  • 致死的な不整脈につながる可能性があり、併用は厳禁

併用注意(併用に注意が必要な薬)

ワルファリン

フルコナゾールとワルファリンの併用では、プロトロンビン時間の延長・出血傾向が報告されています。抗凝固療法中の方は注意が必要です。

  • 出血リスクが上昇するため、併用時はPT-INRモニタリングが推奨される

スルホニル尿素系血糖降下薬

スルホニル尿素系血糖降下薬との併用では、血糖降下薬の血中濃度が上昇し、低血糖を起こすおそれがあります。

  • 糖尿病治療中の方は血糖値の変動に注意が必要

カルシウム拮抗薬、HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン系)

カルシウム拮抗薬やスタチン系薬剤との併用では、これらの薬剤の血中濃度が上昇する場合があります。

  • 過度の血圧低下や横紋筋融解症などの副作用リスクに注意

経口避妊薬

経口避妊薬との併用では、エチニルエストラジオールやレボノルゲストレルの血中濃度が上昇することがあります。

  • ホルモン成分の過剰曝露となる可能性があるため経過観察が必要

フォルカンの注意事項

  • 用法・用量を守って正しく服用する
  • 腟カンジダ症の場合、服用後4から7日で効果を判定し、改善が見られない場合は別の治療法を検討する
  • 妊娠中の方は服用できない
  • 授乳中の方は授乳を避ける
  • 他の薬を服用している方は、相互作用に注意する
  • 高温・多湿を避け、直射日光の当たらない涼しい場所で保管する
  • 小さなお子さまの手の届かない場所に保管する

フォルカンのよくある質問

フォルカンは何日で効果があらわれますか?

腟カンジダ症の場合、服用後4から7日を目安に効果を判定します。フルコナゾールは効果の持続性に優れており、1回の服用で約1週間にわたり抗真菌作用が持続します。

ただし、服用直後に症状が消失するわけではないため、焦らず1週間程度は経過を観察することをおすすめします。それでも改善しない場合は、別の真菌が原因である可能性もあるため、医療機関の受診を検討してください。

フォルカンと腟錠はどちらが効果的ですか?

臨床試験の結果、フルコナゾール150mgを1回服用する治療法は、腟錠を6日間連続で使用する治療法と同等の有効性を示しています。利便性を重視する場合は、1回の服用で済むフォルカンが適しているでしょう。

一方、局所的に作用させたい方や経口薬に抵抗がある方は、腟錠が選択肢となります。体質やライフスタイルに合わせて、医師や薬剤師と相談しながら選ぶことをおすすめします。

フォルカンを服用中にアルコールは飲めますか?

フルコナゾールとアルコールの相互作用に関する明確な禁忌はありません。ただし、アルコールは肝臓で代謝されるため、肝機能への負担を避ける意味でも、服用中の飲酒は控えめにするのが望ましいでしょう。

また、腟カンジダ症は免疫力の低下が発症の引き金になることもあります。治療中は過度の飲酒を避け、体調を整えることをおすすめします。

カンジダ症が再発した場合、再度服用できますか?

再発した場合は再度服用可能です。ただし、年に4回以上再発する場合(再発性腟カンジダ症)は、維持療法として定期的な服用が必要になることがあります。

頻繁に再発するようであれば、自己判断での繰り返し服用は避け、婦人科など専門の医療機関に相談するのが望ましいでしょう。背景に基礎疾患が隠れている可能性もあります。

フォルカンに関連する添付文書等の参考資料

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